41 / 45
祓い屋
しおりを挟む
赤岩神社の神主は佐伯という。彼は五十代半ばだろうか、父が生きていればこのくらいのオジサンだったなと思える風貌だ。
ほっそりとした体格に白髪交じりの短髪。いかにも神職らしいワイシャツにスラックス姿のこざっぱりとしたイケオジだ。
今日は葉介にも同席して貰い、白蛇山神社の拝殿をお借りして話を聞くという体になっていた。
きりがお茶を三人分淹れて皆で一口飲んだ後、世間話から会談は始まった。
「すみません。わざわざこんな田舎まで来て頂いて」
「いえ、新幹線もありますし、近いものですよ。東京のあと新潟に寄る予定でしたから。それより新潟からの帰りの方が憂鬱なくらいで」
「そうでしたか。無理してお立ち寄り頂いたのかと心配していました」
「私なら大丈夫です。元より全国を飛び回る仕事でしたし。今回電話に出られたのは本当に偶然でした。いつも神社はほったらかしだったんですよ。
それより、佐藤さん。ご両親のことは本当に残念でなりません。葬儀は私も参列しましたが、お嬢さんに話しておかないとならない事があったのです。話して良いことなのか悪いことなのか考えあぐねたままになってしまって、ずっと気にしていたのです」
佐伯は少しうつむき、言葉を選びながら喋っている様子だった。
「あの、佐伯さんとうちの父はどのような関係だったのですか?」
「シゲ……、ご両親とは古い付き合いでした。私たち三人は大学の同期なのです」
「あぁそれで。あの、両親が亡くなるちょっと前、何度かいらしてましたよね。父から近所の神主さんだと言うことしか聞いていなかったのですが、それだけのヒントで調べてご連絡したんです」
「そうでしたか。あの、お嬢さん。お父さんから仕事の話って聞いたことありますか?」
佐伯は顔を上げてまっすぐ私の目を見ている。その瞳は少し不安混じりの中年男性のもので、私は深酔いしたときの少し不安げな父を思い出してしまう。
「それが、一度も仕事の話はしてくれなかったんです。佐伯さんなら知っているかもしれないと思っていましたが、三人は同じ仕事をしていたんですか? それってどんな……」
「あのっ! これから話すことは信じがたい事かも知れません。今まで彼らがお嬢さんにも話していなかったのは絶対に巻き込みたくなかったんだと思います」
「そんなに危険な仕事だったんですか?」
佐伯は少し身を乗り出し、辺りを見回してからお茶を一口飲んだ。
「私達の仕事は、祓い屋だったのです」
「祓い屋……って、あの、霊能力者とかの」
まさかの仕事名だった。
普通の主婦と思っていた母と酒好きでだらしない父。それが祓い屋って。
アングラな響きを持つその職業は、私のイメージでは詐欺師だ。
「テレビでやっているような、幽霊が視えて、それを祓うというものではうりませんよ。
私の家が少し古くて、『物恠に退いて貰う言葉を使う仕事』、を祓い屋と呼んでいます」
「モノノケですか」
「モノノケと言っても色々ありますが、私達は特に神の部類に入る強力なモノノケと交信し、機嫌を取って穏便に離れて貰う仕事をしていました。
先祖代々そのための手法を確立していて、あなたのお父さんは儀式の準備、お母さんは巫女の役目をおこなっていました」
私は息を呑んだ。佐伯の言うモノノケ、神と呼ばれるそれは一体なんなのだろうか。それと交渉して去って貰うなど、どう考えても危険だ。
「それってかなり危険なことじゃないんですか?」
「この話を信じてくれますか。普通、笑われるでしょう」
佐伯は自嘲気味に小さく呟いたが、私が信じないわけはない。モノノケと言ったら大蛇の山神が最たるものだろうし。
「信じますよ。でも私の両親にそんな事ができたんですか」
「私はモノノケの意志を感じることぐらいまではできますが、祓い屋は本来技術だけでもできるのです。モノノケの行動は論理的です。手順通りに儀式をおこなえばそのとおりに反応します。私の家に伝わるその技術を研究してきた三人だからできたのです」
神道の儀式もそのような感じだ。神社を祀る祝の一族だって視える必要は無い。手順通りにお祀りしておけば神の祟りを受けることなく鎮められるのだ。
「そんなシステマチックにできるはずないですよ!」
葉介が声を上げた。
「モノノケって言うんですか、あれの意志は人が理解出来て制御できるとは思えないですよ」
「私の家系は代々それに成功してきました。少なくとも私が関わったものの半数はモノノケが原因でしたよ。もちろん、定型の儀式では通じないものもいましたが、あれの行動には規則性があると思っています」
佐伯は落ち着いて答え、葉介は渋々引き下がった。
私は少し話を変えてその場を取り繕う。
「その仕事って結構忙しかったりするんですか?」
「はい。実際私達の収入はすべて、依頼されたその仕事から入っていました」
「はぁぁ、まったく想像もしていませんでした。うちの両親が。祓い屋……」
「そして、これから話すことが重要なのですが、今でも悔やまれる大失敗をしてしまったのです」
佐伯は悔しさとも怒りともつかぬ表情をしていた。
その失敗についての話は、私にも理解出来る大問題をはらんでいた。
山に国道を通すため、古くから在る祠の移転をしたい。神様に了承を得て欲しいという役場依頼の祀り事があった。
神鎮の祝詞、移転をお伝えし、神饌の奉納と、儀式は苦労の末に成就した。
あとは受け入れの儀式をやる手はずを整えていた街の神社に、役場が祠を丁重に移動させる予定になっており、仕事は終わったはずだった。
しかし、半年ほどして受け入れ先の神主が怒って連絡をしてきた。
いつになったら祠を持ってくるのだと。
私達は驚いた。役場の責任者に移転が進んでいないのは何故だと問い合わせたところ、祠は取り壊したので移転の話はとっくに終わっていると。
私達に頼んだのは祠の取り壊しをするから一応それっぽい儀式を形だけしてくれれば良いというつもりで依頼した。思ったより金額が高かったので予算を超えてしまい大変だったと。
役場の人間は祓い屋の仕事は形だけのものだと考えていたのだ。
私達三人は青くなった。
祓い屋が最もやってはいけないこと。神を騙したのだ。
あの祠には強いモノノケ、いや神と呼ばれるだけの力を持ったものが間違いなく存在していた。
力の大きさに危険を感じつつも良い場所を用意したので移動して頂きたいと頼み込んだ。
神は拒否した。
一日の予定が三日に伸びた。
毎日新しい神饌を奉納し続け、神を讃える祝詞を唱え、私達は神の信頼を得てなんとか了承が得られたのだ。
それなのに……。
間違いなく私達は神に祟られる。神罰を受けなくてはならない。
とはいえ、祟りを回避する儀式もある。
そのためには神の名前を特定する必要があった。
佐藤夫妻は神名を特定することができる高名な卜占家に会いに行き、私達に掛けられた祟りを那須神の名前を占って貰いに出かけた。
佐伯は赤岩神社に残り、神名が分かり次第、儀式がおこなえるよう準備をしていた。
夜遅くにゆかりの父は電話で神名を伝えてきた。
佐伯はただちに神名を使って、遷却崇神詞の儀式をおこなった。
『たたるかみをうつしやることば』とは、災の原因となる神を祀り、怒りを鎮めてもらい、天に遷すことを目的とした儀式だった。
佐伯がその儀式をおこなっている間、帰宅の途についた佐藤夫妻は山道で事故に遭い帰らぬ人となっていた。
祟りは始まってしまった。
関係者の一族が死に絶えるまでそれは続くはずだ。
佐伯は家の古文書から祟りから逃れるための秘伝を捜し出し、一昼夜に渡る儀式をおこなったが、その最中、同居していた妻と子が原因不明の死を遂げてしまった。
その頃ゆかりは遠方で独り暮らしをしていたため、祟りの発現が遅れているのか、祟られなかったのか、何事も起きていない。
佐伯本人は祟り避けの秘伝により、神の眼から未だに見つからず逃れ続けている――。
私はこの話を聞いてぞっとした。
もしかしたら私の死因は祟りが関係しているのでは無いだろうか。
佐伯は知らないが、私は事故死していたのだ。
よくよく考えてみれば、神社の鳥居が倒れるなんて事があるのか。
しかもヒルメがその原因を祟りの実行によるものであると気がつかないなんてことがあるのだろうか。
「佐伯さん、その神様の名前って」
「口に出すことは出来ません。あなたもこの神名は口にしないようにしてください」
佐伯は手帳を取り出し、ボールペンでその名前を書いた。
私は書かれてゆく文字を目で追っているうちに鳥肌が立っていた。
書かれていた文字は「夜刀神」だった。
ほっそりとした体格に白髪交じりの短髪。いかにも神職らしいワイシャツにスラックス姿のこざっぱりとしたイケオジだ。
今日は葉介にも同席して貰い、白蛇山神社の拝殿をお借りして話を聞くという体になっていた。
きりがお茶を三人分淹れて皆で一口飲んだ後、世間話から会談は始まった。
「すみません。わざわざこんな田舎まで来て頂いて」
「いえ、新幹線もありますし、近いものですよ。東京のあと新潟に寄る予定でしたから。それより新潟からの帰りの方が憂鬱なくらいで」
「そうでしたか。無理してお立ち寄り頂いたのかと心配していました」
「私なら大丈夫です。元より全国を飛び回る仕事でしたし。今回電話に出られたのは本当に偶然でした。いつも神社はほったらかしだったんですよ。
それより、佐藤さん。ご両親のことは本当に残念でなりません。葬儀は私も参列しましたが、お嬢さんに話しておかないとならない事があったのです。話して良いことなのか悪いことなのか考えあぐねたままになってしまって、ずっと気にしていたのです」
佐伯は少しうつむき、言葉を選びながら喋っている様子だった。
「あの、佐伯さんとうちの父はどのような関係だったのですか?」
「シゲ……、ご両親とは古い付き合いでした。私たち三人は大学の同期なのです」
「あぁそれで。あの、両親が亡くなるちょっと前、何度かいらしてましたよね。父から近所の神主さんだと言うことしか聞いていなかったのですが、それだけのヒントで調べてご連絡したんです」
「そうでしたか。あの、お嬢さん。お父さんから仕事の話って聞いたことありますか?」
佐伯は顔を上げてまっすぐ私の目を見ている。その瞳は少し不安混じりの中年男性のもので、私は深酔いしたときの少し不安げな父を思い出してしまう。
「それが、一度も仕事の話はしてくれなかったんです。佐伯さんなら知っているかもしれないと思っていましたが、三人は同じ仕事をしていたんですか? それってどんな……」
「あのっ! これから話すことは信じがたい事かも知れません。今まで彼らがお嬢さんにも話していなかったのは絶対に巻き込みたくなかったんだと思います」
「そんなに危険な仕事だったんですか?」
佐伯は少し身を乗り出し、辺りを見回してからお茶を一口飲んだ。
「私達の仕事は、祓い屋だったのです」
「祓い屋……って、あの、霊能力者とかの」
まさかの仕事名だった。
普通の主婦と思っていた母と酒好きでだらしない父。それが祓い屋って。
アングラな響きを持つその職業は、私のイメージでは詐欺師だ。
「テレビでやっているような、幽霊が視えて、それを祓うというものではうりませんよ。
私の家が少し古くて、『物恠に退いて貰う言葉を使う仕事』、を祓い屋と呼んでいます」
「モノノケですか」
「モノノケと言っても色々ありますが、私達は特に神の部類に入る強力なモノノケと交信し、機嫌を取って穏便に離れて貰う仕事をしていました。
先祖代々そのための手法を確立していて、あなたのお父さんは儀式の準備、お母さんは巫女の役目をおこなっていました」
私は息を呑んだ。佐伯の言うモノノケ、神と呼ばれるそれは一体なんなのだろうか。それと交渉して去って貰うなど、どう考えても危険だ。
「それってかなり危険なことじゃないんですか?」
「この話を信じてくれますか。普通、笑われるでしょう」
佐伯は自嘲気味に小さく呟いたが、私が信じないわけはない。モノノケと言ったら大蛇の山神が最たるものだろうし。
「信じますよ。でも私の両親にそんな事ができたんですか」
「私はモノノケの意志を感じることぐらいまではできますが、祓い屋は本来技術だけでもできるのです。モノノケの行動は論理的です。手順通りに儀式をおこなえばそのとおりに反応します。私の家に伝わるその技術を研究してきた三人だからできたのです」
神道の儀式もそのような感じだ。神社を祀る祝の一族だって視える必要は無い。手順通りにお祀りしておけば神の祟りを受けることなく鎮められるのだ。
「そんなシステマチックにできるはずないですよ!」
葉介が声を上げた。
「モノノケって言うんですか、あれの意志は人が理解出来て制御できるとは思えないですよ」
「私の家系は代々それに成功してきました。少なくとも私が関わったものの半数はモノノケが原因でしたよ。もちろん、定型の儀式では通じないものもいましたが、あれの行動には規則性があると思っています」
佐伯は落ち着いて答え、葉介は渋々引き下がった。
私は少し話を変えてその場を取り繕う。
「その仕事って結構忙しかったりするんですか?」
「はい。実際私達の収入はすべて、依頼されたその仕事から入っていました」
「はぁぁ、まったく想像もしていませんでした。うちの両親が。祓い屋……」
「そして、これから話すことが重要なのですが、今でも悔やまれる大失敗をしてしまったのです」
佐伯は悔しさとも怒りともつかぬ表情をしていた。
その失敗についての話は、私にも理解出来る大問題をはらんでいた。
山に国道を通すため、古くから在る祠の移転をしたい。神様に了承を得て欲しいという役場依頼の祀り事があった。
神鎮の祝詞、移転をお伝えし、神饌の奉納と、儀式は苦労の末に成就した。
あとは受け入れの儀式をやる手はずを整えていた街の神社に、役場が祠を丁重に移動させる予定になっており、仕事は終わったはずだった。
しかし、半年ほどして受け入れ先の神主が怒って連絡をしてきた。
いつになったら祠を持ってくるのだと。
私達は驚いた。役場の責任者に移転が進んでいないのは何故だと問い合わせたところ、祠は取り壊したので移転の話はとっくに終わっていると。
私達に頼んだのは祠の取り壊しをするから一応それっぽい儀式を形だけしてくれれば良いというつもりで依頼した。思ったより金額が高かったので予算を超えてしまい大変だったと。
役場の人間は祓い屋の仕事は形だけのものだと考えていたのだ。
私達三人は青くなった。
祓い屋が最もやってはいけないこと。神を騙したのだ。
あの祠には強いモノノケ、いや神と呼ばれるだけの力を持ったものが間違いなく存在していた。
力の大きさに危険を感じつつも良い場所を用意したので移動して頂きたいと頼み込んだ。
神は拒否した。
一日の予定が三日に伸びた。
毎日新しい神饌を奉納し続け、神を讃える祝詞を唱え、私達は神の信頼を得てなんとか了承が得られたのだ。
それなのに……。
間違いなく私達は神に祟られる。神罰を受けなくてはならない。
とはいえ、祟りを回避する儀式もある。
そのためには神の名前を特定する必要があった。
佐藤夫妻は神名を特定することができる高名な卜占家に会いに行き、私達に掛けられた祟りを那須神の名前を占って貰いに出かけた。
佐伯は赤岩神社に残り、神名が分かり次第、儀式がおこなえるよう準備をしていた。
夜遅くにゆかりの父は電話で神名を伝えてきた。
佐伯はただちに神名を使って、遷却崇神詞の儀式をおこなった。
『たたるかみをうつしやることば』とは、災の原因となる神を祀り、怒りを鎮めてもらい、天に遷すことを目的とした儀式だった。
佐伯がその儀式をおこなっている間、帰宅の途についた佐藤夫妻は山道で事故に遭い帰らぬ人となっていた。
祟りは始まってしまった。
関係者の一族が死に絶えるまでそれは続くはずだ。
佐伯は家の古文書から祟りから逃れるための秘伝を捜し出し、一昼夜に渡る儀式をおこなったが、その最中、同居していた妻と子が原因不明の死を遂げてしまった。
その頃ゆかりは遠方で独り暮らしをしていたため、祟りの発現が遅れているのか、祟られなかったのか、何事も起きていない。
佐伯本人は祟り避けの秘伝により、神の眼から未だに見つからず逃れ続けている――。
私はこの話を聞いてぞっとした。
もしかしたら私の死因は祟りが関係しているのでは無いだろうか。
佐伯は知らないが、私は事故死していたのだ。
よくよく考えてみれば、神社の鳥居が倒れるなんて事があるのか。
しかもヒルメがその原因を祟りの実行によるものであると気がつかないなんてことがあるのだろうか。
「佐伯さん、その神様の名前って」
「口に出すことは出来ません。あなたもこの神名は口にしないようにしてください」
佐伯は手帳を取り出し、ボールペンでその名前を書いた。
私は書かれてゆく文字を目で追っているうちに鳥肌が立っていた。
書かれていた文字は「夜刀神」だった。
66
お気に入りに追加
380
あなたにおすすめの小説
僕はもふもふ家族院の院長先生!!
