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急・異種獣人同士で子づくり!?ノァズァークのヒミツ編
14.着衣★
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ゴズメルはリリィにキスをした。唇に触れると、磁石のようにリリィが吸いついてくる。
「ふぐうぅ……はぁ、ん……っ」
挿し入れられた舌を、リリィは胸を反らして受け入れた。濡れた音が上からも下からもする。
リリィの両腕が、ゴズメルの首に回っていた。淫らに舌を擦り付けあうのと同じように、ゴズメルの指とリリィの女性器は互いに愛し合っていた。
「へぅ……っ」
リリィが情けない声を上げて舌を出す。ゴズメルはすかさず責めた。
「おらっ、イけっ」
雌穴を二本指で抜き差ししつつ、親指でクリトリスの根っこを刺激する。リリィのふくらはぎがピンと張った。
「ぅゃぁあ、あううっ」
発情した猫の声を上げながら、絶頂を極めようとつま先立ちになる。
「ごじゅめう、イくっ、イぐぅっ……!」
ハリのある乳房がブリンと上下する。リリィはとろけきった顔をさらし、ゴズメルの指を深く深く根本まで飲み込んでいた。ゴズメルはもう指を大きく動かさない。リリィが息を継いだ瞬間に、ぐーっと腹に向かって深く指を押し込むだけだ。
「んゃぁ、ア……っ」
リリィが膝から崩れ落ちる。ゴズメルが背中に腕を回して抱き留めなければ、頭を打っていたかもしれない。
ゆっくりと床に寝かせる間にも、リリィは裸の胸や股を痙攣させて絶頂していた。膝をすり合わせて身もだえするたびに、濡れた股がテラテラと光る。ゴズメルは目を細めて恋人の痴態を視姦した。
ここが自宅でないのがつくづく惜しい。全身を舐めまわしたくて仕方がないのだ。
「ごじゅめうぅ……」
「……ん」
「キス、して……」
元よりそのつもりだった。
◆ ◆ ◆
「ねぇ、これ、ほんとにやらなきゃだめなの……?」
「ダメ」
ゴズメルに下着を取り上げられたリリィは、素肌にそのまま制服を着させられていた。
「今のあんたには警戒心が足りないんだよ。男にベタベタ触られて赤くなったりしてさ。ちょっとは緊張して歩くことだね」
「でも……」
乳首の浮いた胸とスースーする股を、リリィは両手で庇った。
無人の図書室を片付ける間だけだ。
リリィはかえってポーッとしているようでもあるが、これも本人のためだ、仕方ない。
ゴズメルは心を鬼にして「さっ、キリキリ片付けよう」と腕まくりした。
「う……わ、わかったわ……」
リリィはよく図書室を利用するらしい。手の空いている時は、ほかの受付嬢たちと共にイーユンを手伝うこともあると言う。掃除用具の場所や、本棚の位置もよく心得ている。
「ちょっと……っ、下から覗かないでちょうだい……!」
「えっ! 覗いてないよ、だって押さえてないと、あっ、危ないっ」
リリィは資料を上の棚に返すため脚立に乗っていた。案の定、スカートを押さえたせいでバランスを崩す。
足を滑らせたリリィを、ゴズメルはどさどさ落ちてくる本ごと受け止めた。
「……ごめんなさい。大丈夫?」
「おう……」
ゴズメルは怒らなかった。スカートを気にしたのは警戒心のあらわれだし、もにゅんと顔に当たったバストの感触も悪くない。
なにより、リリィを抱きとめるときに、強く感じたことがあった。
「もしも……もしもだよ、リリィ。赤ちゃんができたら、絶対に高いところになんて登っちゃダメだからね」
「……卵生なんだから、私のおなかで赤ちゃんが育つわけじゃないのよ。ゴズメル」
「それでも、ダメだ」
ゴズメルは、まだリリィの胸に顔をうずめたままでいた。
「……私の体のことを調べてくれていたのね。ゴズメル」
一緒に資料を片付けていればわかることだ。リリィはそっとゴズメルの髪を撫でた。
ゴズメルはくぐもった声で尋ねた。
「ねえ、あれから卵を生むことはあったのかい?」
「……いいじゃない、別に」
「ってことは、生んだの? ひとりで」
「だって……」
がばっと顔を上げたゴズメルを、リリィは困ったように撫で続けた。
「卵って、基本的にひとりで生むものよ。ゴズメルが責任を感じることないわ」
「でも、あたしのこと考えて生むんだろう?」
「まぁ……それは……」
「違うの?」
ゴズメルの問いかけに、リリィは諦めたように「そうよ」とうなずいた。
「赤ちゃんがいたら……あなたが私のそばにずっといてくれるんじゃないかって、そう思うのよ。バカみたいでしょう? でも、頭が勝手にそう考えちゃうの。わかってちょうだい、ゴズメル……」
ゴズメルは、リリィが寂しい、寂しいと繰り返していたことを思い出した。リリィは卵を通じて、ゴズメルを自分のもとにつなぎとめようとしているのだ。
「ふぐうぅ……はぁ、ん……っ」
挿し入れられた舌を、リリィは胸を反らして受け入れた。濡れた音が上からも下からもする。
リリィの両腕が、ゴズメルの首に回っていた。淫らに舌を擦り付けあうのと同じように、ゴズメルの指とリリィの女性器は互いに愛し合っていた。
「へぅ……っ」
リリィが情けない声を上げて舌を出す。ゴズメルはすかさず責めた。
「おらっ、イけっ」
雌穴を二本指で抜き差ししつつ、親指でクリトリスの根っこを刺激する。リリィのふくらはぎがピンと張った。
「ぅゃぁあ、あううっ」
発情した猫の声を上げながら、絶頂を極めようとつま先立ちになる。
「ごじゅめう、イくっ、イぐぅっ……!」
ハリのある乳房がブリンと上下する。リリィはとろけきった顔をさらし、ゴズメルの指を深く深く根本まで飲み込んでいた。ゴズメルはもう指を大きく動かさない。リリィが息を継いだ瞬間に、ぐーっと腹に向かって深く指を押し込むだけだ。
「んゃぁ、ア……っ」
リリィが膝から崩れ落ちる。ゴズメルが背中に腕を回して抱き留めなければ、頭を打っていたかもしれない。
ゆっくりと床に寝かせる間にも、リリィは裸の胸や股を痙攣させて絶頂していた。膝をすり合わせて身もだえするたびに、濡れた股がテラテラと光る。ゴズメルは目を細めて恋人の痴態を視姦した。
ここが自宅でないのがつくづく惜しい。全身を舐めまわしたくて仕方がないのだ。
「ごじゅめうぅ……」
「……ん」
「キス、して……」
元よりそのつもりだった。
◆ ◆ ◆
「ねぇ、これ、ほんとにやらなきゃだめなの……?」
「ダメ」
ゴズメルに下着を取り上げられたリリィは、素肌にそのまま制服を着させられていた。
「今のあんたには警戒心が足りないんだよ。男にベタベタ触られて赤くなったりしてさ。ちょっとは緊張して歩くことだね」
「でも……」
乳首の浮いた胸とスースーする股を、リリィは両手で庇った。
無人の図書室を片付ける間だけだ。
リリィはかえってポーッとしているようでもあるが、これも本人のためだ、仕方ない。
ゴズメルは心を鬼にして「さっ、キリキリ片付けよう」と腕まくりした。
「う……わ、わかったわ……」
リリィはよく図書室を利用するらしい。手の空いている時は、ほかの受付嬢たちと共にイーユンを手伝うこともあると言う。掃除用具の場所や、本棚の位置もよく心得ている。
「ちょっと……っ、下から覗かないでちょうだい……!」
「えっ! 覗いてないよ、だって押さえてないと、あっ、危ないっ」
リリィは資料を上の棚に返すため脚立に乗っていた。案の定、スカートを押さえたせいでバランスを崩す。
足を滑らせたリリィを、ゴズメルはどさどさ落ちてくる本ごと受け止めた。
「……ごめんなさい。大丈夫?」
「おう……」
ゴズメルは怒らなかった。スカートを気にしたのは警戒心のあらわれだし、もにゅんと顔に当たったバストの感触も悪くない。
なにより、リリィを抱きとめるときに、強く感じたことがあった。
「もしも……もしもだよ、リリィ。赤ちゃんができたら、絶対に高いところになんて登っちゃダメだからね」
「……卵生なんだから、私のおなかで赤ちゃんが育つわけじゃないのよ。ゴズメル」
「それでも、ダメだ」
ゴズメルは、まだリリィの胸に顔をうずめたままでいた。
「……私の体のことを調べてくれていたのね。ゴズメル」
一緒に資料を片付けていればわかることだ。リリィはそっとゴズメルの髪を撫でた。
ゴズメルはくぐもった声で尋ねた。
「ねえ、あれから卵を生むことはあったのかい?」
「……いいじゃない、別に」
「ってことは、生んだの? ひとりで」
「だって……」
がばっと顔を上げたゴズメルを、リリィは困ったように撫で続けた。
「卵って、基本的にひとりで生むものよ。ゴズメルが責任を感じることないわ」
「でも、あたしのこと考えて生むんだろう?」
「まぁ……それは……」
「違うの?」
ゴズメルの問いかけに、リリィは諦めたように「そうよ」とうなずいた。
「赤ちゃんがいたら……あなたが私のそばにずっといてくれるんじゃないかって、そう思うのよ。バカみたいでしょう? でも、頭が勝手にそう考えちゃうの。わかってちょうだい、ゴズメル……」
ゴズメルは、リリィが寂しい、寂しいと繰り返していたことを思い出した。リリィは卵を通じて、ゴズメルを自分のもとにつなぎとめようとしているのだ。
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