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破・隷属の首輪+5でダンジョンクリア編
12.バカエロ計算式★
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呪いを解く方法は一つだけ。命令と服従を五回繰り返すことだ。
ゴズメルは契約書を確認しながら、「息して」「瞬きして」など、簡単な命令を五回試してみた。が、身体拘束が解ける気配はない。どうやら簡単すぎて命令としてカウントされないようだ。
(動けない、喋れない状態のやつに、なにを命令しろってんだよ……)
一掃した魔物も、時間が経てば復活してしまう。
ゴズメルはリリィを抱き上げて、ひとまず上行きの階段を探すことにした。
魔道具屋を目指すのもそうだが、ダンジョンの階段は魔物の発生率が低い。魔物が縄張りにしづらいスポットらしかった。
稀にしつこい個体が逃げても逃げても追いかけてくることはあるが、基本的には回避できる。
念のため魔物除けの結界も張った。これはロープ型で、はしとはしを結んで輪を作り、床に置けば発動する。輪の中にいる間は気配を消せるというわけだ。
あくまで気配を消しているだけなので、体当たりされたらそれでおしまいだが。
「さて……これからどうしよう」
ゴズメルは階段の踊り場に結界を張り、ごろんと寝かせたリリィの横に座った。
このまま魔道具屋に着いても、今の装備を解除できなければリリィは一生このままになってしまう。
(魔道具屋に都合よく呪いを解除する道具が売ってりゃいいけど……いや~、いくらするんだろうな……)
だいたい、魔道具屋の主人は人間性に問題があると聞いている。そんなやつに今のリリィを見せたら、何をされるかわかったものではない。
とすると、自力で呪いを解くほかないわけだが。
ゴズメルはちらっとリリィを見た。リリィは壁に額をこすりつけるようにして泣いている。しゃくりあげるたびに鎖が小さな音を立てるのが、気の毒で仕方ない。
「鎖が痛む? リリィ、ごめんよ。あたしのせいでこんなことになっちまって……」
ゴズメルにとってリリィは命の恩人だ。もしソロで来ていたら、ゴズメルは転落死していただろう。
リリィの言う通りだった、とゴズメルはつくづく思う。無理をしないで、一人で背負い込まないで、とは彼女からずっと言われてきたことだ。
ゴズメルが深く考えずに行動したツケをリリィが払うことになってしまうとは、まったく申し訳ない話だった。
「……どれ。こっちおいで」
ゴズメルはリリィの頭を膝に乗せてやった。筋肉質で固い太ももだが、床よりはましだろう。
リリィはされるがままだ。髪を撫でると、どこか安堵したように目を細める。
そのいたいけな表情を見て、ゴズメルは覚悟を決めた。
なんとかするしかない。こうなったらやるしかないのだ。
「リリィ」
ゴズメルは言った。
「あたしはこれからあんたに酷い命令をするよ。命令に一個従うたびにあんたの呪いは一つずつ解ける。口枷が外れたら、わかってるね。なるたけ急いでセーフワードを言うんだ」
ゴズメルの言葉にリリィが目を見開く。頬が紅潮したのは、どんな命令が下されるかわかったからだろう。
感じやすくて、あれほどいやらしく乱れるリリィが、こんなにもウブなことにゴズメルは背徳感を覚える。
「……知ってるかもしれないけど、この手の呪いはたいてい計算式で管理されてる」
ゴズメルは理屈を説明しはじめたが、その喋り方はどことなく言い訳がましかった。
「あんたの呪いが+5の状態、命令に服従すると-1されるとしよう。あたしがあんたにエロいことをして、セーフワードで抵抗しなかったら、さっきの保険でかけた命令に違反することになるから、またもや+1の負荷がかかってしまう」
普通にやれば、5-1+1-1+1-1+1・・・=5というクソバカエロ計算式がエンドレスに繰り返してしまう。
これを打破するには、一度に複数の命令をするしかない。
+5の呪いに、-6の服従を返せば、+1の呪いがかかっても差し引きゼロで元の状態に戻る!(???)
