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第6章
自分の見つけ方
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「……詳しく、話を聞かせて下さいますか?」
「……レジーナさん、一緒に聞きますか?」
レジーナさんには、自分が呪詛に囚われていた時の記憶がある。それ自体が自分の意思では無い行為だとはいえ、改めて人の口から聞くのは精神的にも辛いだろうから。
「…いえ、大丈夫です」
「本当に?」
「無理しなくていいんですよ?」
サーニャさんも心配そうにそう声をかける。けれど、レジーナさんの意思は固いようだ。
「…では、まず最初に言っておきます。レジーナさんに罪はありません」
1番最初に言っておきたかったこと。レジーナさんは被害者だ。罪などない。
「そうなのでしょうね。でなければ、マリーナ様が保護してここまで連れてくることはないでしょうから」
「……まぁ、そうですね」
私は神龍であり、神の眷族。この世界の調整の為ならば、排除しなければならない存在もいる。しかし、今回はしなかった。それは、レジーナさんに罪がないということを証明しているようなものだ。
「レジーナさんは原因に取り憑かれていた存在です。今はもう解決済みなので取り憑かれてはいません」
「……なるほど。理解はしました、が……何故、ここで働くということに?」
「…レジーナさんは身寄りを失いました。生きる為には手に職が必要です。幸いレジーナさんの職業は治癒師だったので、私の事を知るヴェントゥスさんを頼ることにしたんです」
私がそう答えると、ヴェントゥスさんが嬉しそうな表情を浮かべた。なんで?
『自分より高位のマリーナ様から頼られたからでしょう』
あぁー……なるほど。
「頼って頂けるとは、光栄の極みです。……レジーナさん、と言いましたね」
「は、はいっ!」
ピシッ!とレジーナさんが背筋を伸ばす。
「マリーナ様から先程伺いましたが、レジーナさん本人の意思もお聞きしたい。レジーナさんは、ここで働きたいですか?」
自分より高位の私から説明されたとしても、ちゃんと本人の意思を聞いた。これって結構出来ないこと。だって、どうしても上から言われたら従ってしまうものだからね。無論この行為に対して私が怒るようなことは無い。寧ろ聞かなかったら怒ってた。
「……私は、よく分からないです。けれど、マリーナさん…いや、マリーナ様に救ってもらって、こうして今も手を引いて下さって……今度は、私も誰かの助けになりたい。何となく、そう思います」
「そうですか…立派ですね。自分を見つけられたようですから」
「自分を…?」
「あれをしたい。これをしたい。それは、自分の心に正直でないと感じれないものです。レジーナさんはそれを成せた。つまり、自分を見つけられたんです」
そうだね。心に余裕が無ければ、正直でなければ、自分の心の声は聞こえない。レジーナさんは聞くことが出来た。それは、最も自分らしい意思となる。
「歓迎しますよ。堅苦しいことは何もありません。ここで働く者は皆、貴方のように誰かを救いたいと願う者達ですから」
ニッコリと笑顔を添えて、ヴェントゥスさんがレジーナさんへと手を差し出す。レジーナさんはその手に困惑しつつも、しっかりと自分の意思で握り返した。
レジーナさんはまだ自分の心が、意思が何なのか明確でないのだろうけれど、これからはっきりしていくだろう。
「衣食住は足りていますか?」
「一応今は足りてますが、私が提供しているに過ぎません。そこも整えないと」
「なるほど…でしたら住と食は提供できます。3食付きの寮がありますからね」
おや、それは重畳。だとすると後は衣か。
「衣服は働く時の制服は支給されますが……普段使いはしにくいですね」
治療院で働く人達が着ている制服は、いわゆる白衣。中の服も全体的に白を基調としている。清潔感を出す為にね。
「うーん……では就職祝いとして、私がお金出します」
「マリーナ様が?……そうですね、私が出すのは違うでしょうし」
「という訳でレジーナさんに金一封」
「きんいっぷう…?」
あっ、こっちその文化ないんだ……まぁ紙幣ないから仕方ないか。
一応別れる時に渡しておこうと準備していたお金があるので、それを手渡す。封筒ではなく、小さな深緑色のポーチに入れて。
「……マリーナ様、流石にやり過ぎです」
「てへっ?」
「うっ……ご、誤魔化されませんよ!なんでそんなに気安くマジックポーチを渡すのです!?」
あーあ。バレちゃった。
「え…マジック、ポーチ…?」
「はい。何かと使うことになるかと思いまして」
本当は受け取らせてから教えようと思ってたんだけど、バレてしまったので正直に答える。これから先色々と必要になりそうだし、持っていて損は無いからね。
「そ、そんな高い物もらえません!」
…うん。そう言うと思ってた。容量にもよるのだが、だいたい馬車1台分の容量のマジックポーチの値段が、えぇっと……
『およそ10万リシア。金貨にして100枚になります。白銀貨で10枚、白金貨で1枚です』
あ。ありがと、ハク。
とまぁ、結構…いや、大分高い物。これを持ってたギルさん達は凄かったんだねって改めて認識したよ。
「まぁ私が作った物なので値段は気にしないでいいですよ」
「…え、マリーナ様が?」
レジーナさんが困惑の表情を浮かべる。マジックポーチを作れる人は少ないからね。その理由としては、空間属性が高くないと作れなくて、でもレベルが空間属性は上げにくいからだ。
「……マリーナ様、ちょっと見せて貰えませんか?」
ヴェントゥスさんが凄みのある笑顔でそう言ってくる。
「…嫌です。これはただの普通のマジックポーチです」
「そう言うのなら見せられますよね?」
「…………………はい」
結局圧に負けて渡してしまった。
おかしいなぁ……私の方が強いはずなのに…。
「……レジーナさん、一緒に聞きますか?」
レジーナさんには、自分が呪詛に囚われていた時の記憶がある。それ自体が自分の意思では無い行為だとはいえ、改めて人の口から聞くのは精神的にも辛いだろうから。
「…いえ、大丈夫です」
「本当に?」
「無理しなくていいんですよ?」
サーニャさんも心配そうにそう声をかける。けれど、レジーナさんの意思は固いようだ。
「…では、まず最初に言っておきます。レジーナさんに罪はありません」
1番最初に言っておきたかったこと。レジーナさんは被害者だ。罪などない。
「そうなのでしょうね。でなければ、マリーナ様が保護してここまで連れてくることはないでしょうから」
「……まぁ、そうですね」
私は神龍であり、神の眷族。この世界の調整の為ならば、排除しなければならない存在もいる。しかし、今回はしなかった。それは、レジーナさんに罪がないということを証明しているようなものだ。
「レジーナさんは原因に取り憑かれていた存在です。今はもう解決済みなので取り憑かれてはいません」
「……なるほど。理解はしました、が……何故、ここで働くということに?」
「…レジーナさんは身寄りを失いました。生きる為には手に職が必要です。幸いレジーナさんの職業は治癒師だったので、私の事を知るヴェントゥスさんを頼ることにしたんです」
私がそう答えると、ヴェントゥスさんが嬉しそうな表情を浮かべた。なんで?
