出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む


 この世界には魔法が存在する。
 そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
 その属性は主に6つ。
 火・水・風・土・雷・そして……無。
 
 クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
 貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
 そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
 
 無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
 その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
 
 
 だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
 
 そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
 
 これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。

 そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。



設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
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