452 / 560
ハイパー孫疲れおばあさんの愚痴(?)を聞く。
しおりを挟む
少し前の話になるが、孫の世話で疲労困憊しているおばあさんの話を聞いたことがある。
外出した際、バスの到着まで時間があるので息子らを公園で遊ばせていると、通りすがりの見知らぬおばあさんに声をかけられた。
「こんにちは」の挨拶の後、私の相槌も間に合わないくらいに彼女は喋る喋る。
要約するとこんな感じ。
毎週土日、3人の娘とその子たち、孫は合わせて6人、つまり合計9人が家に泊まりに来る。
その度に遊んでやり食事を作ってやり布団を敷いてやり、で土日が全て潰れる上にすごく疲れる。旦那は何もしない。
特にご飯は泊まりに来る9人と自分たち夫婦の11人分だから大変。
とうとうこの前倒れてしまって、病院で言われたのは「疲労」だと。
そこでバスの時間が迫ってきたため立ち去ったので、彼女が倒れた後のことは不明である。が、こうして元気良く喋っているので回復したのであろう。
疑問なのは、自分の娘なのだから何故断らないのかである。
なんか弱みでも握られてんの?
おそらく優しい人なのだろうが、倒れるくらい頑張ってしまうのは大問題なのではないか。
私に愚痴ったことをそのまま娘たちに言えば良かったろうて。
そう言えば前に住んでいた家の近くのおばあさんも同じようなことを話していた。
こちらは3人ではなく娘のうち1人の子2人だが、毎日保育園に送迎してやり土日も食事に連れて行ってやったり、と大忙しだったとのこと。
近所の人だから良く鉢合わせ、その度に同じ話を延々と聞かされたものである。
多忙な娘夫婦はお金があるのか近所に広い庭付きの立派な家を建てたがおばあさんは私と同じボロアパート住まい。
「あれだけしてやったのに一緒に住ませてくれない」と悲しそうに口にしたその足で、大学生の孫のためにご飯を作りに行ったのだから、もう理解できません!
思うに彼女らの愚痴と思しきものは、実は自慢話だったのかもしれない。
子や孫に囲まれ老後まで頼られて幸せな私! を、私に大いに自慢していたのかもしれない。
私は羨ましい。いつでも何でも頼れる親が近くにいることもそうだが、親を気兼ねなくコキ使える関係性が何より羨ましいのである。
外出した際、バスの到着まで時間があるので息子らを公園で遊ばせていると、通りすがりの見知らぬおばあさんに声をかけられた。
「こんにちは」の挨拶の後、私の相槌も間に合わないくらいに彼女は喋る喋る。
要約するとこんな感じ。
毎週土日、3人の娘とその子たち、孫は合わせて6人、つまり合計9人が家に泊まりに来る。
その度に遊んでやり食事を作ってやり布団を敷いてやり、で土日が全て潰れる上にすごく疲れる。旦那は何もしない。
特にご飯は泊まりに来る9人と自分たち夫婦の11人分だから大変。
とうとうこの前倒れてしまって、病院で言われたのは「疲労」だと。
そこでバスの時間が迫ってきたため立ち去ったので、彼女が倒れた後のことは不明である。が、こうして元気良く喋っているので回復したのであろう。
疑問なのは、自分の娘なのだから何故断らないのかである。
なんか弱みでも握られてんの?
おそらく優しい人なのだろうが、倒れるくらい頑張ってしまうのは大問題なのではないか。
私に愚痴ったことをそのまま娘たちに言えば良かったろうて。
そう言えば前に住んでいた家の近くのおばあさんも同じようなことを話していた。
こちらは3人ではなく娘のうち1人の子2人だが、毎日保育園に送迎してやり土日も食事に連れて行ってやったり、と大忙しだったとのこと。
近所の人だから良く鉢合わせ、その度に同じ話を延々と聞かされたものである。
多忙な娘夫婦はお金があるのか近所に広い庭付きの立派な家を建てたがおばあさんは私と同じボロアパート住まい。
「あれだけしてやったのに一緒に住ませてくれない」と悲しそうに口にしたその足で、大学生の孫のためにご飯を作りに行ったのだから、もう理解できません!
思うに彼女らの愚痴と思しきものは、実は自慢話だったのかもしれない。
子や孫に囲まれ老後まで頼られて幸せな私! を、私に大いに自慢していたのかもしれない。
私は羨ましい。いつでも何でも頼れる親が近くにいることもそうだが、親を気兼ねなくコキ使える関係性が何より羨ましいのである。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?
無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。
どっちが稼げるのだろう?
いろんな方の想いがあるのかと・・・。
2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。
あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる