監獄で調教される

リトルとチーフの関係性

「さ、暗い話はこのぐらいにしてと」
リトルが仕切りなおす。
「チーフ。今日のお仕事はもう一件あるよね。これが一番の大仕事なんだよねー」
「え？そうなんですか？」
「ああ、1号。お前に俺達のセックスを見せるのが実は今日の1大イベントなんだ」
「え？」
「これからお前は調教を受け王様のものを受け入れられるようにされる。その前にステージの上でのセックスではなく生のセックスを見せておいてくれというのが王様のお達しってわけだ」
「そ、そうだったんですか…ぼくのせいですみません、なんか申し訳ないです…」
「いや、これが仕事だから」
「そうそ、僕たちの仕事はこれだからねー」
「あの、王様ってどんな人なんですか？ぼく会ったことはあるんですけどどんな人か知らなくて…」
ぼくは不思議と思っていた疑問をぶつける。
「うーん、酷い人ではないよ。ちょっと性癖が色々あるってだけで」
「色々って言うと？」
「玩具使ったりとか、何かするとお仕置きされたりするよ」
「なんかされたことあるって感じのいい方ですけど…」
「あー、これは別に秘密にしていることじゃないんだけど…僕元王様の恋人だったんだよねー」
「えええー！」
「で、そこでチーフが僕に一目ぼれしてアタックされて恋に落ちて二人で逃亡したって感じかな」
「逃亡！？」
「逃亡ではないぞ。王様に直接言ったんだ」
「何ていったんですか？」
「こいつをくださいって、な」
ちょっと照れているように言うチーフ。
「じゃあ今は恋人同士ってことですか？」
「そ、恋人同士だよ」
「ええ、でも他の人に犯されたりするんですよね？」
「まぁね、でも仕事だから」
「そうなんですね」
「そ、そういうもんだよ」
「それより早くセックスしよ？もう穴が早く入ってきてって挑発してる」
ちらりとリトルを見るとお尻を出して腰を振っている。
「もー、我慢できなくなるだろ…ここではやらん」
「何で？見られるの好きなくせに」
「！？」
「どうかしたか？」
見られるのが好きな人もいることは知っていたがこんな身近にいるとは思わなかった。
「じゃあ移動するぞ」