【ふたなり百合】月イチ生える牛型巨女が魅了バフ持ち受付ヒーラーと協力してレベルアップ素材(童貞喪失精子)ゲットする【ゲーム系異世界】

春Q

文字の大きさ
上 下
6 / 203
序・童貞喪失精子ゲット編

6.おしべ★

しおりを挟む
 ゴズメルは自分の体の変化に驚いていた。

 満月の晩にはいつも感じているめまいと気持ち悪さが、今夜はなにか違っている。

 リリィは鱗粉のついた指で、ゴズメルの唇をそっとなぞった。

 ゴズメルの分厚い唇が、光沢を帯びたピンク色に染まる。

「効果が強すぎて魔物バグを引き寄せるし、周りがおかしくなってしまうから、子供の時からずっと封印していたのよ。上手く翅が使えるかわからなかったのだけど……」

 リリィの言葉を、ゴズメルは最後まで聞けなかった。

 彼女の小ぶりな柔い唇を、自分の口でふさいでいたからだ。

 突然のゴズメルの行動に、リリィは大きく瞳を見開く。だが、拒むことはしなかった。

 激しく吸い立てられるのを、目を閉じて受け入れている。

「ふ、……ん……はぁ……はっ」

 せわしなく息を継ぐリリィの手が、ゴズメルの背中に回る。

 ベッドの上で唇を合わせるだけで、ふたりは興奮しきっていた。

 鱗粉の効果だ。長らく翅を使っていなかったリリィは、すっかり自分の鱗粉への耐性が落ちていた。

 リリィの優美な肉体にさかりつくゴズメルと同じくらい、もしくはそれ以上に彼女は発情していた。

「あぁ……ゴズメル……」

「なんだよ、その声……」

 ゴズメルの頭は性欲でぐつぐつと煮え立っている。

 リリィの身じろぎや眼差しのひとつひとつが、自分を誘う媚態に思えて仕方ないのだ。

「甘えるネコみたいだぜ。いつもの澄まし顔は、どうしたんだよ……」

「やん、だって……あぁんっ」

 つんと尖った乳首を軽くつねると、リリィは高く鳴いた。

 ゴズメルはひときわ甘く匂う首筋に歯を立てた。

「この、やらしい服も、あたしを興奮させようと思って着てきたのか?」

「ひゃううんっ」

 両手の指先できゅっきゅっと乳首をつねりながら、かぷりと首を噛むと、リリィは大げさすぎるほど反応した。

「ああ、いけないわ、噛んじゃだめ、やめて」

「どうなんだよ、なぁ」

 リリィが抵抗すればするほど、ゴズメルの加虐心は燃え立った。

 ミノタウロス族は力が強い。

 ものにもひとにも、普段は細心の注意を払って触れるのに、今は本能に突き動かされて加減ができない。

 リリィも、口では「だめぇ、いじめないで」と言っているが、その肢体は未知の快楽に打ち震えている。

 彼女は熱い息を吐いて身もだえした。

「ああっ、そう、そうよ、ゴズメル。ごめんなさい、私、たっぷり鱗粉を塗り付けてあなたを、誘って……っ」

 翅は情動と連動するように羽ばたいて、今も鱗粉を振りまいている。

 リリィは羞恥に赤くなった顔を、ゴズメルの胸に押し付けて隠した。

「あなたに辞めてほしくないから、抱かれに来たの……」

 ゴズメルは荒く呼吸しながら、目を細めた。

 ぽっぽっと頬を紅潮させるリリィを見ていると、それだけで胸に温かいものが湧く。

「リリィ……あんたって可愛くて優しい子だね」

 ゴズメルは、リリィのとがった耳に唇をつけた。

「それに、とんでもなくスケベだ」

 そのまま、耳に舌を這わせる。

 噛むよりも舐めて柔らかくして、この可愛い妖精をとろかしたいと思ったのだ。

「やん、だめ、ゴズメル、だめだったら。そんなにしないで」

 リリィが顔を上げて、ゴズメルの舌を自分の唇へ引き取る。

 ちゅ、と軽くキスしながら、ゴズメルの手を自分の腿へと引き寄せた。

「私があなたを気持ちよくしに来たのよ。あなたが私を気持ちよくするなんていけないわ……」

 そう言って、レースワンピースの裾をちらっとまくってみせる。

 露わになった白い腿に、ゴズメルの目は釘付けだった。

 視線に嬲られたリリィは、ぞくぞくと身を震わせる。

「私ばっかりじゃ嫌だわ。あなたも見せて……」

「……あたしのなにを見たいって?」

「んっ……わかるでしょ……だ、大事なところ……」

「どこ? ハッキリ言えって」

 ゴズメルのからかいには、はっきりした欲情がこもっていた。

 太ももをさすりながら責められて、リリィはぷるぷると震えた。

「あぁ……お、お股の……っ、雄蕊……っ」

 おしべ。

 リリィの斜め上の語彙に、ゴズメルは不覚にも笑ってしまった。

 笑えば笑うほど、腹がゆるむからなのか、鱗粉を吸い込むからなのか、陰茎が勃起してしまう。

 ゴズメルは勢いよくリリィをベッドへ押し倒した。

「きゃんっ」

 背中から寝台に倒れると、透明な翅がフッと消える。

 ゴズメルは頓着しなかった。大きくて重い胸と、バキバキに勃起した男根で、リリィの小さな体を圧し潰す。

 そのうえ、獣が水をむさぼるような激しいキスをされて、リリィは息も絶え絶えだった。

 ゴズメルは口が大きくて舌が長い。

 じゅぷじゅぷと淫らな音を立ててリリィの愛らしい唇を犯し、しゃぶりつくす。

 同じようにリリィのスカートの中の雌蕊にも、自分を受け入れさせたかった。

 とじた瞼に苦しげな涙を滲ませて、ゴズメルの唾を必死に飲むリリィの股を、ぐちゃぐちゃにしてしまいたいのだ。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

さくらと遥香(ショートストーリー)

youmery
恋愛
「さくらと遥香」46時間TV編で両想いになり、周りには内緒で付き合い始めたさくちゃんとかっきー。 その後のメインストーリーとはあまり関係してこない、単発で読めるショートストーリー集です。 ※さくちゃん目線です。 ※さくちゃんとかっきーは周りに内緒で付き合っています。メンバーにも事務所にも秘密にしています。 ※メインストーリーの長編「さくらと遥香」を未読でも楽しめますが、46時間TV編だけでも読んでからお読みいただくことをおすすめします。 ※ショートストーリーはpixivでもほぼ同内容で公開中です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

久しぶりに帰省したら私のことが大好きな従妹と姫はじめしちゃった件

楠富 つかさ
恋愛
久しぶりに帰省したら私のことが大好きな従妹と姫はじめしちゃうし、なんなら恋人にもなるし、果てには彼女のために職場まで変える。まぁ、愛の力って偉大だよね。 ※この物語はフィクションであり実在の地名は登場しますが、人物・団体とは関係ありません。

処理中です...