6人分の一汁三菜作ってましたが、義両親との関係が破綻したので終了しました

山河 枝

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逃亡は人生3度目

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 朝、冷蔵庫を見てびっくりしました。
 義両親が惣菜のアジフライを、昨日買ってくださってたのですが……






 消費期限、切れてない!
 すごい!





 ……いや、そんなにすごくないかもしれない。

 でも、大体値引き品の惣菜をお買いになるので。
 大体期限切れ。
 それを長めにチンして、頂くのが日常でして。



 それはともかく。
 今日は、ひとまずアジフライをそれなりにチンして頂きます。

 あとはどうしよう。
 アジフライが油っこいので淡白な雰囲気にします。


 淡白といえば……
 ささみ?

 マヨ和えにしようかな。
 レタスと。

 レタスも早く食べなきゃ。
 昨日、値引き品をお買いになってたので。


 汁物は、にんじん・玉ねぎ・オクラのコンソメスープ。



 これだけじゃ足りないな……
 アジフライ、小ぢんまりとしてるので。

 マヨ和えを大量に作るというのもちょっと。
 義両親が嫌がりそう。


 ジャガイモをサッとゆでて焼き上げます。
 下の子も食べるし。


 まとめます。


 ◆◆◆


 1品目→アジフライ

 2品目→ささみ・レタスのマヨ和え

 3品目→にんじん・玉ねぎ・オクラのコンソメスープ

 4品目→焼きジャガイモ


 ◆◆◆


 急に話が変わりますが。
 義両親も悪い人ではないんですよね。

 お惣菜買って頂くと良心が痛い。
 ますます「家を出ます」と言いづらい。


 でも、これってDV被害者の思考に似てるかも。
 「あの人、本当はいい人なんです……」っていう。

 本当にいい人なら、他人を見下さないし、怒鳴らないし、殴らないと思うんですが。




 というか、また逃げる羽目になっちゃったなあ。
 たぶん人生3度目です。



 ※以下、家族から言われた悪口などが出てきます。苦手な方はお戻りください。












 まず、結婚前に実家から逃げまして。
 姉に毎日怒鳴られるのに耐えられず。

 私も姉のものを壊しちゃったり、色々やらかしましたが。
 変なことで怒られることも多かったです。



 実家の朝ごはんを、姉より先に済ませた時、

「鍋にこんなに味噌汁残すな!私一人で食べられるわけないやろ!」

 とか。

 待ち合わせ場所に姉がいなかったので、少し探そうと思ってその場を離れようとしたら、

「どこに行こうとしとんじゃ、ボケー!」

 と、ウロウロする私を見つけた姉が、私の頭を平手打ち。


 バカにされることも多かったです。
 私の顔、エラが張ってるので、

「お前、すごい下ぶくれやな。平安時代に生まれてたらよかったのに」

 とか。
 1年ほど、楽しそうに言い続けてました。

 あと、「笑った顔が不気味」とか。
 本当に不気味だったのかもしれませんが。
 だって機関車の◯ードンだし。

 私が服を買うと「全然似合わない」。
 かばんを買うと「頭おかしい」。

 私をけなす時、彼女は生き生きしてました。
 Sなのかもしれません。 

 私がMなら、

「もっと罵ってぇ!」

 と、大歓迎して丸く収まったんですが。
 残念ながらあまりMではなかったので、収まりませんでした。
 

 当時は「私が悪いからバカにされて怒られるんだ」と思ってましたが。
 友達と過ごすうちに「そうとも限らない」と気付き。

 20代前半で、精神ズタボロ状態で家を出ました。
(ズタボロになったのは姉のせいだけではありませんが)

 でもズタボロだから仕事が続かない。
 最終的に困窮して帰ったんですが。
 
「私ばっかり家事してる! あんたは何にもしてない!」

 と、また姉に怒られ……
 その通りだったんですけど。


 私もできるならやりたかったんですが、できない。
 心療内科でもらった薬の副作用がキツくて、私の無能に拍車がかかりまして。
 

 
 とにもかくにも、しんどくなってまた逃亡。

 その頃には、母方の祖母が亡くなっておりまして。
 祖母の家を母親が相続していたので、そこへ避難させてもらいました。

 その前後で、例の元上司がいる職場で働き始めました。


 やってくる子どもたちが不安定だからか、対応するスタッフさんたちはみんな優しい。明るい。
 私にも優しい。天国でした。

(妊娠中、近所のスーパーで気絶するほど脳貧血がひどくなり、泣く泣く退職しましたが……)
 

 でも1人暮らしが寂しくなっちゃって。
 婚活を始めて、夫と結婚して、実家(というか姉)から離れました。

 その後、姉も1人暮らしを始めたそうです。
 このまま縁が切れてほしい。


 夫は理想通り、私の尻に敷かれてくれます。
 なので夫からは逃げたいと思わないんですよね。
 ありがたや。


 ……夫は、鬼嫁から逃げたいと思ってるかもしれませんけど。

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