1 / 339
第1章
異世界の勇者は魔王です(1)
しおりを挟む
「フッハハハハハァ……。待ちかねたぞ。聖なる女神ミスティアナに喚ばれし勇者たちよ! ついにここまでたどり着いたか!」
ここは、魔王城、最上階、最奥……にある謁見の間。
「勇者よ! 数々の試練を乗り越え、よくぞここまで参った! 我が女神に代わって褒めてやるぞ。その武勇に免じ、我が直々にオマエたちの相手をしてやろう! 我が力を思い知るがよい」
オレは三十六回目となる『勇者様御一行大歓迎』のセリフを高らかに言い放つと、魔王の玉座から勢いよく立ち上がった。
両手を広げ、異世界からやってきた三十六番目の勇者を、決戦の場に迎え入れる。
オレを討伐するために異世界から召喚された勇者は、巨大な扉の前で立ち尽くし、玉座の前にいるオレを呆然と眺めている。
う――ん、ちょっと、距離がありすぎて、お互いの表情がよく見えない。魔王城のムードをだすために、わざと照明を落としているのも、影響しているだろう。
この距離では、勇者がなにを考えているのかよくわからないぞ。
もうちょっと、勇者にはこっちに近づいてほしいところだが、オレは定番となった魔王のセリフを続ける。
「われは魔族の長にして、この世界を統べるもの。この世界の真の支配者だ。勇者よ……今までのようにはいかぬぞ。魔王の真の恐ろしさを、今ここで存分に思い知るがよい!」
バサリという派手な効果音を立てて、オレのマントがひるがえる。
この瞬間のためだけに新調した、濡れ羽色の最高級マントだ。
「さあ、勇者よ! 世界の命運をかけた最後の戦いといこうではないか!」
広い、広――い、無駄に広い謁見の間に、オレの美声が朗々と響き渡る。
配下の魔族たちなら、この一声だけで「はは――っ」と、一斉にひれふさせる威力をもっているが、この場にいる魔族はオレひとりなので、反応は恥ずかしいくらいに冷え冷えとしたものだ。
最初の頃は、異世界からわざわざやってきたという勇者のために、魔王らしいセリフを長々と言わねば、と変なところで気負っていた……と思う。
文官たちと『勇者様御一行突撃訪問対策チーム』なるものを作って、何日もかけて、『魔王らしいセリフとはいかなるものか?』といった協議を重ねていたこともあったな。
あれはもう……若気の至りでしかなかったよ。
だが、オレたちの苦労に反して、ラスボスを前に興奮状態、アドレナリンでまくり状態となっている勇者は、魔王のセリフなどハナから聞いてもいない……ということにオレは気づいてしまった。
それからは、毎回毎度、同じセリフを使いまわしている。
このセリフは、かれこれ、十一回目になる。
もう、しっかりばっちり暗記してしまったし、ときどきは夢にまででてくるくらい、馴染みのあるセリフになった。
オレにとっては使い古された十一回目であっても、勇者にとっては、初めての一回目だからそれでいいんだよ。
決して、勇者との対決に手を抜いているわけではないよ。あくまでも、効率を重視しているだけだからね。
いいかげん、三十六回も同じことを繰り返せば、それなりに貫禄もでてくるし高笑いとかも、堂に入ってきた。……と信じたいんだけど、評価してくれるヒトが女神ひとりだけだから、ちょっと困っている。
だって「魔王ちゃんは、なにを言ってもカッコいいから、それでオールオッケーなのよん」と言われて、「そうですよね」って信じられるか? 納得できるか? 安心なんてできないだろ?
少なくとも、オレは女神のコトを信じてはいない。
悪っぽい笑みとか、カッコよく見える角度と光源の位置とか、マントの翻し方などの演出効果も、研究と検討を重ねているんだけどね……。誰も気づいてくれないんだよ。
「オマエが魔王か?」
勇者が叫ぶ。
叫びたいから叫んでいるのではなく、謁見の間が広すぎて、普通の音量では、相手に届かないから、オレも勇者も叫ぶのだ。
「そうだ! 我が、魔族の長であり、この世界に君臨する魔王だ!」
できるだけ偉そうにふんぞり返って、「フハハハハ」と高らかに笑って、勇者が玉座に近づくのを待つ。
(待ちに待った、勇者対決の瞬間がやっと来た!)
嬉しさのあまり小躍りしたいところだが、オレはぐっとこらえる。
威厳と威圧に満ちた魔王オーラを勇者たちには放つ。
勇者は聖剣を抜いているが、まだ構えてはいない。こちらを警戒しながらも、勇者は足早にオレの方へと近づいてくる。
足早……うん、けっこう、早歩きだね。
(え? この勇者、めっちゃ、歩くの速い?)
