迫真空手部とYJの物語

Lukia

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第1章

神 4

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タカ、トコ、タカ、トコ……
男たちは、暗闇に立ち向かう勇気の一歩を、精一杯の力で踏み込む。
恐怖や嫌悪感で冷や汗が吹き出すが、そんなのはどうでもいい。
今は、全員が脱出すること、ただそれだけが目的だからだ。

しばらく歩き続けると……
K「あ、こ↑こ↓です。何か神々しいものを見た場所です」
左手で指したのは、『体育館』だった。
M「体育館？窓ないぞこ↑こ↓」
そう。この大学の体育館には、中を覗ける窓なんてないのだ。
T「でも、ここであってるはずですよ」
Y「とりあえず中入りましょうよ、ね」
M「……そうだな。入るか。でもお前ら、なんかきても大丈夫なように構えとけよ」
Y,K,T「「「おっす」」」

MURが、そっと、音を立てないように扉を開こうとする。
後ろの三人は、自分が得意な形で構えを取る。

M「ーーーフゥ、行くゾ」
………
少しずつ、少しずつ開けていく。
まるで映画のスパイのように、わずかな音すらも許されない中で。
………
緊張や恐怖で張り裂けそうな胸を抑えているからだろうか。4人はみんな、それぞれの心拍音を感じる。
ドクン、ドクン、ドクン…
………
MURが扉を半分まで開けようとしたその時。
ガチ！！！
！！
何かに引っかかったのか、扉が突然音を立てた。
急すぎる音で、四人の体が思わず震え上がる。

M「すまん…」
Y「……先輩……」
K「びびったぁ……」
T「死にそう……」
思ったことを素直に吐く男たち。
しかし、この一言が四人を少し気楽にさせた。

M「改めて行くゾ」
MURは、扉を固定していた手を再び動かす。
………
またこの空気。
しかし、さっきよりは緊張がほぐれている。
………
少しずつ、少しずつ
………
開けていく
………
扉を少しずつ引いていく
………
あと少しで開く。
よし、もう入れs

「アァァァァッァァァァァァァ！！！！！！！！」
！！！！！！！！

Y,K「TON！！！」
M「しまった！後ろか！！」
誰もが扉から出てくると考えていた。
後ろなんて全く気にしていなかった。
それはまさに、不意打ちの模範解答。

T「アン、アァン、アァァァン！！」
Y,K,M「TON！！！！」
何かに引きずられるようにTONは後ろへと下がっていき、暗闇の中へ消えていく。

M「クソ！やられた！」
K「後悔してる場合じゃねぇだろMUR！追いかけるんだよ！！」
Y「先輩、今はKMRの言う通りです！速く追いかけましょう！」

空白取りすぎてすいません
続く！？

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