【ふたなり百合】月イチ生える牛型巨女が魅了バフ持ち受付ヒーラーと協力してレベルアップ素材(童貞喪失精子)ゲットする【ゲーム系異世界】

春Q

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急・異種獣人同士で子づくり!?ノァズァークのヒミツ編

4.妖精の卵★ (産卵シーンあり)

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 二回、いや、三回シた。

 二度目の射精のあと、リリィが萎えた男根を口で清めてくれて、つい我慢がきかなくなった。

 すっかり勃起してしまった性器を一度口から離し、リリィはとろっと唾液を垂らした。

「いいわ、ゴズメル。このまま口のなかに射精して……ちゃんと、ぜんぶ飲むから……」

 長い髪をすっと耳にかける様子はこのうえなく品があって――なのに、ゴズメルを上目遣いに見つめながら舌と唇だけで奉仕するさまは信じられないほど卑猥だった。

 リリィの口は小さいし、ゴズメルの男性器は大きくて、頬がリスのようにふくらむのだ。口の中の肉にこすりつけるように頭を上下させながら、『射精して』『あなたの精子を飲ませて』と瞳で訴えてくる。

「ん……っ、リリィ……!」

 ゴズメルが腰を引いても、ますます吸いついてくる。ならばと喉の奥を押し返すと、くふんと甘い息を漏らした。

「ああっ、だめだっ、ナカに出させろ、種付けさせろっクソッ!」

 額を押さえつけるようにして、無理やり口から吐き出させる。ゴズメルは問答無用でリリィに覆いかぶさった。

「ぁっ、ひぁあっ」

 片膝を上げさせ、側位でねじこむ。胸に抱きしめたリリィの脚の震えから、彼女の極まり方が伝わってきた。ふくらはぎから腿を伝う汗を舐め、ゴズメルはぱちゅっぱちゅっと腰を使った。

 リリィを気持ちよくしたいのに、無責任なピストンが止まらない。孕ませたいと本気で思った。リリィのなかをゴズメルでいっぱいにして、ほかになにも這入らないようにしたい。

「やんっ、やっ、深いぃっ、おっきいのキちゃう、んぁああぁあ、いぃっ、イイッ」

 いく、と唇が動いたとたん、ゴズメルは頭の中で何かが突き抜けた気がした。三度目の、水のように薄い精子を吐き出しながら、腰が、背骨が、角まで痺れて、絶頂する。自分の女の部分でも果ててしまったのだ。

「~~~っ」

 びくん、びくんと大きく繰り返す痙攣を、リリィも巻き込まれた。あぁ、あぁ、と意味をなさない声を漏らして、余韻イキしてしまっている。ずるっと繋がりを解いてなお、リリィの目の焦点は合わなかった。

 口は閉じられず、舌もしまえず、膣口が粘液を吹きながらクパクパと開閉してしまっている。みっともない有様のリリィの膝や臍に、ゴズメルはキスした。

 下腹部が本当に孕んだようにふくらんでいることが無性に嬉しい。嬉しいのに切ないのはなぜだろう。二重に絶頂したゴズメルは、男としても女としても中途半端な自分を、急に意識してしまっていた。

「リリィ、ごめんね……あたし、我慢できなくて……」

 隣に寄り添うように横たわる。髪を撫で、頬にキスするうちに、リリィは落ち着いてきた。

「謝らないで……」

 そう言って、ゴズメルの胸に抱き着いてくる。

「私、切羽詰まって獣みたいに抱いてくれるあなたのことが、優しいあなたと同じくらい好きなの」

「痛いとこない……?」

「平気よ。気持ち良すぎて、ジンジンするだけ……」

 唇を合わせてくるリリィの下腹部を、ゴズメルはそっとさすった。リリィが困ったように笑う。

「そんなふうに撫でちゃ嫌よ。なんだか、恥ずかしいわ……」

「どうして?」

「だ、だって……」

 ゴズメルは続きを聞けなかった。その瞬間、リリィがぎくっと体を緊張させたからだ。

「ん、ぐっ……」

「リリィ!?」

 自分で自分の肩を抱き、苦しそうに身を縮めるリリィの額には、脂汗が浮かんでいた。

 異変を察したゴズメルは、がばっと身を起こして彼女の背中をさすった。

「どうしたの、苦しい!?」

「あっ……あぁっ……」

「待ってて、今、医者を……」

 慌てて行こうとするゴズメルの手を、リリィは握りしめた。痛みに耐えるのが精いっぱいで、言葉は出ない様子だ。だが、確かに首を左右に強く振った。

「い、医者は、嫌なの。どうする? どうしたらいい、あたし」

 冒険者としてこれまで数々の苦難を乗り越えてきたゴズメルだが、ベッドで恋人が急に苦しみだした時の対処法など、なにも思い浮かばない。パニックに陥るゴズメルの手を、リリィは強く引っ張った。

 引っ張ったうえ、手の平に乗る。ゴズメルの手首を膝で挟む。体勢を大きく崩したゴズメルの首に、リリィは腕を回した。ゴズメルはただされるがままになるほかない。リリィは汗をかいているのに寒そうに震えているのだ。

 それでも、キスしてくる。

 唇があまりにも柔らかくて、ゴズメルは不覚にも泣きそうになった。なんだかリリィが今にも死んでしまうような気がする。それでゴズメルに命がけで何かを遺そうとしているんじゃないかと思えてならないのだ。

 やがて、ゴズメルの手の平になにかプヨプヨと柔らかい、温かなものが触れた。

「!?」

 リリィは荒い息をついた。ゴズメルにキスしながら、ゆっくりと膝を立てる。

 そのうちゴズメルは、そのプヨプヨが手のひらよりもずっと小さくて、ビロードのようにすべすべしていることに気がついた。リリィが完全に膝立ちになったとき、その物体のかたちは明らかになった。

 柔らかいボールのようだが、青白く脈打つように光っていて、リリィの翅と同じような模様を持っている。

――昔話で聞いたことのある、妖精の、卵だとわかった。

「え……。えっ……?」

 ゴズメルは自分の手の中にある卵に、驚くほかない。リリィが「ごめんなさい」と、泣きそうな声で囁いた。

 聞き返す前に、ぱしゃっと卵は溶けた。光を失い、温かい水に変わってしまったのだ。

「……気にしないでと言っても、あなただって困ってしまうわよね。あのっ……わ、私も初めてなのだけれど、妖精族は……卵を産んでしまうことがあるのよ……」

「えぇっ……?」

 ゴズメルの声は悲鳴に近かった。リリィとベッドを共にするのはこれが初めてではない。第一、子供を授かるにはアジリニ神への祈願が必要なはずで、産んだ卵は水に変わってしまうし、何が何やらわからない。

 リリィは本当に恥ずかしそうだった。

「あの、なんていうのかしらね、つまり鳥のようなものよ。祈願していなくても産んでしまうの……もちろん、神様がお許しになっていないので、あんなふうにすぐに水になってしまうのだけど……。えっと、すごく……好きなひとができて……そのひとの赤ちゃんがほしいって思ったときに、自然とそうなるんですって……」
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