いや、もう少し、ゆっくり歩いて、魔王城の謁見の間を堪能して欲しいんだけどな……。
ぐいぐいと躊躇なく近づいてくる勇者に、オレは少しだけ戸惑いを覚える。
(三十六番目の勇者、あまりにも無防備すぎるぞ。もっと、周囲を警戒しないとダメじゃないか!)
罠とか、待ち伏せの兵士がいた場合、どうするつもりなんだろう。と心配するが、そんなものはもともとない。
勇者は簡単に、お互いの顔がわかる場所にまで近づくことができた。
オレの目の前に現れた今回の『勇者様御一行』は、そこそこ若い。
過去にはソツギョーモクゼンとかいうショーガクセーの勇者様もいたので、最年少の勇者ではない。
が、若い。
幼い顔をしている。
童顔……じゃないかな?
ここ数回、リーマンだのオッサン勇者だのと、肩こり腰痛、頭髪の薄さに悩む、渋めな勇者がつづいていた。勇者平均年齢が上がっていたので、それなりには目新しい。
女神のマイブームに変更が発生したんだろう。
今回の勇者は、男の子。うん。男の子だ。髪の色は黒。目の色は黒に近い茶色だった。
異世界の勇者によくある、ザ・勇者カラーだ。
大きな目は、愛くるしい小動物の目のようにくりくりっとしていて、キラキラと輝いている。まつ毛はフサフサしており、とっても長い。くっきりとした二重が可愛い。男の子。
手足はスラリと長く、姿勢もよい。背は、オレよりも少し高いくらいか? オレと同じく、筋肉質ではなさそうだ。
ただ、度胸はあるようで、魔王を前にしても、怯えた様子もなく堂々としている。
色白で、髪の毛はふんわりとウェーブがかかっている。小さな鼻に、小さな可愛らしい唇。全体的には平たい顔。
うん。これは、間違いなく、勤勉で真面目なニホンジンだ。
たまにニホンジンでも、ハーフだとか、髪の毛を染めて金髪になってたりするが、目の前にいる三十六番目の勇者は、そうではなかった。
過去のデータから判断するに、三十六番目の勇者は、コウコウセーあたりだろう。
だが、ニホンジン勇者は、童顔という設定が多いから、案外、ダイガクセーとか、ニートとかいう奴かもしれない。
オレは歴代の勇者たちの感想を集約すると「カッコいい」「ハンサム」「ハイユウみたい」「イケメン」「美青年」らしい。
目の前の勇者は、オレとは違い「カワイイ系」にカテゴライズされるのだろう。
オレが勇者を観察している間も、勇者の歩みは止まらなかった。
少しだけ、歩くスピードがおちたのは、勇者も魔王であるオレのことを観察していたからだろう。
最初の一撃をどうしようか、考えているのかもしれない。
そうこうしているうちに、勇者の顔がはっきりと見える距離にまで近づいていた。
この謁見の間は、メイドたちの手によって、三日前から念入りに掃除され、磨き上げられ、チリ一つ落ちていない状態になっている。
内装もこの日のために一新したよ。
急いでいたわりには、いい品が手に入ったとおもう。
ちゃんと、勇者対決用舞台設定予算を組んでいるからね。
さっき、勇者が歩いてきた、扉からオレの玉座まで一直線に伸びている、毛足の長い赤絨毯も最高級の新品だよ。今回の勇者たちも気づいていないだろうけど……。
(今回も、完璧だ! 準備時間は短かったけど、完璧だ!)
声にはださずに、思いっきり、がんばった自分を褒める。
だが、喜んでばかりもいられない。
オレの達成感をわかちあえる――オレが立派に討伐される様子を見届ける――忠義の部下が、今回はいないんだ。
ここは、魔王城、最上階、最奥……にある謁見の間。
「勇者よ! 数々の試練を乗り越え、よくぞここまで参った! 我が女神に代わって褒めてやるぞ。その武勇に免じ、我が直々にオマエたちの相手をしてやろう! 我が力を思い知るがよい」
オレは三十六回目となる『勇者様御一行大歓迎』のセリフを高らかに言い放つと、魔王の玉座から勢いよく立ち上がった。
両手を広げ、異世界からやってきた三十六番目の勇者を、決戦の場に迎え入れる。
オレを討伐するために異世界から召喚された勇者は、巨大な扉の前で立ち尽くし、玉座の前にいるオレを呆然と眺めている。
う――ん、ちょっと、距離がありすぎて、お互いの表情がよく見えない。魔王城のムードをだすために、わざと照明を落としているのも、影響しているだろう。
この距離では、勇者がなにを考えているのかよくわからないぞ。
もうちょっと、勇者にはこっちに近づいてほしいところだが、オレは定番となった魔王のセリフを続ける。
「われは魔族の長にして、この世界を統べるもの。この世界の真の支配者だ。勇者よ……今までのようにはいかぬぞ。魔王の真の恐ろしさを、今ここで存分に思い知るがよい!」
バサリという派手な効果音を立てて、オレのマントがひるがえる。
この瞬間のためだけに新調した、濡れ羽色の最高級マントだ。
「さあ、勇者よ! 世界の命運をかけた最後の戦いといこうではないか!」
広い、広――い、無駄に広い謁見の間に、オレの美声が朗々と響き渡る。
配下の魔族たちなら、この一声だけで「はは――っ」と、一斉にひれふさせる威力をもっているが、この場にいる魔族はオレひとりなので、反応は恥ずかしいくらいに冷え冷えとしたものだ。
最初の頃は、異世界からわざわざやってきたという勇者のために、魔王らしいセリフを長々と言わねば、と変なところで気負っていた……と思う。
文官たちと『勇者様御一行突撃訪問対策チーム』なるものを作って、何日もかけて、『魔王らしいセリフとはいかなるものか?』といった協議を重ねていたこともあったな。
あれはもう……若気の至りでしかなかったよ。
だが、オレたちの苦労に反して、ラスボスを前に興奮状態、アドレナリンでまくり状態となっている勇者は、魔王のセリフなどハナから聞いてもいない……ということにオレは気づいてしまった。
それからは、毎回毎度、同じセリフを使いまわしている。
このセリフは、かれこれ、十一回目になる。
もう、しっかりばっちり暗記してしまったし、ときどきは夢にまででてくるくらい、馴染みのあるセリフになった。
オレにとっては使い古された十一回目であっても、勇者にとっては、初めての一回目だからそれでいいんだよ。
決して、勇者との対決に手を抜いているわけではないよ。あくまでも、効率を重視しているだけだからね。
いいかげん、三十六回も同じことを繰り返せば、それなりに貫禄もでてくるし高笑いとかも、堂に入ってきた。……と信じたいんだけど、評価してくれるヒトが女神ひとりだけだから、ちょっと困っている。
だって「魔王ちゃんは、なにを言ってもカッコいいから、それでオールオッケーなのよん」と言われて、「そうですよね」って信じられるか? 納得できるか? 安心なんてできないだろ?
少なくとも、オレは女神のコトを信じてはいない。
悪っぽい笑みとか、カッコよく見える角度と光源の位置とか、マントの翻し方などの演出効果も、研究と検討を重ねているんだけどね……。誰も気づいてくれないんだよ。
「オマエが魔王か?」
勇者が叫ぶ。
叫びたいから叫んでいるのではなく、謁見の間が広すぎて、普通の音量では、相手に届かないから、オレも勇者も叫ぶのだ。
「そうだ! 我が、魔族の長であり、この世界に君臨する魔王だ!」
できるだけ偉そうにふんぞり返って、「フハハハハ」と高らかに笑って、勇者が玉座に近づくのを待つ。
(待ちに待った、勇者対決の瞬間がやっと来た!)
嬉しさのあまり小躍りしたいところだが、オレはぐっとこらえる。
威厳と威圧に満ちた魔王オーラを勇者たちには放つ。
勇者は聖剣を抜いているが、まだ構えてはいない。こちらを警戒しながらも、勇者は足早にオレの方へと近づいてくる。
足早……うん、けっこう、早歩きだね。
(え? この勇者、めっちゃ、歩くの速い?)
いや、もう少し、ゆっくり歩いて、魔王城の謁見の間を堪能して欲しいんだけどな……。
ぐいぐいと躊躇なく近づいてくる勇者に、オレは少しだけ戸惑いを覚える。
(三十六番目の勇者、あまりにも無防備すぎるぞ。もっと、周囲を警戒しないとダメじゃないか!)
罠とか、待ち伏せの兵士がいた場合、どうするつもりなんだろう。と心配するが、そんなものはもともとない。
勇者は簡単に、お互いの顔がわかる場所にまで近づくことができた。
オレの目の前に現れた今回の『勇者様御一行』は、そこそこ若い。
過去にはソツギョーモクゼンとかいうショーガクセーの勇者様もいたので、最年少の勇者ではない。
が、若い。
幼い顔をしている。
童顔……じゃないかな?
ここ数回、リーマンだのオッサン勇者だのと、肩こり腰痛、頭髪の薄さに悩む、渋めな勇者がつづいていた。勇者平均年齢が上がっていたので、それなりには目新しい。
女神のマイブームに変更が発生したんだろう。
今回の勇者は、男の子。うん。男の子だ。髪の色は黒。目の色は黒に近い茶色だった。
異世界の勇者によくある、ザ・勇者カラーだ。
大きな目は、愛くるしい小動物の目のようにくりくりっとしていて、キラキラと輝いている。まつ毛はフサフサしており、とっても長い。くっきりとした二重が可愛い。男の子。
手足はスラリと長く、姿勢もよい。背は、オレよりも少し高いくらいか? オレと同じく、筋肉質ではなさそうだ。
ただ、度胸はあるようで、魔王を前にしても、怯えた様子もなく堂々としている。
色白で、髪の毛はふんわりとウェーブがかかっている。小さな鼻に、小さな可愛らしい唇。全体的には平たい顔。
うん。これは、間違いなく、勤勉で真面目なニホンジンだ。
たまにニホンジンでも、ハーフだとか、髪の毛を染めて金髪になってたりするが、目の前にいる三十六番目の勇者は、そうではなかった。
過去のデータから判断するに、三十六番目の勇者は、コウコウセーあたりだろう。
だが、ニホンジン勇者は、童顔という設定が多いから、案外、ダイガクセーとか、ニートとかいう奴かもしれない。
オレは歴代の勇者たちの感想を集約すると「カッコいい」「ハンサム」「ハイユウみたい」「イケメン」「美青年」らしい。
目の前の勇者は、オレとは違い「カワイイ系」にカテゴライズされるのだろう。
オレが勇者を観察している間も、勇者の歩みは止まらなかった。
少しだけ、歩くスピードがおちたのは、勇者も魔王であるオレのことを観察していたからだろう。
最初の一撃をどうしようか、考えているのかもしれない。
そうこうしているうちに、勇者の顔がはっきりと見える距離にまで近づいていた。
この謁見の間は、メイドたちの手によって、三日前から念入りに掃除され、磨き上げられ、チリ一つ落ちていない状態になっている。
内装もこの日のために一新したよ。
急いでいたわりには、いい品が手に入ったとおもう。
ちゃんと、勇者対決用舞台設定予算を組んでいるからね。
さっき、勇者が歩いてきた、扉からオレの玉座まで一直線に伸びている、毛足の長い赤絨毯も最高級の新品だよ。今回の勇者たちも気づいていないだろうけど……。
(今回も、完璧だ! 準備時間は短かったけど、完璧だ!)
声にはださずに、思いっきり、がんばった自分を褒める。
だが、喜んでばかりもいられない。
オレの達成感をわかちあえる――オレが立派に討伐される様子を見届ける――忠義の部下が、今回はいないんだ。
22
数々の作品あるなか、ご訪問ありがとうございます。
これもなにかの『縁』でございます!
お気に入り、ブクマありがとうございます。
まだの方はぜひ、ポチッとしていただき、更新時もよろしくお願いします。
ポチっで、モチベーションがめっちゃあがります。
↓別のお話もアップしています。そちらも応援よろしくお願いします。↓
転生お転婆令嬢は破滅フラグを破壊してバグの嵐を巻き起こす
生贄奴隷の成り上がり〜魂の片割れとの巡り合い〜
これもなにかの『縁』でございます!
お気に入り、ブクマありがとうございます。
まだの方はぜひ、ポチッとしていただき、更新時もよろしくお願いします。
ポチっで、モチベーションがめっちゃあがります。
↓別のお話もアップしています。そちらも応援よろしくお願いします。↓
転生お転婆令嬢は破滅フラグを破壊してバグの嵐を巻き起こす
生贄奴隷の成り上がり〜魂の片割れとの巡り合い〜
お気に入りに追加
120
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
悪役令息の七日間
リラックス@ピロー
BL
唐突に前世を思い出した俺、ユリシーズ=アディンソンは自分がスマホ配信アプリ"王宮の花〜神子は7色のバラに抱かれる〜"に登場する悪役だと気付く。しかし思い出すのが遅過ぎて、断罪イベントまで7日間しか残っていない。
気づいた時にはもう遅い、それでも足掻く悪役令息の話。【お知らせ:2024年1月18日書籍発売!】
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる