オメガバース 抑制剤

雫@更新予定あり

文字の大きさ
上 下
2 / 16

出会いの前触れ

しおりを挟む
「ねぇ、聞いた?あの子不倫してたらしいわよ」
「そうなの?あ、来た来た」
僕の名前は八王子凛。根暗なΩ、いや、βだ。
「やだよねー、しかもβが不倫とかさ、何様だって感じだよね」
何様って…、八王子様だよ!心の中でツッコミを入れながら歩いて行くと
「王子って名前に付いてるだけで自分はモテるー、とか勘違いしてるんじゃないの?全然可愛くもかっこよくもないのにさー」
「ねー」
僕は不倫なんてしていない。しかも相手は既婚者じゃない。しかしそんなことを言っても信じてもらえるわけがない
のだ。だってβだから。何故そんな誤解が生じたかというと
「好きです!付き合ってください!」
最初はいつもこうだ。なのに
「おい、まだくたばんなよ、あー、βだから中出ししてもいいよな」
そんな男が3連続…、そして毎度中出しされ子供を身ごもってしまった。それを相手に伝えたところ
「お、俺は知らない!俺には妻がいるんだ!そうだ、βだって偽ってたお前が悪い!」
それだけ言いいなくなった。で、大学に来たらこれだ。まぁΩだって吹聴されなかっただけいいのかもしれない。そして別れた後に知ったのだが、相手はここの人気教授だ。別にかっこいいわけではないけれど、爽やかな感じが人気らしい。僕は聞こえないふりをしながら講義を受けた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

上司と俺のSM関係

雫@更新予定あり
BL
タイトルの通りです。

家族になろうか

わこ
BL
金持ち若社長に可愛がられる少年の話。 かつて自サイトに載せていたお話です。 表紙画像はぱくたそ様(www.pakutaso.com)よりお借りしています。

巣作り短編集

あきもち
BL
巣作りの話だけを書いていく短編集 独自設定あったりなかったり

僕の番

結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが―― ※他サイトにも掲載

a pair of fate

みか
BL
『運命の番』そんなのおとぎ話の中にしか存在しないと思っていた。 ・オメガバース ・893若頭×高校生 ・特殊設定有

偽物の運命〜αの幼馴染はβの俺を愛しすぎている〜

白兪
BL
楠涼夜はカッコよくて、優しくて、明るくて、みんなの人気者だ。 しかし、1つだけ欠点がある。 彼は何故か俺、中町幹斗のことを運命の番だと思い込んでいる。 俺は平々凡々なベータであり、決して運命なんて言葉は似合わない存在であるのに。 彼に何度言い聞かせても全く信じてもらえず、ずっと俺を運命の番のように扱ってくる。 どうしたら誤解は解けるんだ…? シリアス回も終盤はありそうですが、基本的にいちゃついてるだけのハッピーな作品になりそうです。 書き慣れてはいませんが、ヤンデレ要素を頑張って取り入れたいと思っているので、温かい目で見守ってくださると嬉しいです。

白い部屋で愛を囁いて

氷魚彰人
BL
幼馴染でありお腹の子の父親であるαの雪路に「赤ちゃんができた」と告げるが、不機嫌に「誰の子だ」と問われ、ショックのあまりもう一人の幼馴染の名前を出し嘘を吐いた葵だったが……。 シリアスな内容です。Hはないのでお求めの方、すみません。 ※某BL小説投稿サイトのオメガバースコンテストにて入賞した作品です。

処理中です...