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おまけ・本当の友だちの、次②
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地下道に降りて、長く伸びる通路を行く。芽衣は歩きながら携帯を睨んでいる。
だから、向こうから歩いてくる人にも気づかない。
「危ないよ」
人にぶつかりそうになった芽衣の腕を、軽く引いた。芽衣はびっくりしたように顔を上げ、通行人に気づいて慌てふためいた。
「ごめん。歩きながら携帯見ちゃ駄目だよね」
気まずそうに携帯をしまおうとするのを、腕を引いて止める。芽衣の腕は、ゆったりしたコートの袖よりふた回りは細かった。
「地図を見ないと、道がわからないんじゃない? 芽衣もこのあたり初めてなんだろ?」
「わ、わからなくなったら止まって調べるから大丈夫!」
芽衣は、なぜか真っ赤になって焦っている。僕はサッと回りを見て、かぶりを振った。
「いや、ここで立ち止まったら邪魔になるよ」
そう言った時、うしろから僕らを追い越そうとした人と肩がぶつかった。
すみません、と頭を下げてから、つかんでいた芽衣の腕を離し、代わりに彼女の手を握った。手のひらのやわらかさが直に伝わってくる。
「ほら、人が多いだろ。僕が引っ張っていくから、道を教えて」
「あ……う、うん。それじゃ、このままもう少し進んで。途中にのぼり階段があると思う」
「わかった」
そう答えた僕の声は、震えていなかっただろうか。
小学生の時、背中をなでてくれた芽衣の手。小さくて温かかったあの手に、こうして触れている。
痛いくらいの幸福感が胸に湧き上がる。けれど、それを追いかけるように、よどんだ色の後ろめたさが再びあふれてくる。
──兄ちゃんは、ずるい──
夜、布団の中から聞こえてきた、拓真の弱々しい声と一緒に。
──兄ちゃんはいいよな。勉強ができて。愛想もいいし。それに、本当の友だちもいる──
耳の奥によみがえる涙声が、ギリギリと胸を締めつける。
拓真の言う通りだ。僕は本当にずるい。
拓真より成績がいいことじゃない。学校でうまく立ち回っていることでも、芽衣と会うために「塾の冬期講習に行く」と、祖父にチラシを見せて嘘をついたことでもない。
小学生の頃、何度も拓真の死を願った。それを芽衣に黙って優等生面している自分は、救いようのないほどずるくて汚い人間だ。
ジャングルジムから拓真が落ちたら。拓真が道路に飛び出して、車に轢かれたら。
そうしたら、僕は毎日銭湯へ行ける。お弁当をお腹いっぱい食べられる──。
「優真」
澄んだ声に呼ばれて、ハッと我に返った。
「階段。さっきのとこ、のぼるんだよ」
「あ、ああ……ごめん」
地下道を少し戻り、地上へ続く階段をのぼる。空が近くなるにつれて、車やバイクの走る音が、いくつも重なって聞こえてくる。
その音に紛れて、芽衣がぽそぽそと言った。
「あのね、あと……外に出たら右に曲がって、真っ直ぐ歩くみたい」
「わかった、ありがとう」
「それで、その先の道も覚えたから」
「……そう」
「うん、だから、あのね。地図、もう見なくても大丈夫なんだけど」
「……」
「あの、だから、手……」
「ごめん。車の音がうるさいから、店に着いてからまた話そう?」
芽衣の言葉をさえぎって、彼女の手を引き、曇り空の下へ出た。
芽衣が歩く速さに合わせて、歩道を進む。彼女が何を言いたいのか、わかっているのに無視をして。
(まだ、繋いだままでいさせてよ)
心で願いながら、芽衣の手を強く握った。そうすると、後ろめたさの苦しみがほんの少し薄れた。
僕と拓真を見捨てた両親も、こんな気持ちだったのかもしれない。
守るべきものから目を背けるほど、事態は悪化する。それをわかっていながら、他者にすがりつくことを止められなかった。
父と母、それぞれに恋人がいたことを知ったのは、中1の時だった。酒に酔った祖父が漏らす、「クズ男」と「バカ娘」の断片的なストーリーをつなぎ合わせて、推察した。
まず心に浮かんだのは、暗い穴へ落ちていくような虚しさだった。
