【1章完結】婚約者に裏切られた「魔女」ですが、辺境伯閣下の「聖女」になりました

【簡単あらすじ】
婚約者に浮気された上、嘘の悪評を流され、社交界で孤立したソフィア。
辺境伯アルヴィンに癒しの力を見出され、彼の領地に蔓延する病を治していく。
次第に惹かれ合う2人だが、アルヴィンは大勢の命に関わる秘密を隠していた。

★シリアス:コミカル=7:3
★全2章。1章につき10〜15万字程の予定です。




【詳細あらすじ】
薬を作り、人から植物まで癒す子爵令嬢ソフィアは、婚約者カールと男爵令嬢エミリーナの浮気現場に出くわした。
立ち尽くすソフィアにカールは叫んだ。

「出ていけ、薬湯臭い魔女め!」

その上、彼は「ソフィアがエミリーナに危害を加えた」と嘘を広めてしまった。
社交界から爪弾きにされたソフィアは、ほとぼりが冷めるまで修道院へ身を寄せることに。
そこで、王に次ぐ力を持つ辺境伯アルヴィンと出会う。
彼は言った。

「君には癒しの異能があるようだ。領内の流行り病を治すため、力を貸してほしい」

ソフィアは辺境の民を救うため、そしてアルヴィンの病を治すため、彼の城で薬を作ることに。
ただし、一つ約束事がある。

「城の地下室へ入ってはいけない」

破れば城外へ出られなくなるという。
身構えるソフィアだが、時折見えるアルヴィンの優しさに惹かれていく。
貴族嫌いのアルヴィンも、民のために働くソフィアに好意を抱く。

しかし、なぜかアルヴィンはソフィアの治療を拒み続ける。
解決の糸口は地下室にあるようだが……
ソフィアはどうすべきかと思い悩むのだった。

その頃、カールはエミリーナのわがままに嫌気がさし、ソフィアを取り戻そうと企んでいた。
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