ではこの状況下でリリィにできる-6の服従とはなにか。
ゴズメルは命令した。
「今からあたしに何をされても、泣くな(-1)、喘ぐな(-1)、目を逸らすな(-1)、自分から意識して動くな(-1)、意識してなくても震えるな(-1)、されるがまま感じて絶頂する以外の何もするな(-1)」
「!?!?」
矢継ぎ早の命令にリリィは驚いて瞬く。だが、目を逸らしはしなかった。
「よし」
ゴズメルはそれを納得と受け取ってうなずいた。
くったりと力の抜けたリリィの体を抱きよせ、胡坐をかいた腿に座らせてしまう。
「なんかこうしてると、あんたって本当にお人形みたいだね。もっとも……」
裸の股に手を差し入れると、リリィの体がかすかに力むのがわかった。
ゴズメルはリリィの濡れた秘所を手のひらで覆った。そこは期待するようにとくとくと脈打っている。
「お人形は、こんなところ濡らしたりしないだろうけど……」
結界を張っていると言っても、階段の踊り場は音が響く。
ゴズメルが指で一撫でするだけで、クチュッとあからさまな音が立つ。
「すごいよ。ほら、もうこんなに糸が引いてる……」
「……!」
リリィは薄く口を開けたが、我慢強く声を殺した。ぐいっと股を開かれても、自分のピンク色の秘肉から目を逸らすことができない。せいぜい浅い息をつくばかりだ。
「見えるだろ。ほら、今。指を近づけただけでクリチンポ勃起した。こら、気持ちいいからって胸逸らそうとすんな。今のあんたは奴隷なんだから、大人しく感じるんだよ」
声と身じろぎを禁じられては、リリィは高まっていく快楽を逃がすことができない。
苦し気に目を潤ませたリリィに、ゴズメルは釘を刺した。
「泣くな」
「……っ」
「仕方ない子だね。まんこ弄られるの恥ずかしいの? おっぱいイジメられる方が好き?」
ゴズメルは、リリィの引き締まった臍をわざとらしくツゥッと撫であげた。
股はトロけたまま開きっぱなしだ。生殺しの下半身を放置し、ゴズメルはリリィの胸に手を這わせた。
たわわに実ったふたつの果実の先は、いかにも吸い口らしくピンと自己を主張している。
ゴズメルは契約書を確認しながら、「息して」「瞬きして」など、簡単な命令を五回試してみた。が、身体拘束が解ける気配はない。どうやら簡単すぎて命令としてカウントされないようだ。
(動けない、喋れない状態のやつに、なにを命令しろってんだよ……)
一掃した魔物も、時間が経てば復活してしまう。
ゴズメルはリリィを抱き上げて、ひとまず上行きの階段を探すことにした。
魔道具屋を目指すのもそうだが、ダンジョンの階段は魔物の発生率が低い。魔物が縄張りにしづらいスポットらしかった。
稀にしつこい個体が逃げても逃げても追いかけてくることはあるが、基本的には回避できる。
念のため魔物除けの結界も張った。これはロープ型で、はしとはしを結んで輪を作り、床に置けば発動する。輪の中にいる間は気配を消せるというわけだ。
あくまで気配を消しているだけなので、体当たりされたらそれでおしまいだが。
「さて……これからどうしよう」
ゴズメルは階段の踊り場に結界を張り、ごろんと寝かせたリリィの横に座った。
このまま魔道具屋に着いても、今の装備を解除できなければリリィは一生このままになってしまう。
(魔道具屋に都合よく呪いを解除する道具が売ってりゃいいけど……いや~、いくらするんだろうな……)
だいたい、魔道具屋の主人は人間性に問題があると聞いている。そんなやつに今のリリィを見せたら、何をされるかわかったものではない。
とすると、自力で呪いを解くほかないわけだが。
ゴズメルはちらっとリリィを見た。リリィは壁に額をこすりつけるようにして泣いている。しゃくりあげるたびに鎖が小さな音を立てるのが、気の毒で仕方ない。
「鎖が痛む? リリィ、ごめんよ。あたしのせいでこんなことになっちまって……」
ゴズメルにとってリリィは命の恩人だ。もしソロで来ていたら、ゴズメルは転落死していただろう。
