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とりあえずお家に連れて行こう
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僕はとりあえず双子の兄弟たちから逃げかえりなんとか家の門を開け玄関につくと…
「ただいまー」
「お帰りなさい、零」
「お帰り零」
「うん、今日の夜ご飯何って…何で君たちいるの!?」
そう、そこには双子がいたのだ。
「海があなたのお家に行きたいというから一緒に来たんです」
「いや、そういう問題じゃなくてさ、何で家の中にいんの!?」
「ああ、それはお母様から聞いたらどうですか?」
「そうだよ、お前の母親に聞け」
「お母さん、どういうこと!?」
「実はね…お父さんが借金しちゃって、それをこの方たちが返済してくれるって!」
「借金!?まさか僕のこと売ったの!?」
「まぁ、そうなるわね…ごめんね、零ちゃん。ああ、私いかなくちゃ」
「え?どこに行くの?」
「新婚旅行よ、新婚旅行!」
「はぁ!?今さっき借金があるって…」
「この方たちがね?どうせなら旅行にでも行ってきたらどうかって言ってくださって…」
そしたら僕と双子で暮らすことになるじゃないか!
「いやいやいや、なら僕も連れて行ってよ!」
「それはだめだと思いますよ、零君」
「何で?」
「邪魔しちゃダメでしょう」
あんたらそんなこと言って僕のこと恋に落としたいから行かれちゃまずいと思ってんだろ!と思ったがそんなことを言う勇気はなく
「じゃあ行ってくるわね!」
「まっ!」
ばたんっと音をたててドアが閉まった。
「お前ら僕の生活を荒らすつもりだな!?」
「そんなことないよ」
「ええ、ないですよ」
「じゃあ何でこんなことしたんだ!僕は嫌だ!出て行く!」
「出て行くと言ってもどこへ行くというのですか?」
「う…、ならお前らが出て行けばいいだろ!?」
「私たちの家はここです」
「何意味の分からないことを言って…」
「お母様からここに住んでいいと言われたのですよ」
あの婆…!
「本当に住むつもりなのか?」
「はい」
「ああ」
「なら、僕の部屋には絶対に入ってくるな!」
「それは無理です」
「はぁ?」
「だって一緒に寝るんだから、入るなって言われてもなあ」
「一緒に寝る!?いつそうなったんだ!」
「今思いついた。体からの関係で心を落としてやろうって作戦だ」
「絶対ヤダ!」
「へー」
「結構生意気だね」
「え…」
えっと、これはなんだか嫌な予感。
「ただいまー」
「お帰りなさい、零」
「お帰り零」
「うん、今日の夜ご飯何って…何で君たちいるの!?」
そう、そこには双子がいたのだ。
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「いや、そういう問題じゃなくてさ、何で家の中にいんの!?」
「ああ、それはお母様から聞いたらどうですか?」
「そうだよ、お前の母親に聞け」
「お母さん、どういうこと!?」
「実はね…お父さんが借金しちゃって、それをこの方たちが返済してくれるって!」
「借金!?まさか僕のこと売ったの!?」
「まぁ、そうなるわね…ごめんね、零ちゃん。ああ、私いかなくちゃ」
「え?どこに行くの?」
「新婚旅行よ、新婚旅行!」
「はぁ!?今さっき借金があるって…」
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そしたら僕と双子で暮らすことになるじゃないか!
「いやいやいや、なら僕も連れて行ってよ!」
「それはだめだと思いますよ、零君」
「何で?」
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あんたらそんなこと言って僕のこと恋に落としたいから行かれちゃまずいと思ってんだろ!と思ったがそんなことを言う勇気はなく
「じゃあ行ってくるわね!」
「まっ!」
ばたんっと音をたててドアが閉まった。
「お前ら僕の生活を荒らすつもりだな!?」
「そんなことないよ」
「ええ、ないですよ」
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「う…、ならお前らが出て行けばいいだろ!?」
「私たちの家はここです」
「何意味の分からないことを言って…」
「お母様からここに住んでいいと言われたのですよ」
あの婆…!
「本当に住むつもりなのか?」
「はい」
「ああ」
「なら、僕の部屋には絶対に入ってくるな!」
「それは無理です」
「はぁ?」
「だって一緒に寝るんだから、入るなって言われてもなあ」
「一緒に寝る!?いつそうなったんだ!」
「今思いついた。体からの関係で心を落としてやろうって作戦だ」
「絶対ヤダ!」
「へー」
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えっと、これはなんだか嫌な予感。
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