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レイプ犯登場
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「んん-?」
病棟で寝ていると何だか騒がしい音がした。
「え?」
目を開けると目の前には…
「はぁはぁはぁはぁ…君が八王子君だね…僕のこと、覚えてる…?」
この人発情してる!何でだ!?それに何だか僕まで体が熱くなってきた…。運命の番なわけがないし…まさか…!注射の跡があった。最近はやっているのだという。注射で無理やり発情状態にするのが…。
「お前がレイプ犯か!」
「レイプ犯?ああ、そういう風に言われているのかー。まぁ何でもいいや」
「何でもよくないだろ!警察!警察を呼んでくれ!誰か!」
力が入らない…。その時だった。
「凛君!」
「神谷さん!?」
「てめぇ、凛君から離れろ!」
キックをされ伸びているレイプ犯。
「大丈夫かい?」
「触るな…!」
助けてもらった恩は感じてはいる。だが、今は余裕がなかった。
「ぁ、ぁあ、ぁああ゛!」
昔の記憶を思い出してしまい取り乱す僕。
「大丈夫かい!?今すぐお医者さんを!」
「やだ、やだぁ゛!」
他の人が来るのを怯えていることが神谷にはわかった。だから
「ぎゅっ」
「え?」
「大丈夫だ。俺がいる。俺がいるから安心して。先生を呼んでもよくなったら、教えてくれ」
そして抱き合って20分ほどたってから
「ご、ごめんなさい。ありがとうございます…。先生、呼んでもらえますか?」
目は合してくれなかったが、会話はしてくれた。
「うん、呼ぶね」
病棟で寝ていると何だか騒がしい音がした。
「え?」
目を開けると目の前には…
「はぁはぁはぁはぁ…君が八王子君だね…僕のこと、覚えてる…?」
この人発情してる!何でだ!?それに何だか僕まで体が熱くなってきた…。運命の番なわけがないし…まさか…!注射の跡があった。最近はやっているのだという。注射で無理やり発情状態にするのが…。
「お前がレイプ犯か!」
「レイプ犯?ああ、そういう風に言われているのかー。まぁ何でもいいや」
「何でもよくないだろ!警察!警察を呼んでくれ!誰か!」
力が入らない…。その時だった。
「凛君!」
「神谷さん!?」
「てめぇ、凛君から離れろ!」
キックをされ伸びているレイプ犯。
「大丈夫かい?」
「触るな…!」
助けてもらった恩は感じてはいる。だが、今は余裕がなかった。
「ぁ、ぁあ、ぁああ゛!」
昔の記憶を思い出してしまい取り乱す僕。
「大丈夫かい!?今すぐお医者さんを!」
「やだ、やだぁ゛!」
他の人が来るのを怯えていることが神谷にはわかった。だから
「ぎゅっ」
「え?」
「大丈夫だ。俺がいる。俺がいるから安心して。先生を呼んでもよくなったら、教えてくれ」
そして抱き合って20分ほどたってから
「ご、ごめんなさい。ありがとうございます…。先生、呼んでもらえますか?」
目は合してくれなかったが、会話はしてくれた。
「うん、呼ぶね」
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