リリィの言う通りだった、とゴズメルはつくづく思う。無理をしないで、一人で背負い込まないで、とは彼女からずっと言われてきたことだ。
ゴズメルが深く考えずに行動したツケをリリィが払うことになってしまうとは、まったく申し訳ない話だった。
「……どれ。こっちおいで」
ゴズメルはリリィの頭を膝に乗せてやった。筋肉質で固い太ももだが、床よりはましだろう。
リリィはされるがままだ。髪を撫でると、どこか安堵したように目を細める。
そのいたいけな表情を見て、ゴズメルは覚悟を決めた。
なんとかするしかない。こうなったらやるしかないのだ。
「リリィ」
ゴズメルは言った。
「あたしはこれからあんたに酷い命令をするよ。命令に一個従うたびにあんたの呪いは一つずつ解ける。口枷が外れたら、わかってるね。なるたけ急いでセーフワードを言うんだ」
ゴズメルの言葉にリリィが目を見開く。頬が紅潮したのは、どんな命令が下されるかわかったからだろう。
感じやすくて、あれほどいやらしく乱れるリリィが、こんなにもウブなことにゴズメルは背徳感を覚える。
「……知ってるかもしれないけど、この手の呪いはたいてい計算式で管理されてる」
ゴズメルは理屈を説明しはじめたが、その喋り方はどことなく言い訳がましかった。
「あんたの呪いが+5の状態、命令に服従すると-1されるとしよう。あたしがあんたにエロいことをして、セーフワードで抵抗しなかったら、さっきの保険でかけた命令に違反することになるから、またもや+1の負荷がかかってしまう」
普通にやれば、5-1+1-1+1-1+1・・・=5というクソバカエロ計算式がエンドレスに繰り返してしまう。
これを打破するには、一度に複数の命令をするしかない。
+5の呪いに、-6の服従を返せば、+1の呪いがかかっても差し引きゼロで元の状態に戻る!(???)
ではこの状況下でリリィにできる-6の服従とはなにか。
ゴズメルは命令した。
「今からあたしに何をされても、泣くな(-1)、喘ぐな(-1)、目を逸らすな(-1)、自分から意識して動くな(-1)、意識してなくても震えるな(-1)、されるがまま感じて絶頂する以外の何もするな(-1)」
「!?!?」
矢継ぎ早の命令にリリィは驚いて瞬く。だが、目を逸らしはしなかった。
「よし」
ゴズメルはそれを納得と受け取ってうなずいた。
くったりと力の抜けたリリィの体を抱きよせ、胡坐をかいた腿に座らせてしまう。
「なんかこうしてると、あんたって本当にお人形みたいだね。もっとも……」
裸の股に手を差し入れると、リリィの体がかすかに力むのがわかった。
ゴズメルはリリィの濡れた秘所を手のひらで覆った。そこは期待するようにとくとくと脈打っている。
「お人形は、こんなところ濡らしたりしないだろうけど……」
結界を張っていると言っても、階段の踊り場は音が響く。
ゴズメルが指で一撫でするだけで、クチュッとあからさまな音が立つ。
「すごいよ。ほら、もうこんなに糸が引いてる……」
「……!」
リリィは薄く口を開けたが、我慢強く声を殺した。ぐいっと股を開かれても、自分のピンク色の秘肉から目を逸らすことができない。せいぜい浅い息をつくばかりだ。
「見えるだろ。ほら、今。指を近づけただけでクリチンポ勃起した。こら、気持ちいいからって胸逸らそうとすんな。今のあんたは奴隷なんだから、大人しく感じるんだよ」
声と身じろぎを禁じられては、リリィは高まっていく快楽を逃がすことができない。
苦し気に目を潤ませたリリィに、ゴズメルは釘を刺した。
「泣くな」
「……っ」
「仕方ない子だね。まんこ弄られるの恥ずかしいの? おっぱいイジメられる方が好き?」
ゴズメルは、リリィの引き締まった臍をわざとらしくツゥッと撫であげた。
股はトロけたまま開きっぱなしだ。生殺しの下半身を放置し、ゴズメルはリリィの胸に手を這わせた。
たわわに実ったふたつの果実の先は、いかにも吸い口らしくピンと自己を主張している。
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