和成ソウイチ
ファンタジー
《「子ども院長先生」×「ミックス転生」×「箱推し天使」!? 健気可愛い子どもたちと『もふもふ』による、ほのぼの家族ファンタジー!》
病気のため、外の世界をほとんど知らないまま10歳で亡くなった日本の少年、天宮ユウキ。
彼は傲慢で怠惰な神により、転生者の定員オーバーを誤魔化すため、複数の善良な転生者の魂もまとめて背負わされた上で異世界に転生してしまう。
それを不憫に思った天使マリアは、彼女が特別に管理している施設――『もふもふ家族院』へユウキを連れていく。そこは天使マリアがこよなく愛する『健気で可愛い子どもたちと愛くるしいもふもふ動物たちだけの楽園』であった。
生前の辛い経験から、「生きているだけで幸せ」という鋼のメンタルを持つようになったユウキは、マリアの申し出を受け入れ、もふもふ家族院の院長を勤めることになる。
家族院には異世界人で同い年の男の子2人、女の子4人、そしてもふもふな保護者フェンリルが仲良く暮らしていた。
踊ったり、美味しいご飯を食べたり、森で冒険したり――ユウキは家族院の子たちとともに夢のようなキラキラした毎日を送る。
その様子を、遙か天界から天使マリアが見つめて叫ぶ。
「推しの我が子たちが可愛すぎる!」
――実はこの天使、もふもふ家族院の全員を『箱推し』しながら『推し活』と称して同僚の天使たちに魅力を喋りまくる癖(へき)があったのだ。
これは、ひたすらほのぼのしたりもふもふしたりして日々を過ごす少年少女と、彼らを天から推し続ける天使様との、ハートフル楽園ファンタジーである。
俺の相棒は元ワニ、今ドラゴン!?元飼育員の異世界スローライフ
ライカタイガ
ファンタジー
ワニ飼育員として働いていた俺は、ある日突然、異世界に転生することに。驚いたのはそれだけじゃない。俺の相棒である大好きなワニも一緒に転生していた!しかもそのワニ、異世界ではなんと、最強クラスのドラゴンになっていたのだ!
新たな世界でのんびりスローライフを楽しみたい俺と、圧倒的な力を誇るドラゴンに生まれ変わった相棒。しかし、異世界は一筋縄ではいかない。俺たちのスローライフには次々と騒動が巻き起こる…!?
異世界転生×ドラゴンのファンタジー!元飼育員と元ワニ(現ドラゴン)の絆を描く、まったり異世界ライフをお楽しみください!
女性経験なしのオレ、夢に見たケモミミ様の居る世界へ転移、神にすらなれる能力をもらっていたみたいだけど、ケモミミハーレムを作ることにします。
たんぐ
ファンタジー
【ざっくりあらすじ】
何者かに転移させられてしまった。そこはケモミミの獣人や魔法がある世界だった。すべてはケモミミ様のために。のんびり冒険、魔物討伐、美女、主人公強い。そんなお話です。
【あらすじ】
林信希(はやし まさき)は夢にまで見た、ケモミミふさふさの獣人が居る異世界に転送されてしまう。最初に居た町でいきなりかわいい獣人たちと出会う信希だが、差別や迫害の対象になっていた彼女たちを救うために、彼女たちを引き連れて王都に向かうことになる。
徐々に自分が持っている強すぎる力を自覚する信希は、獣人たちを助けるためにその力を使っていく。現実世界では女性経験のなかった信希だが、どうやら生粋のスケコマシで同行する彼女たちは信希に惹かれていく。
彼女たちと冒険を続ける信希は、この世界のことを知っていき何を選択していくのか──。
【この作品の詳細情報】
R15指定は念のため付けています。
現段階ではタイトルの変更はありません。※文字制限のため多少の変更あり。
「カクヨム」さんにも重複投稿しています。
「小説家になろう」さんから重複投稿しています。
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
チートな王太子は身分をひた隠す〜聖獣の契約者である王子のお忍び冒険者生活〜
はいだ ゆを
ファンタジー
精霊や聖獣が存在し、魔法が主な動力であるこの世界。
とある国のエルフの血を引く王族であるユリウスは王宮を飛び出し、お忍び冒険者生活を送っていた。その生活に付き合っているのは、深紅の英雄と呼ばれる元近衛騎士団団長と、元孤児の騎士。ユリウスと契約している真っ白でふわふわな聖獣、天虎だった。
ある日、いつも通り冒険者として生活している中で、ユリウスたちは魔物たちの異変に気づいた。それは人為的なものの可能性があり――
ユリウスが、冒険者と王族の仮面を使い分け、大切な民や国を守るため奮闘する物語。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?
異世界に行ったら才能に満ち溢れていました
みずうし
ファンタジー
銀行に勤めるそこそこ頭はイイところ以外に取り柄のない23歳青山 零 は突如、自称神からの死亡宣言を受けた。そして気がついたら異世界。
異世界ではまるで別人のような体になった零だが、その体には類い稀なる才能が隠されていて....
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる