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第34章
異世界の聖女様は◯◯◯です(5)
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しかも、しばらく、控えていたので……まあ、いろいろと……溜めていました。
ちょっとの刺激で簡単になっちゃいます。
オレの徴が固く天を向き、先端を濡らしはじめるのにさほど時間はかからなかった。
「ああ……んっ。あ……。やだあっ……」
部屋の隅に逃げ込んだオレに逃げる先はない。
相手が男でも、聖女様でも、ドリアでなくとも……巧みなお誘いに素直になった身体は敏感に反応してしまうよ。
そんな自分に嫌悪してしまう。
ただ、ただ、今までひとりのヒトを想っていたのに……想っていたいのに……この長い繰り返しの中では、それすら困難ということなのかな。
それとも、オレの愛が足りないというのだろうか……。
涙を浮かべながら、オレは輪郭が薄くなってしまった愛しいヒトを思い出そうとする。
ぼやけた輪郭、思い出せない名前……その現実をあざ笑うかのように、オレの身体は欲望に忠実だった。
「あっ。あっ。あ……。だめ……イク……い、イク……」
オレの口からこぼれ落ちる喘ぎ声に、聖女様は満足げな表情を浮かべている。
「勇者様。やっと……やっと……。一週間もおあずけをくらっていたんです。ちゃんと待てたわたしをほめてください。ご褒美をたくさん、くださいね」
そう言うと、女神様は己の身体をオレに密着させてきた!
なんか、とってもいい匂いがした。
後ろは壁。
前は聖女様。
「ああ……う……な、なに!」
「勇者様、ハジメテは、一緒にしましょう」
聖女様は自身のモノとオレのモノを一度に両方握りしめる。
熱いものが擦れ合う刺激に、オレの腰から背中に甘い痺れが走る。
「ひぃっ。ひゃあっ!」
逃れようと腰をひくが、それが新たな刺激となって、無意識のうちに腰を動かしてしまう。
こうなっては止めようがない。
「ああ……んっ。い、いいです。勇者様。ステキですぅ」
「はあっ……ん」
聖女様の甘い喘ぎ声が耳元で聞こえ、オレの徴がさらに大きく、硬くなっていく。
「ど、どうです? ゆ、ゆうしゃさまあ……っ」
半開き状態だったオレの口の中に、聖女様の唇が重なり、熱をもった舌が口腔内へと侵入してくる。
舌と舌が絡み合い、乱暴なほど強く吸い上げられ、感じやすい場所をねっとりと舐められる。
くぐもった喘ぎ声は、どちらのものだろうか。
さらなる快楽をオレ自身が貪欲に求めてしまう。
(ドリア……。フレドリックくん……)
深い口づけを聖女様と交わしながら、何故か、かつて愛したヒトではなく、ふたりの顔がオレの脳裏に浮かぶ。
「はぁ。もう……ゆ、ゆうしゃさまったらぁ……。ほかの……オトコのコトをかんがえちゃらめでしょおぅ?」
長いキスのあと、聖女様はとろんとした目でオレを睨みつける。
そうしている間も、聖女様の細くしなやかな手は休むことなく、オレと聖女様のモノを刺激しつづけていた。
「あ……あ、あ……うっ」
おしおき、とばかりに力いっぱい掴まれ、オレは悲鳴めいたうめき声をあげる。
オレの意思を無視して、腰がびくびくと震える。
オレのその素直な反応に満足した聖女様は、勝ち誇ったような笑みを浮かべると、再び、オレの唇を奪いにかかった。
抵抗しないオレに気をよくした聖女様の行動がさらに大胆になっていく。
神々の控えの間から帰還した後遺症で、もともと意識が朦朧としていたし、直前まで会っていた女神が女神なだけに、オレはあっさりと快楽の渦へと巻き込まれてしまった。
あの別れ際の、マーキングのようなキスの嵐も、オレをこうさせるためのものだったのだと悟る。
悟りはするが、その甘い誘惑から逃れることはできない。オレと聖女様は同時に精を吐き出していた。
ちょっとの刺激で簡単になっちゃいます。
オレの徴が固く天を向き、先端を濡らしはじめるのにさほど時間はかからなかった。
「ああ……んっ。あ……。やだあっ……」
部屋の隅に逃げ込んだオレに逃げる先はない。
相手が男でも、聖女様でも、ドリアでなくとも……巧みなお誘いに素直になった身体は敏感に反応してしまうよ。
そんな自分に嫌悪してしまう。
ただ、ただ、今までひとりのヒトを想っていたのに……想っていたいのに……この長い繰り返しの中では、それすら困難ということなのかな。
それとも、オレの愛が足りないというのだろうか……。
涙を浮かべながら、オレは輪郭が薄くなってしまった愛しいヒトを思い出そうとする。
ぼやけた輪郭、思い出せない名前……その現実をあざ笑うかのように、オレの身体は欲望に忠実だった。
「あっ。あっ。あ……。だめ……イク……い、イク……」
オレの口からこぼれ落ちる喘ぎ声に、聖女様は満足げな表情を浮かべている。
「勇者様。やっと……やっと……。一週間もおあずけをくらっていたんです。ちゃんと待てたわたしをほめてください。ご褒美をたくさん、くださいね」
そう言うと、女神様は己の身体をオレに密着させてきた!
なんか、とってもいい匂いがした。
後ろは壁。
前は聖女様。
「ああ……う……な、なに!」
「勇者様、ハジメテは、一緒にしましょう」
聖女様は自身のモノとオレのモノを一度に両方握りしめる。
熱いものが擦れ合う刺激に、オレの腰から背中に甘い痺れが走る。
「ひぃっ。ひゃあっ!」
逃れようと腰をひくが、それが新たな刺激となって、無意識のうちに腰を動かしてしまう。
こうなっては止めようがない。
「ああ……んっ。い、いいです。勇者様。ステキですぅ」
「はあっ……ん」
聖女様の甘い喘ぎ声が耳元で聞こえ、オレの徴がさらに大きく、硬くなっていく。
「ど、どうです? ゆ、ゆうしゃさまあ……っ」
半開き状態だったオレの口の中に、聖女様の唇が重なり、熱をもった舌が口腔内へと侵入してくる。
舌と舌が絡み合い、乱暴なほど強く吸い上げられ、感じやすい場所をねっとりと舐められる。
くぐもった喘ぎ声は、どちらのものだろうか。
さらなる快楽をオレ自身が貪欲に求めてしまう。
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深い口づけを聖女様と交わしながら、何故か、かつて愛したヒトではなく、ふたりの顔がオレの脳裏に浮かぶ。
「はぁ。もう……ゆ、ゆうしゃさまったらぁ……。ほかの……オトコのコトをかんがえちゃらめでしょおぅ?」
長いキスのあと、聖女様はとろんとした目でオレを睨みつける。
そうしている間も、聖女様の細くしなやかな手は休むことなく、オレと聖女様のモノを刺激しつづけていた。
「あ……あ、あ……うっ」
おしおき、とばかりに力いっぱい掴まれ、オレは悲鳴めいたうめき声をあげる。
オレの意思を無視して、腰がびくびくと震える。
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これもなにかの『縁』でございます!
お気に入り、ブクマありがとうございます。
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