生贄奴隷の成り上がり〜堕ちた神に捧げられる運命は職業上書きで回避します〜

のりのりの

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深淵編(3)

登場人物紹介

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ギンフウが溺愛しているエルトをうっかり『お持ち帰りしてしまった』フィリアです。しかも、逃げ込んだ先が『お風呂』で、さらに自分を追い詰めてしまいました。
フィリアの明日はどうなるのでしょうか?
彼の知らないところで、彼の運命が決定してしまいます。


登場人物紹介です。
ネタバレというほどではありませんが、必要ない、見たくないという方は、ハートを押して次のページへGO!

**********
【『深淵』のメンバー】
▶ギンフウ
『深淵』の長(ボス)。隻眼の美丈夫。子どもたちの保護者。セイランを溺愛している。元第十三騎士団の団長。

[ギンフウの部下たち]
元第十三騎士団に所属していた帝国騎士たち。
騎士の位を剥奪されてもなお、ギンフウの部下であることを続けている。

▶コクラン
『酒場』のマダム。妖艶なエルフの女性。精霊使い。『深淵』のナンバー・ツー的な存在。情報分析担当だけあって、情報収集が(悪)趣味。新聞社と出版社(二社)を経営している。

▶リョクラン
『酒場』のバーテンダー。存在感が薄い。祖父が魔族。後方支援(医療担当)。優秀な薬師であり、回復術師でもある。料理研究家としてレシピ本を執筆している。印税でがっぽがっぽ儲けているらしい。

▶リュウフウ
獣人(赤狐族)の雌。私生活にだらしない魔道具制作のエキスパート。後方支援(開発担当)。魔導具の回路を発表して著作権でがっぽがっぽ儲けているらしい。

▶ランフウ(ルース)
元魔法剣士。帝都フォルティアにある冒険者ギルドのギルド長として冒険者ギルドをのっとった。『エレッツハイム城の悪夢』からの帰還の対価は『魔法が使えなくなる』。魔法を使うと深刻なダメージを受けるというもので、魔法自体は使える。回復魔法も体にダメージを負う。回復薬の効きも悪くなっており、深刻な状況。人手不足に悩み、冒険者ギルド所属のギルド長専属秘書トレスを『犬』枠として、使役しようと画策中。

▶ヤマセ
ランフウ(ルース)の部下。魔法が使えないランフウをサポートしている。

▶ハクラン
引きこもりな酔っぱらい。リタイヤ中。子どもたちの魔法の先生。


【ちびっ子たち】
『エレッツハイム城の悪夢』において、堕ちた神へ生贄として捧げられそうになったところを、元第十三騎士団に救われ、保護される。
『影』から英才教育(?)を受けているが、一般常識は教えてもらっていない。なにもかもが規格に収まらない常識外。
冒険者登録のドサクサに紛れてコッソリ新しい身分を手に入れる……はずが、初日でいきなりやらかした。『激レア薬草採取大事件』『モブじゃないゴブリン討伐大事件』は、大人たちを震撼させ、冒険者ギルド長の心身に深いダメージを与えた。
()の中が、『冒険者としての』偽りの呼び名。

▶セイラン(エルト)
黒髪の男の子。八歳。虚弱だけど最強にして、みんなから愛されまくりのお姫様ポジション。ひとりだけおいてけぼりをくらって、フィリアにお持ち帰りされた。

▶ハヤテ(リオーネ)
赤髪の少年。リーダー格。十歳。三人の中では最年長なので、色々と心に抱えている問題児。セイラン(エルト)がフィリアになついたのが気に入らない。大人には反抗的。

▶カフウ(ナニ)
ハーフエルフの少女。十歳。ギルをロリコンと呼び、果敢にも物理攻撃を仕掛ける過激思考の女の子。時々、大人たちを驚かせる発言をする。しっかり者の毒舌家。魔導具が大好き。ゲットした魔物石を『深淵』の大人たちに『お土産』として持ち帰ろうとしたところは、女の子ならではの気遣い。大樹の精霊様から『植物を慈しむ力』をもらった。


【その他の登場人物たち】
▶フィリア
魔法剣士。超級冒険者。『赤い鳥』のリーダー。十九歳。別名『貧乏くじパーティーのリーダー』。孤児院出身で、子どもの扱いが上手い。エルトに気に入られ、不幸にもエルトをお持ち帰りしてしまう。

▶トレス
帝都冒険者ギルドのギルド長専属秘書。ハーフエルフ。ルースギルド長を慕っている。養父から帝都の冒険者ギルドを監視する命令をうけている。不運にもちびっ子たちのやらかした大事件を知ってしまい、口封じのために抹殺されそうになる。ランフウ(ルースギルド長)の『犬』候補。

▶ペルナ
受付嬢。『癒やし』を求める山猫の獣人。裏も表もないただの受付嬢。ちびっ子たち相手のうっかりミスが大事件へと発展した。

▶大樹の精霊様
『惑わしの森』の中心にある『光の大樹』の化身。ちびっ子たちを気に入り、お弁当のお礼に様々な贈り物をする。


『エレッツハイム城の悪夢』
五年前に帝国中を震撼させた虐殺事件。第十三騎士団もそれに巻き込まれ、全滅の狼煙をあげることとなった。

『深淵』
第十三騎士団の生存者と『エレッツハイム城の悪夢』の生存者などで結集された闇ギルド。帝都の深い場所、闇に包まれた中に存在している。

『第十三騎士団』
帝国が誇る十三番目の騎士団。
帝国の上層部しかその存在を知らされておらず、組織の全体像は皇帝と第一騎士団のみしか知らない幻の騎士団。
皇帝の命のみでしか動かない――皇帝直属の暗部組織――で、諜報・暗殺・工作・秘密裏の護衛など、第一騎士団では表立ってできないことをやっていたが『エレッツハイム城の悪夢』で全滅、解散となる。
(注:ここでの全滅は、全員ことごとく死亡ではなく、組織の存続不可能なダメージを負ったという意味です。生き残りもいます)
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