僕が小学4年生になり、拓真が小学校に上がってから、母は本格的に家へ帰らなくなった。
拓真の世話。掃除洗濯。お金の計算。買い物。それらすべてを僕が一手に担った。
宿題はとにかく空欄を埋めた。乾電池の繋ぎ方なんかいちいち気にしていられないし、平行四辺形の角度だって真面目に考えていられない。
生活は破綻寸前。けれど、いくら担任に「大丈夫か」「ご両親は家にいないのか」と聞かれても、笑顔で答えた。
『両親は僕らが寝たあとに帰って、起きる前に仕事へ行くんです』
そう言わなくては、家族を散り散りにされると思った。
父と母と、幼い弟。それから自分。
ボロボロのアパートで身を寄せ合う、出来の悪い箱庭みたいなその世界だけが、僕のすべてだと思い込んでいた。
箱庭がバラバラになることは、小学生の僕にとって、この世の終わりを意味した。
だから守りたかった。壊さないように必死だった。
サカモトメイという、はるか遠くにいるはずの女の子に弱音を吐き出すことで、「父に助けてほしい」「母に電話をかけたい」という寂しさや、「拓真という重荷を捨てたい」という衝動へ、全力で蓋をした。
それらはすべて、無駄な行為だったのだ。
唯一の慰めは、両親も初めから僕らを見捨てようとしたわけではない、ということだった。
僕が小学2年生に上がった頃、父が家を出る少し前から、両親はいさかいをくり返していた。父は「カミヤマの家に助けてもらおう」と言い、母は「それだけは嫌だ」と泣いた。
当時は何のことだかわからなかったが、「母の実家に援助を求めるか否か」という話し合いだったのだと思う。
父の主張は当然だ。母の実家は裕福。生活に行き詰まった末、助けを求めれば、母と僕ら兄弟だけは同居を許されるかもしれない。
そして、母が拒否するのも当然だろう。あの家にいたら一挙一動を管理され、息の仕方もわからなくなる。
比喩ではない。拓真は去年、自宅で過呼吸を起こした。食事中、成績が落ちたことを祖父に叱責されている最中だった。
対処の仕方がわからず、僕が救急車を呼んだ。
畳の上に倒れ、目を見開き、吸うことのできない空気を何とかして吸おうと痙攣する拓真。それを見つめる祖父母は、怯えたように凍りついていた。
あれ以来、祖父の抑圧は多少マシになったけれど、油断はできない。
拓真には僕しかいない。僕がしっかりしなくては。拓真の負担を減らさなくては。
僕はまだ無力で、満足にお金を稼ぐこともできない。高校をやめ、あの家から逃げたとしても、拓真に腹いっぱい食べさせてやれる保証はない。
だから、祖父の機嫌を損ねてはならない。
ご飯を食べさせてもらうために。勉強させてもらうために。
言われた通りの成績を出して、言われた通りのことを話して、言われた通りに振る舞って……。
そうやって完璧を演じ続けていると、何のために生きているのかわからなくなる。
母もそうだったのだろう。だから、父の手を取って駆け落ちした。自由の海を泳ぐために。
しかし、金がない。貧しさは心の余裕を奪う。結果、父は家を出た。たぶん、あえて母を追い詰め、実家へ帰らせるために。
少なくとも、母への情は残っていたんだろう。その証拠に、僕と拓真は父の苗字のままだった。両親は離婚していなかったのだ。
けれど、母は実家へ帰らなかった。働いて、働いて……そんな時、折れかけた心を癒してくれる男が現れた。
母は、逃げた。父の手をつかんだ時と同じように、別の男のもとへ走った。
結局、その男は搾取目的で母に近づいたらしく、母はそいつに相当貢いでいたそうだが……。
そして父も、新たな恋人のもとへ逃げ込んだのだろう。心変わりした妻と、貧しい生活と、親としての重圧から。
子どもを置き去りにした罪に問われた父が、のうのうと過ごしているとは思えないけれど。
母も父も、何かしらの制裁を受けた。だけど、いい気味だという気持ちにはなれなかった。彼らは弱かったんだ、と思うだけ。
そして僕も、彼らと同じようにどうしようもなく弱い人間だ。
そうでなければ、こうして芽衣のもとへ来ることはなかった。僕の心がもっと強ければ、息の仕方すらわからなくなる祖父母の家へ、守るべき弟を置き去りにすることはなかっただろう。