『自分より高位のマリーナ様から頼られたからでしょう』
あぁー……なるほど。
「頼って頂けるとは、光栄の極みです。……レジーナさん、と言いましたね」
「は、はいっ!」
ピシッ!とレジーナさんが背筋を伸ばす。
「マリーナ様から先程伺いましたが、レジーナさん本人の意思もお聞きしたい。レジーナさんは、ここで働きたいですか?」
自分より高位の私から説明されたとしても、ちゃんと本人の意思を聞いた。これって結構出来ないこと。だって、どうしても上から言われたら従ってしまうものだからね。無論この行為に対して私が怒るようなことは無い。寧ろ聞かなかったら怒ってた。
「……私は、よく分からないです。けれど、マリーナさん…いや、マリーナ様に救ってもらって、こうして今も手を引いて下さって……今度は、私も誰かの助けになりたい。何となく、そう思います」
「そうですか…立派ですね。自分を見つけられたようですから」
「自分を…?」
「あれをしたい。これをしたい。それは、自分の心に正直でないと感じれないものです。レジーナさんはそれを成せた。つまり、自分を見つけられたんです」
そうだね。心に余裕が無ければ、正直でなければ、自分の心の声は聞こえない。レジーナさんは聞くことが出来た。それは、最も自分らしい意思となる。
「歓迎しますよ。堅苦しいことは何もありません。ここで働く者は皆、貴方のように誰かを救いたいと願う者達ですから」
ニッコリと笑顔を添えて、ヴェントゥスさんがレジーナさんへと手を差し出す。レジーナさんはその手に困惑しつつも、しっかりと自分の意思で握り返した。
レジーナさんはまだ自分の心が、意思が何なのか明確でないのだろうけれど、これからはっきりしていくだろう。
「衣食住は足りていますか?」
「一応今は足りてますが、私が提供しているに過ぎません。そこも整えないと」
「なるほど…でしたら住と食は提供できます。3食付きの寮がありますからね」
おや、それは重畳。だとすると後は衣か。
「衣服は働く時の制服は支給されますが……普段使いはしにくいですね」
治療院で働く人達が着ている制服は、いわゆる白衣。中の服も全体的に白を基調としている。清潔感を出す為にね。
「うーん……では就職祝いとして、私がお金出します」
「マリーナ様が?……そうですね、私が出すのは違うでしょうし」
「という訳でレジーナさんに金一封」
「きんいっぷう…?」
あっ、こっちその文化ないんだ……まぁ紙幣ないから仕方ないか。
一応別れる時に渡しておこうと準備していたお金があるので、それを手渡す。封筒ではなく、小さな深緑色のポーチに入れて。
「……マリーナ様、流石にやり過ぎです」
「てへっ?」
「うっ……ご、誤魔化されませんよ!なんでそんなに気安くマジックポーチを渡すのです!?」
あーあ。バレちゃった。
「え…マジック、ポーチ…?」
「はい。何かと使うことになるかと思いまして」
本当は受け取らせてから教えようと思ってたんだけど、バレてしまったので正直に答える。これから先色々と必要になりそうだし、持っていて損は無いからね。
「そ、そんな高い物もらえません!」
…うん。そう言うと思ってた。容量にもよるのだが、だいたい馬車1台分の容量のマジックポーチの値段が、えぇっと……
『およそ10万リシア。金貨にして100枚になります。白銀貨で10枚、白金貨で1枚です』
あ。ありがと、ハク。
とまぁ、結構…いや、大分高い物。これを持ってたギルさん達は凄かったんだねって改めて認識したよ。
「まぁ私が作った物なので値段は気にしないでいいですよ」
「…え、マリーナ様が?」
レジーナさんが困惑の表情を浮かべる。マジックポーチを作れる人は少ないからね。その理由としては、空間属性が高くないと作れなくて、でもレベルが空間属性は上げにくいからだ。
「……マリーナ様、ちょっと見せて貰えませんか?」
ヴェントゥスさんが凄みのある笑顔でそう言ってくる。
「…嫌です。これはただの普通のマジックポーチです」
「そう言うのなら見せられますよね?」
「…………………はい」
結局圧に負けて渡してしまった。
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