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第32章
異世界の大神殿はド派手です(3)
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……まあ、オレがいた世界の聖女様も、一応、女神の声が聞こえていたようだけどな。
声が聞こえても、声を発しているヤツがポンコツだから、たいしてイイコトなんてなかったけどね。
こっちの世界の女神様はマトモなヤツであってほしいね。
まあ、ミスティアナ以上にポンコツな女神って、そうそういないだろうけど。
あれは……あまりにもひどいからなぁ。
このコトの発端となった、『魔王がこの世界に存在している』……という眉唾情報の出処は、聖女様が女神の啓示として受け取ったそうだよ。
啓示を受け取った本人になら、もう少し、こっちの世界の魔王情報が聞けるかもしれないな。
魔王を倒すべく勇者として召喚されたオレには、知る権利があるんじゃないかな?
あるはずだと思うんだけど。
大神官長の国葬でドタバタしていたせいで、こちらの世界の魔王についての情報も、オレは全く教えてもらっていないからな。
オレは思ったんだ。
流されるな。
騙されるな。
受け身じゃだめだ。
積極的に情報収集しないと、いつまでたっても前に進めない。
この世界で停滞したままだ。
決して、こちらの世界の聖女様に会って、どうこうしたいなんて、これっぽっちも思っていないからね!
勇者ならチョロインをはべらすのがデフォルトなんて、少しも考えていないからね!
聖女様と楽しく、魔王討伐の旅にでようなんて……一切、企んでないからね!
オレが望むことはただひとつ。
元の世界に戻って、三十六番目の勇者に討伐されて、三十六番目の勇者を魔王討伐のクエストから開放してやりたいんだよ。
ついでに、元の世界の淀んでしまった魔素もきれいさっぱりリセットして、世界の秩序を取り戻したいんだ。
……あれ?
ひとつじゃない……か?
まぁ、とにかく、オレは元の世界に戻りたいんだ。
こっちの世界は色々と怖いことが多いから、ものすごく嫌なんだよ。生きた心地がしない。
なんでもいいから、帰りたい。
お願いですから、帰してください。
手遅れになる前に、一刻も早く元の世界に帰ってしまいたい。
オレの手を握るドリアの気配を感じれば感じるほど、オレの心は迷走するよ。
今日の『お忍びデート』でわかったことがある。
今までこちらの世界の本ばっかりに目がいってたから気づかなかったけど、『夜の世界』に住むオレには、ここは眩しすぎて居心地が悪いんだ。
声が聞こえても、声を発しているヤツがポンコツだから、たいしてイイコトなんてなかったけどね。
こっちの世界の女神様はマトモなヤツであってほしいね。
まあ、ミスティアナ以上にポンコツな女神って、そうそういないだろうけど。
あれは……あまりにもひどいからなぁ。
このコトの発端となった、『魔王がこの世界に存在している』……という眉唾情報の出処は、聖女様が女神の啓示として受け取ったそうだよ。
啓示を受け取った本人になら、もう少し、こっちの世界の魔王情報が聞けるかもしれないな。
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あるはずだと思うんだけど。
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決して、こちらの世界の聖女様に会って、どうこうしたいなんて、これっぽっちも思っていないからね!
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聖女様と楽しく、魔王討伐の旅にでようなんて……一切、企んでないからね!
オレが望むことはただひとつ。
元の世界に戻って、三十六番目の勇者に討伐されて、三十六番目の勇者を魔王討伐のクエストから開放してやりたいんだよ。
ついでに、元の世界の淀んでしまった魔素もきれいさっぱりリセットして、世界の秩序を取り戻したいんだ。
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数々の作品あるなか、ご訪問ありがとうございます。
これもなにかの『縁』でございます!
お気に入り、ブクマありがとうございます。
まだの方はぜひ、ポチッとしていただき、更新時もよろしくお願いします。
ポチっで、モチベーションがめっちゃあがります。
↓別のお話もアップしています。そちらも応援よろしくお願いします。↓
転生お転婆令嬢は破滅フラグを破壊してバグの嵐を巻き起こす
生贄奴隷の成り上がり〜魂の片割れとの巡り合い〜
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