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急・異種獣人同士で子づくり!?ノァズァークのヒミツ編
30.Great Artifical Clystal Heart Action
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ジーニョは落ちくぼんだ顔のまま、ごそごそと工房の机を漁った。曲がった腰やふらついた足元が、なんとも哀れを誘う。弱りかたにゴズメルのほうがうろたえるほどだ。
(……そうだよな、ひきこもりのジーニョじいさんにとって、心優しいリリィは女神みたいなモンなのかも)
考えてみれば、リリィを推しているのはジーニョに限った話ではない。アルティカの冒険者たちは、かわいくて親切、しかも有能なリリィのことが大好きだ。
もしも彼女が結婚!なんてことになったら、冒険者協会の指揮はガタ落ちするかもしれない。
真実を知らないジーニョは、手にした水晶玉をゴトッとゴズメルの前に置いた。
「何を錬成するにせよ、まずは元絵がいる」
「もとえ?」
「……ふむ。おまえ、えーと、礼儀知らずでアホなメスのミノタウロス……」
「あたしの名前はゴズメルだよ!」
「よし、ゴズメル。好きな食べ物はなんだ」
「え? なんか食べさせてくれんのかい?」
「なんでもいいから好きな食べ物を思い浮かべろ!」
「なんでも……」
「一つだけだぞ」
ゴズメルはりんごとカレーが好きだ。肉より野菜が好きで、酒のつまみはピクルスや漬物が一番だと思っている。いけるくちだが甘いものも大好きだ。特にベリーの入った焼き菓子には目がない。
一つに決められるわけもなかったが、ジーニョが目を三角にして怒っているので、仕方なくりんごを思い浮かべることにした。ジーニョが鋭く指示を飛ばす。
「思い浮かべたら、その水晶玉に手を触れさせるんだ」
「うん」
占いに使うような水晶玉だ。内側でなにか回路が光っているのはジーニョの細工だろう。
ゴズメルは、赤くて光沢のある、たっぷりと蜜の詰まったりんごを想像して、水晶玉を両手で包んだ。と、透明な水晶玉が紫がかっていき、特徴的な効果音が鳴る。
「離していいぞ。……はぁ、おまえはずいぶん意地汚いようだな、ゴズメル」
老眼鏡をかけたジーニョは、なにやら奇妙な石板を小枝のような棒でつついている。
ゴズメルが石板を覗き込むと、そこには思い浮かべたのと同じ、ツヤッとしたりんごが映っていた。
「わ! おいしそう」
声をあげたゴズメルに、ジーニョは「おまえの想像力はまったくお粗末だ」と、吐き捨てた。
「なんでさ。だいたいコレはいったいなんなんだよ」
「水晶玉と石板に仕込んだ魔物を感応させて、使用者のイメージを絵に起こす魔道具だ。俺がつくった」
「はぇ……?」
「命名するなら『Great Artifically Clystal Heart Action』……略して『GACHA』といったところか」
何を言ってるのかさっぱりわからないが、発明品を見せびらかすジーニョは満足げだった。
ゴズメルはおずおずと言った。
「でも、思い浮かべたとおり、ちゃんと美味しそうなりんごが映ってると思うけど……」
「どこがだ」
ジーニョが小枝で石板を操作すると、3Dのりんごが回転する。
裏面の物凄さに、ゴズメルは「おほっ」と声を漏らした。
酒瓶の先が突き出しているし、びちゃびちゃした茶色いものはカレーライスだろうか。ピクルスに焼き菓子など、先ほど思い浮かべたものがすべて反映されている。
ジーニョはイライラと石板を操作した。切り替わった画面には十枚の画像が投影されている。水晶玉で映しとった頭の中の平面的なイメージを、石板の中で組み合わせて立体的なイメージに変えているらしい。
結果、一枚一枚はおいしそうな食べ物を描いていても、総合すると恐ろしいキメラができあがる、というわけだった。
「集中力が低いからこういうことになるんだ。愚か者め」
「だって好きな食べ物とか言うから……」
ジーニョはゴズメルをギロッと睨んで黙らせた。
「これは、たいへん先駆的な優れた魔道具なんだぞ。それをおまえなんぞに十連を無料で回させてやったんだ。ありがたく思えっ」
「じゅうれん……?」
「十連写だっ」
ゴズメルは閉口した。ジーニョは確かに優れた発明家なのかもしれないが、短気すぎるのではないか。だが、リリィのためにも、ここはうなずいておくしかない。
「なるほどね。貴重な体験をさせてくれてどうもありがとう。じゃ、おたくがこれを持ってアルティカまで出張してくれればいいわけだ。リリィならうまく、その元絵とやらを作れるだろうから」
「……俺はここから動かないぞ」
「なんだって?」
ゴズメルは耳を疑ってしまった。だがジーニョは発言を撤回せず、むしろキッパリと言った。
「俺はここから動かない!」
「なに言ってんだ、じいさん。具合の悪いリリィにトロバス使ってここまで来いってのか」
「相手の男をここまで連れてこい!」
「なっ……」
「相手の男は妖精の卵を一度見ているはずだ。妖精族がつがうのは一生にひとりだけ。その愛の証として、卵を生んで見せる習性がある」
ゴズメルは、リリィが自分の手のひらに卵を生んだ時のことを思い出した。狼狽するゴズメルの腕を強く引っ張り、手にまたがってきたのだ。あの慎ましいリリィが。
「言葉を使わずに一生の想いをアピールする、とても神秘的で雅やかな種族なのだ……はぁあああ、それをまったく、どこの馬の骨にひっかかったものやら! 一発殴ってやらんと気がすまん」
「……なんだよ! そこまで言うなら、じゃあ殴ってみろよ!」
カッとなったゴズメルは、叩く勢いで水晶玉に手を触れさせた。
(そんなにあたしが悪いのかよ!)