「優真」
芽衣の声が、また僕を現実へ引き戻した。
だから、向こうから歩いてくる人にも気づかない。
「危ないよ」
人にぶつかりそうになった芽衣の腕を、軽く引いた。芽衣はびっくりしたように顔を上げ、通行人に気づいて慌てふためいた。
「ごめん。歩きながら携帯見ちゃ駄目だよね」
気まずそうに携帯をしまおうとするのを、腕を引いて止める。芽衣の腕は、ゆったりしたコートの袖よりふた回りは細かった。
「地図を見ないと、道がわからないんじゃない? 芽衣もこのあたり初めてなんだろ?」
「わ、わからなくなったら止まって調べるから大丈夫!」
芽衣は、なぜか真っ赤になって焦っている。僕はサッと回りを見て、かぶりを振った。
「いや、ここで立ち止まったら邪魔になるよ」
そう言った時、うしろから僕らを追い越そうとした人と肩がぶつかった。
すみません、と頭を下げてから、つかんでいた芽衣の腕を離し、代わりに彼女の手を握った。手のひらのやわらかさが直に伝わってくる。
「ほら、人が多いだろ。僕が引っ張っていくから、道を教えて」
「あ……う、うん。それじゃ、このままもう少し進んで。途中にのぼり階段があると思う」
「わかった」
そう答えた僕の声は、震えていなかっただろうか。
小学生の時、背中をなでてくれた芽衣の手。小さくて温かかったあの手に、こうして触れている。
痛いくらいの幸福感が胸に湧き上がる。けれど、それを追いかけるように、よどんだ色の後ろめたさが再びあふれてくる。
──兄ちゃんは、ずるい──
夜、布団の中から聞こえてきた、拓真の弱々しい声と一緒に。
──兄ちゃんはいいよな。勉強ができて。愛想もいいし。それに、本当の友だちもいる──
耳の奥によみがえる涙声が、ギリギリと胸を締めつける。
拓真の言う通りだ。僕は本当にずるい。
拓真より成績がいいことじゃない。学校でうまく立ち回っていることでも、芽衣と会うために「塾の冬期講習に行く」と、祖父にチラシを見せて嘘をついたことでもない。
小学生の頃、何度も拓真の死を願った。それを芽衣に黙って優等生面している自分は、救いようのないほどずるくて汚い人間だ。
ジャングルジムから拓真が落ちたら。拓真が道路に飛び出して、車に轢かれたら。
そうしたら、僕は毎日銭湯へ行ける。お弁当をお腹いっぱい食べられる──。
「優真」
澄んだ声に呼ばれて、ハッと我に返った。
「階段。さっきのとこ、のぼるんだよ」
「あ、ああ……ごめん」
地下道を少し戻り、地上へ続く階段をのぼる。空が近くなるにつれて、車やバイクの走る音が、いくつも重なって聞こえてくる。
その音に紛れて、芽衣がぽそぽそと言った。
「あのね、あと……外に出たら右に曲がって、真っ直ぐ歩くみたい」
「わかった、ありがとう」
「それで、その先の道も覚えたから」
「……そう」
「うん、だから、あのね。地図、もう見なくても大丈夫なんだけど」
「……」
「あの、だから、手……」
「ごめん。車の音がうるさいから、店に着いてからまた話そう?」
芽衣の言葉をさえぎって、彼女の手を引き、曇り空の下へ出た。
芽衣が歩く速さに合わせて、歩道を進む。彼女が何を言いたいのか、わかっているのに無視をして。
(まだ、繋いだままでいさせてよ)
心で願いながら、芽衣の手を強く握った。そうすると、後ろめたさの苦しみがほんの少し薄れた。
僕と拓真を見捨てた両親も、こんな気持ちだったのかもしれない。
守るべきものから目を背けるほど、事態は悪化する。それをわかっていながら、他者にすがりつくことを止められなかった。
父と母、それぞれに恋人がいたことを知ったのは、中1の時だった。酒に酔った祖父が漏らす、「クズ男」と「バカ娘」の断片的なストーリーをつなぎ合わせて、推察した。
まず心に浮かんだのは、暗い穴へ落ちていくような虚しさだった。
僕が小学4年生になり、拓真が小学校に上がってから、母は本格的に家へ帰らなくなった。
拓真の世話。掃除洗濯。お金の計算。買い物。それらすべてを僕が一手に担った。
宿題はとにかく空欄を埋めた。乾電池の繋ぎ方なんかいちいち気にしていられないし、平行四辺形の角度だって真面目に考えていられない。
生活は破綻寸前。けれど、いくら担任に「大丈夫か」「ご両親は家にいないのか」と聞かれても、笑顔で答えた。
『両親は僕らが寝たあとに帰って、起きる前に仕事へ行くんです』
そう言わなくては、家族を散り散りにされると思った。
父と母と、幼い弟。それから自分。
ボロボロのアパートで身を寄せ合う、出来の悪い箱庭みたいなその世界だけが、僕のすべてだと思い込んでいた。
箱庭がバラバラになることは、小学生の僕にとって、この世の終わりを意味した。
だから守りたかった。壊さないように必死だった。
サカモトメイという、はるか遠くにいるはずの女の子に弱音を吐き出すことで、「父に助けてほしい」「母に電話をかけたい」という寂しさや、「拓真という重荷を捨てたい」という衝動へ、全力で蓋をした。
それらはすべて、無駄な行為だったのだ。
唯一の慰めは、両親も初めから僕らを見捨てようとしたわけではない、ということだった。
僕が小学2年生に上がった頃、父が家を出る少し前から、両親はいさかいをくり返していた。父は「カミヤマの家に助けてもらおう」と言い、母は「それだけは嫌だ」と泣いた。
当時は何のことだかわからなかったが、「母の実家に援助を求めるか否か」という話し合いだったのだと思う。
父の主張は当然だ。母の実家は裕福。生活に行き詰まった末、助けを求めれば、母と僕ら兄弟だけは同居を許されるかもしれない。
そして、母が拒否するのも当然だろう。あの家にいたら一挙一動を管理され、息の仕方もわからなくなる。
比喩ではない。拓真は去年、自宅で過呼吸を起こした。食事中、成績が落ちたことを祖父に叱責されている最中だった。
対処の仕方がわからず、僕が救急車を呼んだ。
畳の上に倒れ、目を見開き、吸うことのできない空気を何とかして吸おうと痙攣する拓真。それを見つめる祖父母は、怯えたように凍りついていた。
あれ以来、祖父の抑圧は多少マシになったけれど、油断はできない。
拓真には僕しかいない。僕がしっかりしなくては。拓真の負担を減らさなくては。
僕はまだ無力で、満足にお金を稼ぐこともできない。高校をやめ、あの家から逃げたとしても、拓真に腹いっぱい食べさせてやれる保証はない。
だから、祖父の機嫌を損ねてはならない。
ご飯を食べさせてもらうために。勉強させてもらうために。
言われた通りの成績を出して、言われた通りのことを話して、言われた通りに振る舞って……。
そうやって完璧を演じ続けていると、何のために生きているのかわからなくなる。
母もそうだったのだろう。だから、父の手を取って駆け落ちした。自由の海を泳ぐために。
しかし、金がない。貧しさは心の余裕を奪う。結果、父は家を出た。たぶん、あえて母を追い詰め、実家へ帰らせるために。
少なくとも、母への情は残っていたんだろう。その証拠に、僕と拓真は父の苗字のままだった。両親は離婚していなかったのだ。
けれど、母は実家へ帰らなかった。働いて、働いて……そんな時、折れかけた心を癒してくれる男が現れた。
母は、逃げた。父の手をつかんだ時と同じように、別の男のもとへ走った。
結局、その男は搾取目的で母に近づいたらしく、母はそいつに相当貢いでいたそうだが……。
そして父も、新たな恋人のもとへ逃げ込んだのだろう。心変わりした妻と、貧しい生活と、親としての重圧から。
子どもを置き去りにした罪に問われた父が、のうのうと過ごしているとは思えないけれど。
母も父も、何かしらの制裁を受けた。だけど、いい気味だという気持ちにはなれなかった。彼らは弱かったんだ、と思うだけ。
そして僕も、彼らと同じようにどうしようもなく弱い人間だ。
そうでなければ、こうして芽衣のもとへ来ることはなかった。僕の心がもっと強ければ、息の仕方すらわからなくなる祖父母の家へ、守るべき弟を置き去りにすることはなかっただろう。
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芽衣の声が、また僕を現実へ引き戻した。
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