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学園 高等部2年 始
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高等部2年となったことで、教室は以前のところの1つ上に変わることとなった。
「上にあがるのかぁ…」
「どのクラスになっても同じよ。諦めなさい」
「うぅ…」
たった1つ階が上というだけだが、クーリアにとってはその1階上すらもめんどくさいのだ。特段階段が長い訳では無い。
「ほら早く行かないと遅れるよ」
「…うん」
サラと共に、クーリアは階段を登り、教室へとたどり着いた。
ガラガラと扉を開けると、まだ早い時間だったからか、その教室にいた人は疎らであった。
「まぁ、そうよね」
「ん?」
「なんでもないわ」
サラがこの現状に納得していた理由。それは、Gクラスから上に上がることは難しく、それ故にほとんどのものは諦めており、朝早くからクラス分けを見に来ることは無いからであった。
「あ、おはよう!お姉ちゃん」
「おはよう」
そうクーリアに声を掛けたのは、クーリアの妹、リーフィアだった。
「リーフもGなんだね」
「お姉ちゃんがいると思ったからね」
……つまり、リーフはわざとGに入ったということである。このクラスに通っている人が聞けばどう思うか…
「相変わらずねぇ…」
「「そう?」」
「……息もピッタリ。さすが姉妹、似てるわねぇ」
サラが思わずそう言う。確かに2人の性格、言動、容姿はよく似ている。髪色と瞳の色が同じならば、入れ替わっても気づかれないほどに。
「…カツラ作ってみる?面白そうだし」
「俺もそう思う」
「ボクもー」
サラの言葉に同調したのは、ヴィクターとイルミーナだった。2人もまたGクラスになったのだ。
「また全員揃ったな」
「いいじゃない。こっちの方が気楽でいいわ」
「まぁねー。バラバラになっちゃうのは寂しいしー」
「わたしも皆さんと一緒になれて嬉しいです!」
Gになった理由として、リーフィアは飛び級生なので、ひとりぼっちで寂しい、心細い思いをしなくて済むようにというものもあったのだ。
「という訳で、これからもよろしく」
「よろしく」
「よろしくな」
「よろしくー」
「よろしくお願いします!」
改めて全員が挨拶を交し、お互い笑みを零すのだった。
「上にあがるのかぁ…」
「どのクラスになっても同じよ。諦めなさい」
「うぅ…」
たった1つ階が上というだけだが、クーリアにとってはその1階上すらもめんどくさいのだ。特段階段が長い訳では無い。
「ほら早く行かないと遅れるよ」
「…うん」
サラと共に、クーリアは階段を登り、教室へとたどり着いた。
ガラガラと扉を開けると、まだ早い時間だったからか、その教室にいた人は疎らであった。
「まぁ、そうよね」
「ん?」
「なんでもないわ」
サラがこの現状に納得していた理由。それは、Gクラスから上に上がることは難しく、それ故にほとんどのものは諦めており、朝早くからクラス分けを見に来ることは無いからであった。
「あ、おはよう!お姉ちゃん」
「おはよう」
そうクーリアに声を掛けたのは、クーリアの妹、リーフィアだった。
「リーフもGなんだね」
「お姉ちゃんがいると思ったからね」
……つまり、リーフはわざとGに入ったということである。このクラスに通っている人が聞けばどう思うか…
「相変わらずねぇ…」
「「そう?」」
「……息もピッタリ。さすが姉妹、似てるわねぇ」
サラが思わずそう言う。確かに2人の性格、言動、容姿はよく似ている。髪色と瞳の色が同じならば、入れ替わっても気づかれないほどに。
「…カツラ作ってみる?面白そうだし」
「俺もそう思う」
「ボクもー」
サラの言葉に同調したのは、ヴィクターとイルミーナだった。2人もまたGクラスになったのだ。
「また全員揃ったな」
「いいじゃない。こっちの方が気楽でいいわ」
「まぁねー。バラバラになっちゃうのは寂しいしー」
「わたしも皆さんと一緒になれて嬉しいです!」
Gになった理由として、リーフィアは飛び級生なので、ひとりぼっちで寂しい、心細い思いをしなくて済むようにというものもあったのだ。
「という訳で、これからもよろしく」
「よろしく」
「よろしくな」
「よろしくー」
「よろしくお願いします!」
改めて全員が挨拶を交し、お互い笑みを零すのだった。
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