不憫なΩが溺愛されるまで!オメガバースです

雫@更新予定なし

文字の大きさ
上 下
11 / 12
第一章 出会い

明けまして、おめでとうございます!

しおりを挟む
27人もお気に入りありがとうございます!泣けます!今年もよろしくお願いします!独自設定あり。
「え????」
「俺はな…、オメガなんだ」
リオがオメガ…?
「いや、だって、だって!」
「わかる。驚いているんだろ?俺オメガっぽくないしな…」
悪かった今まで…と謝るリオ。
「え、でもあの日…少し前に俺がわからせてやる!ってαのフェロモン出してたよな?」
「あれはさやだ。執事のさやが代わりにフェロモンを出してくれていたんだ」
「そう、だったのか…」
「ああ、ごめんな…俺お前が特別扱いされてるのが気に食わなくて…」
「大丈夫!打ち明けてくれてありがとな!」
僕の返答に驚きつつ感動をしたのか
「雫ー!」
抱き着かれた。よしよしと撫でようとすると…
「お前、体やっぱり熱いな…俺のせいか?シャワー浴びれなかったから…」
「そんなことない。僕の判断ミスだ」
「雫は真面目だな」
頭をポンポンとなでられたその瞬間だった。
「おい、お前、何してる…」
「え?」
後ろを向くリオ。そこにはにっこりと笑った司さんと帝先生がいた。
「司!何でここに…」
「2人はオメガだから間違いは起きないと思ってはいたけど心配でね」
「あれ、リオ?」
さっきまで普通に喋っていたはずのリオが静かになる。
「どうかしたのか?リオ。体調でも悪いのか?」
「体調悪いのはお前だろ?」
「そうだった。雫君は体調が悪いんだったよね。リオ、行こうか」
「い、行かない…俺は雫に付き添う」
「だめだよ、わがまま言ったら。怒っちゃうよ?」
にこっと笑うとリオは
「え、えっと…悪い…雫…ファイトだ」
「ええー!」
僕は帝先生と二人っきりになった。
「お前、俺忠告したよな?」
「は、はい…」
さすがに反論する気にもなれないし、熱があがってきたようだ。
「まぁいい、終わったことを言っても。さてと、雫、発情期はいつだ?」
「んーっと、一応…来週の月曜ぐらいからですけど…。でも抑制剤飲むんで大丈夫です」
「大丈夫って…、わかっていると思うが匂いはごまかせない」
「大丈夫です。僕は強めの抑制剤を飲んでいるんで匂わないです」
「は…?」
「え?」
「お前匂ってたぞ」
「ええええ!」
え、でも今まで生きてきて匂うなんて言われなかった…。
「お前今何歳だ?」
「17ですけど…」
「はぁ…」
「16歳を超えるとな、抑制剤は効かなくなるんだ」
「え?そんなこと医者は言ってなかった!」
「本当だ。その医者に会わせてくれないか?」
「…わかりました。一緒になら…」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アルファな俺が最推しを救う話〜どうして俺が受けなんだ?!〜

車不
BL
5歳の誕生日に階段から落ちて頭を打った主人公は、自身がオメガバースの世界を舞台にしたBLゲームに転生したことに気づく。「よりにもよってレオンハルトに転生なんて…悪役じゃねぇか!!待てよ、もしかしたらゲームで死んだ最推しの異母兄を助けられるかもしれない…」これは第二の性により人々の人生や生活が左右される世界に疑問を持った主人公が、最推しの死を阻止するために奮闘する物語である。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

孤独を癒して

星屑
BL
運命の番として出会った2人。 「運命」という言葉がピッタリの出会い方をした、 デロデロに甘やかしたいアルファと、守られるだけじゃないオメガの話。 *不定期更新。 *感想などいただけると励みになります。 *完結は絶対させます!

元ベータ後天性オメガ

桜 晴樹
BL
懲りずにオメガバースです。 ベータだった主人公がある日を境にオメガになってしまう。 主人公(受) 17歳男子高校生。黒髪平凡顔。身長170cm。 ベータからオメガに。後天性の性(バース)転換。 藤宮春樹(ふじみやはるき) 友人兼ライバル(攻) 金髪イケメン身長182cm ベータを偽っているアルファ 名前決まりました(1月26日) 決まるまではナナシくん‥。 大上礼央(おおかみれお) 名前の由来、狼とライオン(レオ)から‥ ⭐︎コメント受付中 前作の"番なんて要らない"は、編集作業につき、更新停滞中です。 宜しければ其方も読んで頂ければ喜びます。

最愛の番になる話

屑籠
BL
 坂牧というアルファの名家に生まれたベータの咲也。  色々あって、坂牧の家から逃げ出そうとしたら、運命の番に捕まった話。 誤字脱字とうとう、あるとは思いますが脳内補完でお願いします。 久しぶりに書いてます。長い。 完結させるぞって意気込んで、書いた所まで。

甘えた狼

桜子あんこ
BL
オメガバースの世界です。 身長が大きく体格も良いオメガの大神千紘(おおがみ ちひろ)は、いつもひとりぼっち。みんなからは、怖いと恐れられてます。 その彼には裏の顔があり、、 なんと彼は、とても甘えん坊の寂しがり屋。 いつか彼も誰かに愛されることを望んでいます。 そんな日常からある日生徒会に目をつけられます。その彼は、アルファで優等生の大里誠(おおさと まこと)という男です。 またその彼にも裏の顔があり、、 この物語は運命と出会い愛を育むお話です。

王冠にかける恋【完結】番外編更新中

毬谷
BL
完結済み・番外編更新中 ◆ 国立天風学園にはこんな噂があった。 『この学園に在籍する生徒は全員オメガである』 もちろん、根も歯もない噂だったが、学園になんら関わりのない国民たちはその噂を疑うことはなかった。 何故そんな噂が出回ったかというと、出入りの業者がこんなことを漏らしたからである。 『生徒たちは、全員首輪をしている』 ◆ 王制がある現代のとある国。 次期国王である第一王子・五鳳院景(ごおういんけい)も通う超エリート校・国立天風学園。 そこの生徒である笠間真加(かさままなか)は、ある日「ハル」という名前しかわからない謎の生徒と出会って…… ◆ オメガバース学園もの 超ロイヤルアルファ×(比較的)普通の男子高校生オメガです。

運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー

白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿) 金持ち‪社長・溺愛&執着 α‬ × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω 幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。 ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。 発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう 離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。 すれ違っていく2人は結ばれることができるのか…… 思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいα‬の溺愛、身分差ストーリー ★ハッピーエンド作品です ※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏 ※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m ※フィクション作品です ※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです

処理中です...