6人分の一汁三菜作ってましたが、義両親との関係が破綻したので終了しました

山河 枝

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◎犬の女の子がお菓子を作る話・完(晩ごはんは無しです)

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 すごいことを思いつきました。
 義両親が同じ空間にいても怖くならない方法。

 イヤホンで好きな音楽を聞けばいいんです。
 なんで思いつかなかったんだろう。



 ……と、思いましたが。

 イヤホンを耳に入れっぱなしは、感じが悪く見えそうなので。
 無意識に避けてた気がします。

 でも、もうすぐ引っ越し。
 心象が悪くなってもいいや。

 ただ、ちょっと怖いことが1点。


 「引っ越します」と話したあと。
 逆ギレされて、殴りかかられたらどうしよう。



 大丈夫だと思うんですが。
 万一殴られても、義母相手なら「痛い」で済むと思いますが。

 義父に殴られたら死ぬかもしれない。
 体重、私の2倍はありそうなので。

 ご高齢の方は脳が衰えてるから感情をコントロールしにくい、と聞きますし。
 ちょっと怖いです。


 ……大丈夫だと思いますが。


 
 そして今日の晩ごはん。
 義母が栗ご飯+αを作ってくださるそうです。

 なので昼ごはんだけ用意します。
 

 昨日、昼ごはんに義両親がたこ焼きを買ってくださいまして。
 ピザが余ってるのでピザ焼きます。

 
 これだけならメモしなくていいかな。


 
 義両親、悪い人たちじゃないのにな。
 引っ越し当初からこんな感じだったら、怖くも何ともなかったのに。

 本当、何だったんだろう。
 あの1~2ヶ月間の、叱責の嵐は。

 やっぱり同居ストレスで頭がおかしくなってたんでしょうか。
 それとも子どもが不安定&私の頭がおかしくなったから態度を変えた?


 どちらにせよ、義両親は「自分が正しい」と思い込んだら暴走なさるタイプのようです。
 そして、私にはそれを止める力がありません。

 また暴走に巻き込まれる前に逃げます。

 実母に「さっさと引っ越さないとそっちに行くぞ!」と怒られてよかったかも。
 おかげで引っ越し予定が早まりました。

 自分でも、早く離れた方がいいと思うようになってきました。
 義両親の感情を乱す要因が、いつやってくるかわかりませんから。

 「先生」に相談して、義両親にどう話すかもまとまったし。



 それから、柴犬娘のお話がやっと終わりました。


 ◇


 食べると幸せな気持ちになるケーキの材料を、すべて集めた主人公。
 大きなケーキが4つ焼けた。

 1つは、自分やおばあちゃんを含む町の人たちに。

 1つは、ゴールドシロップをくれたハチたちに。

  1つは、オオトリの卵奪取を手伝ってくれたネズミたちに。

 1つは、雪小麦の粉入手に協力してくれたビーグルたちに。


 ケーキを動かすたび、断面の虹色ベリーの色がキラキラと変わる。

 かぶりつくと、こんがり焼けた外の生地はサクサク。
 中の生地は鮮やかな黄色で、フワフワ。

 口いっぱいに卵とバターの香りが広がって、ベリーの甘酸っぱさがアクセントに。
 噛むと、溶け切っていないシロップのかけらがシャリシャリと音を立て、舌の上でとろりと甘く溶けていく。

 主人公は幸せな気持ちだった。
 ケーキもおいしかったけど、たくさんの人と力を合わせて、幸せを共有できたことが嬉しかった。

 その後、主人公はお店を開き、もっとたくさんの人を幸せな気持ちにしましたとさ。

 おわり


 ◇


 パウンドケーキ食べたい……

 個人的には、焼いてすぐにラップでくるんでしっとりさせたやつが好きです。
 冷めたら冷蔵庫に入れて、丸一日置いたやつ。

 バナナキャラメル味とか、昔はよく作りました。
 バナナの甘ったるさと焦がしキャラメルの苦味が合わさって絶妙。

 ほかにも多少作ってました。
 簡単なのだけですが。
 シュークリーム、チーズケーキ、練り込みパイ、ヘクセンハウス(廃屋)……

 なので、お菓子作り≠乙女だと少しは知っております。
 モタモタできないので鬼の形相になる。
 私みたいな慣れてない人間は、特に。


 そういえば昔、パティシエを目指してる女の子が知り合いにいまして。

 普段は大人しい、物静かな子でしたが。
 お菓子の話になると急にキビキビし始めまして。
 格好よかったです。

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