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第52章
異世界の求愛はタイヘンです(4)
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ベッドのスプリングがきしみ、反射的に逃げようとしたオレを、ドリアが素早く抑え込む。
次の瞬間にはドリアの唇が重なっていた。
突然の強引なキスに、オレのちょびっとしか残っていなかった理性がきれいさっぱり消えてしまう。
唇の表面を舌でなぞられ、待っていたのを知られるのが恥ずかしくて、かすかに口をひらけると、熱を持ったドリアの舌がオレの中へと侵入してくる。
奪うように強引に、ときには優しく、ドリアの舌は巧みに緩急をつけながら、咥内をまさぐるように蹂躙し、オレの舌を絡め取る。
互いの唾液が混じり合い、それを美味そうに啜って、啜られて、溢れ出たものは口から流れ落ちる。
呼吸が続かなくて苦しくなりながらも、久しぶりに感じる相手の感触とその興奮に、お互いどっぷりと浸りきっていた。
「マオ……嫌なら抵抗しないとだめだぞ」
頬を上気させながら、キラキラ顔のドリアが困ったような声で言う。
「わたしは、マオを傷つけることはしないと決めたのだが、今日は……今日は……ちょっと、難しい……かもしれない」
そんなエロい顔で、色っぽい声で迫られて、イヤだなんて言えるはずがない。
両手を伸ばし、ドリアの背中へと腕を回す。
「ドリア……」
耳元でそっと囁く。
オレの言葉を聞いたドリアの顔が眩い輝きにいろどられる。
「マオ! マオ! 大事にする。絶対、大事にするぞ。マオを悲しませることはしない。マオを悲しませるヤツは、わたしが許さないからな」
ドリアはそう宣言すると、オレに覆いかぶさって、キスの続きをはじめた。
ついばむような軽いキスの連続に、これから起こることを想像し、胸踊らせて期待してしまう。
オレは両腕を伸ばし、ドリアを引き寄せせる。
ドリアの甘い匂いがオレの鼻孔をくすぐり、全身の感覚を目覚めさせる。
散々待たされたのはオレも同じだ。
ドリアの逞しい腕に抱きしめられ、ドリアの香りに包まれ、オレは喘ぎ声をあげていた。
惜しみなく注がれるキスの甘さに、オレは酔いしれ、言葉ではなく、仕草でドリアにその先を促す。
寝台の上でもつれ合いながら、オレたちは邪魔でしかない服を脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿で抱き合い、時間が許す限り、互いを求めあった。
次の瞬間にはドリアの唇が重なっていた。
突然の強引なキスに、オレのちょびっとしか残っていなかった理性がきれいさっぱり消えてしまう。
唇の表面を舌でなぞられ、待っていたのを知られるのが恥ずかしくて、かすかに口をひらけると、熱を持ったドリアの舌がオレの中へと侵入してくる。
奪うように強引に、ときには優しく、ドリアの舌は巧みに緩急をつけながら、咥内をまさぐるように蹂躙し、オレの舌を絡め取る。
互いの唾液が混じり合い、それを美味そうに啜って、啜られて、溢れ出たものは口から流れ落ちる。
呼吸が続かなくて苦しくなりながらも、久しぶりに感じる相手の感触とその興奮に、お互いどっぷりと浸りきっていた。
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「わたしは、マオを傷つけることはしないと決めたのだが、今日は……今日は……ちょっと、難しい……かもしれない」
そんなエロい顔で、色っぽい声で迫られて、イヤだなんて言えるはずがない。
両手を伸ばし、ドリアの背中へと腕を回す。
「ドリア……」
耳元でそっと囁く。
オレの言葉を聞いたドリアの顔が眩い輝きにいろどられる。
「マオ! マオ! 大事にする。絶対、大事にするぞ。マオを悲しませることはしない。マオを悲しませるヤツは、わたしが許さないからな」
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数々の作品あるなか、ご訪問ありがとうございます。
これもなにかの『縁』でございます!
お気に入り、ブクマありがとうございます。
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ポチっで、モチベーションがめっちゃあがります。
↓別のお話もアップしています。そちらも応援よろしくお願いします。↓
転生お転婆令嬢は破滅フラグを破壊してバグの嵐を巻き起こす
生贄奴隷の成り上がり〜魂の片割れとの巡り合い〜
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