例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…

東間

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留木原 夜という人間

【留木原 夜が死んだ日】

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「私は神でーす」

目が覚めた初めの光景は白髪の青年だった。

「か、神様?」

「で、貴方は死人。OK?」

死人?

「死んだ人、の意味ですか?」

「そうそう。君は幼馴染に殺されてここに居まーす」

そうか…僕、殺さ………幼馴染?

「幼馴染?誰ですか?」

僕の幼馴染はただ一人。零だけだ。

「名は宗川 零。君の幼馴染でクラスメイト」



「零が僕を殺すはずないでしょう?そもそも貴方、神様ではないでしょう?」

何を言っているんだ、この人は。

「えーっと、幼馴染くんは君を殺害後学園を爆弾で爆発。死者多数、怪我人数人。
幼馴染くんの魂は消去され、予定にない死者は救済処置をとる事となりましたー」

「え?え?」

理解できない。爆弾?消去?死者?

何を言ってるんだ?

「理解遅!え、転生とかブームなんじゃないの?
ムリムリ!時間押してるんだから君で時間取れないから!」

「転生?時間?」

「何か希望ない?早く早く」

白髪の青年は書類の束を掴み僕に渡す。

「どれか選んで」

そこには様々な個人情報が書かれている。
これは見ていいのだろうか?

「それより、先程の話をもっと詳しく」

「おい、レイビト神!次の死者を案内するぞ!」

「は!?早いんだよクソ野郎!」

白い空間から突然真っ黒い穴が空き、別の白髪の男が入ってくる。

「いつもの死者にプラスして死者が来たんだ!効率よく進めないと現世の魂の数字が合わねーだろ!」

「これだから神は嫌なんだ!天使に戻りてー!」

「早く終わらせろ!ダメ神!」

展開が急過ぎてついていけない。

「面倒だなぁ!人間なんて放置しとけよ!

あー…ゴホンッ!

瑠木原 夜。貴方は悲惨な死を遂げました。
我々神々は貴方の死に酷く悲しみ、慈悲を与えます。
私が管理する世界、リーデルワールドへ魂を送ります。
そこで新しい人生をお楽しみ下さい。
ご安心ください、貴方は我らが父である最高神の子達の一人。無下にはしません。」

「そんな事どうでも良いです!それより皆は…零や会長達はどうなったんですか?!」

咳払いをした青年は此方の言葉を一切聞かずに物事を進めていく。

「強い縁があれば向こうで再会するでしょう

では、さようなら」

僕の足元に黒い穴が開く。

「え!?」

僕はそこで意識を失った。
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