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「ねえ、陸さんと海さん」
「「何?」」
「2人は双子じゃないですか」
「今さら何を?」
「そうだけど?」
「双子なら好きな髪型とかかぶったりするもんなんですか?」
2人は顔を見合わせて言う。
「そうだねー、ロングの髪型が好きかな」
「私もです」
「そ、そうだったんだ…」
ちょっと傷つく僕。何故かって?僕の髪は今短いからだ…。今、というのには理由があって、実は昔は伸ばしていたのだ。髪切るのが面倒で。その頃の僕は顔が可愛かったせいかよく男に間違われた。
「2人は女の子が好きなの?それとも髪が長い男の人が好きなの?」
「んー、僕たちは女の子にはいっさい興味ないよ」
「遊んだりはしてましたがね」
今は反省しています、と二人は言った。
「ええっと、じゃあ次の質問!初恋の人とかかぶったりしました?」
「初恋かー」
「被ってましたよね」
「そう、名前は忘れちゃったけどロングの可愛い顔した男の子」
「幼稚園生の時ですね。2人で告白しに行ったらごめんなさいって断られちゃいました」
この人たちを振るなんて…。信じられない。
「最後の質問。僕のこと、好き?初恋の人より」
「ええ、好きですよ。愛しています」
「僕も大好きだよー!」
「照れるなー」
「照れてるときに悪いんだけどさ」
「え?」
「これ、着てくんない?」
「えっと、これは…」
バッジが付いた幼稚園の服だった…。
「あのー…」
「対抗心燃やしてるみたいだったから、初恋の人と比べてみようと思って」
「比べる必要あります!?さっき初恋の人より好きだって言ってくれたのに」
「んー、それがちょっと記憶が定かじゃなくて」
ねー陸、と話しかける。
「ええ、だから着てみてくれませんか?」
「…」
「お願いー」
「お願いします!」
「…はぁ、わかりました、着ればいいんでしょ!?」
そして僕は着ることになった。
「着ましたよ」
「おー、やっぱり似てる」
「え?」
「このウィッグをかぶせたらと」
「「完成!」」
「やっぱりそっくりですねー」
「そっくりって何が!?」
「秘密です」
「僕達だけの秘密だよー」
初恋の人があなただっていうことは、秘密です。
「「何?」」
「2人は双子じゃないですか」
「今さら何を?」
「そうだけど?」
「双子なら好きな髪型とかかぶったりするもんなんですか?」
2人は顔を見合わせて言う。
「そうだねー、ロングの髪型が好きかな」
「私もです」
「そ、そうだったんだ…」
ちょっと傷つく僕。何故かって?僕の髪は今短いからだ…。今、というのには理由があって、実は昔は伸ばしていたのだ。髪切るのが面倒で。その頃の僕は顔が可愛かったせいかよく男に間違われた。
「2人は女の子が好きなの?それとも髪が長い男の人が好きなの?」
「んー、僕たちは女の子にはいっさい興味ないよ」
「遊んだりはしてましたがね」
今は反省しています、と二人は言った。
「ええっと、じゃあ次の質問!初恋の人とかかぶったりしました?」
「初恋かー」
「被ってましたよね」
「そう、名前は忘れちゃったけどロングの可愛い顔した男の子」
「幼稚園生の時ですね。2人で告白しに行ったらごめんなさいって断られちゃいました」
この人たちを振るなんて…。信じられない。
「最後の質問。僕のこと、好き?初恋の人より」
「ええ、好きですよ。愛しています」
「僕も大好きだよー!」
「照れるなー」
「照れてるときに悪いんだけどさ」
「え?」
「これ、着てくんない?」
「えっと、これは…」
バッジが付いた幼稚園の服だった…。
「あのー…」
「対抗心燃やしてるみたいだったから、初恋の人と比べてみようと思って」
「比べる必要あります!?さっき初恋の人より好きだって言ってくれたのに」
「んー、それがちょっと記憶が定かじゃなくて」
ねー陸、と話しかける。
「ええ、だから着てみてくれませんか?」
「…」
「お願いー」
「お願いします!」
「…はぁ、わかりました、着ればいいんでしょ!?」
そして僕は着ることになった。
「着ましたよ」
「おー、やっぱり似てる」
「え?」
「このウィッグをかぶせたらと」
「「完成!」」
「やっぱりそっくりですねー」
「そっくりって何が!?」
「秘密です」
「僕達だけの秘密だよー」
初恋の人があなただっていうことは、秘密です。
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