卵を生む姿は、今も記憶に焼き付いている。
ただ好きな人をひたすら愛しただけなのに、なぜこんなに責められてばかりなのだろう。リリィだってきっと、同じ気持ちであの綺麗な卵を生んでくれたのだとゴズメルは思う。
夢のように、一瞬で溶けてしまったけれど。
ジーニョは物凄い顔つきで、石板に映し出されたものを見ていた。
ゴズメルは全身を怒りで上気させて「ほらっ、殴れよっ」と凄んだ。
「ちゃんと妖精の卵が映ってるだろうがよ! あの子の彼氏はあたしだよっ」
「ンッ……えぇと、いやっ、ウーン……」
ジーニョは何やら歯切れの悪い返事をして石板を机に裏返してしまった。
妙な反応を訝しみ、ゴズメルは石板を取り上げる。直後「ギャッ」と声を上げた。
画面の中にはエロフィギュアめいたリリィの官能的な姿が映し出されていた。
脚の間にちらっと卵も見えるが、メインは腰を浮かせて乙女座りしているリリィのほうだ。目を閉じ、紅潮した頬には涙が伝っている。口づけを求めて顎を上げているさまが、なんとも妖艶だった。
「うわーっ死にさらせジジイ! 今見たものの記憶を脳から消せー!!」
「うるさいうるさい! 勝手にガチャ引いといて文句を言うなっ」
石板で禿げ頭を殴ろうとするゴズメルに、ジーニョも杖を使って応戦した。
戦うだけの理由がある。ゴズメルは愛するリリィとの大切な思い出を見られてしまい、ジーニョは推しの熱愛証拠画像を踏んでしまったのだ。
二人の死闘は三十分ほど続いたが、ジーニョがゴズメルの腹を弱弱しくパンチしたところでひとまずの決着はついた。
(……そうだよな、ひきこもりのジーニョじいさんにとって、心優しいリリィは女神みたいなモンなのかも)
考えてみれば、リリィを推しているのはジーニョに限った話ではない。アルティカの冒険者たちは、かわいくて親切、しかも有能なリリィのことが大好きだ。
もしも彼女が結婚!なんてことになったら、冒険者協会の指揮はガタ落ちするかもしれない。
真実を知らないジーニョは、手にした水晶玉をゴトッとゴズメルの前に置いた。
「何を錬成するにせよ、まずは元絵がいる」
「もとえ?」
「……ふむ。おまえ、えーと、礼儀知らずでアホなメスのミノタウロス……」
「あたしの名前はゴズメルだよ!」
「よし、ゴズメル。好きな食べ物はなんだ」
「え? なんか食べさせてくれんのかい?」
「なんでもいいから好きな食べ物を思い浮かべろ!」
「なんでも……」
「一つだけだぞ」
ゴズメルはりんごとカレーが好きだ。肉より野菜が好きで、酒のつまみはピクルスや漬物が一番だと思っている。いけるくちだが甘いものも大好きだ。特にベリーの入った焼き菓子には目がない。
一つに決められるわけもなかったが、ジーニョが目を三角にして怒っているので、仕方なくりんごを思い浮かべることにした。ジーニョが鋭く指示を飛ばす。
「思い浮かべたら、その水晶玉に手を触れさせるんだ」
「うん」
占いに使うような水晶玉だ。内側でなにか回路が光っているのはジーニョの細工だろう。
ゴズメルは、赤くて光沢のある、たっぷりと蜜の詰まったりんごを想像して、水晶玉を両手で包んだ。と、透明な水晶玉が紫がかっていき、特徴的な効果音が鳴る。
「離していいぞ。……はぁ、おまえはずいぶん意地汚いようだな、ゴズメル」
老眼鏡をかけたジーニョは、なにやら奇妙な石板を小枝のような棒でつついている。
ゴズメルが石板を覗き込むと、そこには思い浮かべたのと同じ、ツヤッとしたりんごが映っていた。
「わ! おいしそう」
声をあげたゴズメルに、ジーニョは「おまえの想像力はまったくお粗末だ」と、吐き捨てた。
「なんでさ。だいたいコレはいったいなんなんだよ」
「水晶玉と石板に仕込んだ魔物を感応させて、使用者のイメージを絵に起こす魔道具だ。俺がつくった」
「はぇ……?」
「命名するなら『Great Artifically Clystal Heart Action』……略して『GACHA』といったところか」
何を言ってるのかさっぱりわからないが、発明品を見せびらかすジーニョは満足げだった。
ゴズメルはおずおずと言った。
「でも、思い浮かべたとおり、ちゃんと美味しそうなりんごが映ってると思うけど……」
「どこがだ」
ジーニョが小枝で石板を操作すると、3Dのりんごが回転する。
裏面の物凄さに、ゴズメルは「おほっ」と声を漏らした。
酒瓶の先が突き出しているし、びちゃびちゃした茶色いものはカレーライスだろうか。ピクルスに焼き菓子など、先ほど思い浮かべたものがすべて反映されている。
ジーニョはイライラと石板を操作した。切り替わった画面には十枚の画像が投影されている。水晶玉で映しとった頭の中の平面的なイメージを、石板の中で組み合わせて立体的なイメージに変えているらしい。
結果、一枚一枚はおいしそうな食べ物を描いていても、総合すると恐ろしいキメラができあがる、というわけだった。
「集中力が低いからこういうことになるんだ。愚か者め」
「だって好きな食べ物とか言うから……」
ジーニョはゴズメルをギロッと睨んで黙らせた。
「これは、たいへん先駆的な優れた魔道具なんだぞ。それをおまえなんぞに十連を無料で回させてやったんだ。ありがたく思えっ」
「じゅうれん……?」
「十連写だっ」
ゴズメルは閉口した。ジーニョは確かに優れた発明家なのかもしれないが、短気すぎるのではないか。だが、リリィのためにも、ここはうなずいておくしかない。
「なるほどね。貴重な体験をさせてくれてどうもありがとう。じゃ、おたくがこれを持ってアルティカまで出張してくれればいいわけだ。リリィならうまく、その元絵とやらを作れるだろうから」
「……俺はここから動かないぞ」
「なんだって?」
ゴズメルは耳を疑ってしまった。だがジーニョは発言を撤回せず、むしろキッパリと言った。
「俺はここから動かない!」
「なに言ってんだ、じいさん。具合の悪いリリィにトロバス使ってここまで来いってのか」
「相手の男をここまで連れてこい!」
「なっ……」
「相手の男は妖精の卵を一度見ているはずだ。妖精族がつがうのは一生にひとりだけ。その愛の証として、卵を生んで見せる習性がある」
ゴズメルは、リリィが自分の手のひらに卵を生んだ時のことを思い出した。狼狽するゴズメルの腕を強く引っ張り、手にまたがってきたのだ。あの慎ましいリリィが。
「言葉を使わずに一生の想いをアピールする、とても神秘的で雅やかな種族なのだ……はぁあああ、それをまったく、どこの馬の骨にひっかかったものやら! 一発殴ってやらんと気がすまん」
「……なんだよ! そこまで言うなら、じゃあ殴ってみろよ!」
カッとなったゴズメルは、叩く勢いで水晶玉に手を触れさせた。
(そんなにあたしが悪いのかよ!)
卵を生む姿は、今も記憶に焼き付いている。
ただ好きな人をひたすら愛しただけなのに、なぜこんなに責められてばかりなのだろう。リリィだってきっと、同じ気持ちであの綺麗な卵を生んでくれたのだとゴズメルは思う。
夢のように、一瞬で溶けてしまったけれど。
ジーニョは物凄い顔つきで、石板に映し出されたものを見ていた。
ゴズメルは全身を怒りで上気させて「ほらっ、殴れよっ」と凄んだ。
「ちゃんと妖精の卵が映ってるだろうがよ! あの子の彼氏はあたしだよっ」
「ンッ……えぇと、いやっ、ウーン……」
ジーニョは何やら歯切れの悪い返事をして石板を机に裏返してしまった。
妙な反応を訝しみ、ゴズメルは石板を取り上げる。直後「ギャッ」と声を上げた。
画面の中にはエロフィギュアめいたリリィの官能的な姿が映し出されていた。
脚の間にちらっと卵も見えるが、メインは腰を浮かせて乙女座りしているリリィのほうだ。目を閉じ、紅潮した頬には涙が伝っている。口づけを求めて顎を上げているさまが、なんとも妖艶だった。
「うわーっ死にさらせジジイ! 今見たものの記憶を脳から消せー!!」
「うるさいうるさい! 勝手にガチャ引いといて文句を言うなっ」
石板で禿げ頭を殴ろうとするゴズメルに、ジーニョも杖を使って応戦した。
戦うだけの理由がある。ゴズメルは愛するリリィとの大切な思い出を見られてしまい、ジーニョは推しの熱愛証拠画像を踏んでしまったのだ。
二人の死闘は三十分ほど続いたが、ジーニョがゴズメルの腹を弱弱しくパンチしたところでひとまずの決着はついた。
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