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お屋敷へ戻るとお母様は「調べ物があるからしばらく声をかけないように」と言い慌ただしく書斎に入りました。
女の子は馬車の中の妖精たちを引き連れてお屋敷のお庭に出ます。
お庭にはいろいろなお花が咲き乱れ、花の上を楽しげに妖精たちが行き来しています。
新しくやってきた妖精たちも仲良く仲間入りができました。
女の子はやっと安心した笑顔になり元気いっぱいにお庭をかけまわります。
『おいしいね』
『たのしい味だね』
『うれしいね』
『『『おなかいっぱいになれるよね』』』
そんな女の子のもとにお城から帰ってきたお父様が「話がある」と言いました。
お父様は女の子をひざの上にすわらせました。
女の子はお城のことがあったので怒られるのではないかと落ち着きません。
「王様には興奮しすぎて気分が悪くなったことにしたから心配しなくていいぞ」
お父様はやさしく女の子に言った後、「お城に妖精たちが少なかったこと」は人に言ってはいけないと言いました。
「お城はとっても大きいからな。もしかしたら、たまたまお城のお庭に妖精たちがいなかっただけで、どこかに集まっていたのかもしれない。
混乱するようなことは他の人に言ってはいけないよ。これからも妖精たちのことはまず父様かお母様に言うようにしなさい」
女の子はいつもお約束はお姉様かお母様にしていたので、お父様とは初めてです。
女の子は真剣な顔をして約束をしました。
女の子は馬車の中の妖精たちを引き連れてお屋敷のお庭に出ます。
お庭にはいろいろなお花が咲き乱れ、花の上を楽しげに妖精たちが行き来しています。
新しくやってきた妖精たちも仲良く仲間入りができました。
女の子はやっと安心した笑顔になり元気いっぱいにお庭をかけまわります。
『おいしいね』
『たのしい味だね』
『うれしいね』
『『『おなかいっぱいになれるよね』』』
そんな女の子のもとにお城から帰ってきたお父様が「話がある」と言いました。
お父様は女の子をひざの上にすわらせました。
女の子はお城のことがあったので怒られるのではないかと落ち着きません。
「王様には興奮しすぎて気分が悪くなったことにしたから心配しなくていいぞ」
お父様はやさしく女の子に言った後、「お城に妖精たちが少なかったこと」は人に言ってはいけないと言いました。
「お城はとっても大きいからな。もしかしたら、たまたまお城のお庭に妖精たちがいなかっただけで、どこかに集まっていたのかもしれない。
混乱するようなことは他の人に言ってはいけないよ。これからも妖精たちのことはまず父様かお母様に言うようにしなさい」
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