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第6章
異世界の媚薬は危険です(5)
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頭の中が真っ白になり、大量の白濁が湯の中に放たれる。
「あ……ああ……ん」
全身をわななかせた後、力尽きたオレは背後にいるエルドリア王太子にもたれかかる。
「まだだ……」
「は……?」
なにが『まだ』なんだ?
恐怖で顔を引きつらせるオレの背後に、王太子の甘い息がかかる。
「ほら、こうすると、すぐに……」
エルドリア王太子の大きな手が滑り込んでくる。再びオレの股間に手がそえられ、下腹部を淫らに撫でられる。
狭い浴槽内、しかも、体格で劣っているオレに逃げ場所はない。
「う、う……うそ……」
軽く触れられただけで、そこは再び硬くなりはじめている……。
もしかして、これが媚薬の原液効果なのだろうか……。
言い知れぬ恐怖がオレを襲う。
と、同時に、これから先に起こることを想像して、淫靡な悦びに身体が震え立つ。
ただ触れ合うだけの少しの刺激や、柔らかな愛撫であっても、狂おしいほどの快楽へと塗り替えられていく。
「ひ、ひゃ……ん、ん。らめ……。もう、やめ……」
射精が止まらない。
オレはガクガクと震えながら、涙を流しながら、何度も絶頂を迎えてしまう。
何度いこうが、エルドリア王太子の愛撫も止まらない。
次から次へと白濁が放出される。
三十六回、生きてきたが、これほどの快楽は初めてである。
(異世界の媚薬って怖い……)
もうやめてくれ、と、涙にまみれながらエルドリア王太子に懇願するが、当然のことながら、オレの言葉は都合よくスルーされる。
オレは浴室で何度も何度も啼かされた。
吐き出しすぎて、喘ぎすぎて、もうフラフラである。
インドア派なオレは、魔法と知力、内政力に特化しており、体力……持久力があまりない。
体力、持久力、抵抗力を下手に高めすぎると、勇者の討伐に支障がでてくるから、あえてそこは抑えてきた。
それが裏目にでたようである。
のぼせてそろそろマジでヤバい……。
と思い始めた頃、ようやく、オレは浴槽から引き上げられ、そのまま濡れた裸のままで寝台へと運ばれる。
長時間、湯につかったせいで、実際にのぼせてしまった。
さらに、キャパオーバーの刺激と、激しく喘いで酸欠状態、イキすぎたせいで、もう足腰も立たず、ぐったりとしていた。
苦い薬を飲まされ、ようやく解放されるかと思ったのだが、甘かった。
間髪をおかずに、寝台での第二ラウンドが始まってしまったのである。
過去、男前なオレと関係をもとうと企んだインキュバスやサキュバスに、何度も寝込みを襲われかけたが、その度に、オレはヤツラを返り討ちにしていた。
だが、湯船ですっかりほぐされてしまっていたオレは、抵抗らしい抵抗もできずに、あっさりとエルドリア王太子を受け入れてしまったのである。
これはすべて媚薬のせいだと思いたい。
元の世界では、ありえない事態だった。
……こうして、オレは刺激まみれの異世界での初夜を過ごしたのである。
異世界って、ホント怖いところだ……。
「あ……ああ……ん」
全身をわななかせた後、力尽きたオレは背後にいるエルドリア王太子にもたれかかる。
「まだだ……」
「は……?」
なにが『まだ』なんだ?
恐怖で顔を引きつらせるオレの背後に、王太子の甘い息がかかる。
「ほら、こうすると、すぐに……」
エルドリア王太子の大きな手が滑り込んでくる。再びオレの股間に手がそえられ、下腹部を淫らに撫でられる。
狭い浴槽内、しかも、体格で劣っているオレに逃げ場所はない。
「う、う……うそ……」
軽く触れられただけで、そこは再び硬くなりはじめている……。
もしかして、これが媚薬の原液効果なのだろうか……。
言い知れぬ恐怖がオレを襲う。
と、同時に、これから先に起こることを想像して、淫靡な悦びに身体が震え立つ。
ただ触れ合うだけの少しの刺激や、柔らかな愛撫であっても、狂おしいほどの快楽へと塗り替えられていく。
「ひ、ひゃ……ん、ん。らめ……。もう、やめ……」
射精が止まらない。
オレはガクガクと震えながら、涙を流しながら、何度も絶頂を迎えてしまう。
何度いこうが、エルドリア王太子の愛撫も止まらない。
次から次へと白濁が放出される。
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それが裏目にでたようである。
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異世界って、ホント怖いところだ……。
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数々の作品あるなか、ご訪問ありがとうございます。
これもなにかの『縁』でございます!
お気に入り、ブクマありがとうございます。
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生贄奴隷の成り上がり〜魂の片割れとの巡り合い〜
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