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「勉強のモチベの保ち方」

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「最後もサクッと説明しちゃうね」
「うん」
「「勉強のモチベの保ち方」を説明するね。それは、目標を設定することだよ」
「それって、順位何位とか?」
「いや、それよりも良い目標の立て方がある。それは、自分より成績が手に届く範囲で高い友達をライバルにするっていう方法だよ」
「それは順位の場合と比べてどんなメリットがあるの?」
「一つ目のメリットとしては、数字を追う必要がないこと。二つ目は、友人と切磋琢磨し合えれば、二人とも永遠に伸び続けられることだよ」
「二つ目は分かったけど、一つ目はどういうこと?」
「数字だけを目指しているとね、その目標が達成されたら、次やる気が出なくなっちゃうんだよ。それに、ライバルがいたほうが競争心も高まっていいしね」
「確かに、一つのゴールが達成されたら、次の一歩に行くまでに中々腰が上がらないよね。その点、友達を目標にするっていうのは、ずっとその人を目標に出来るから、いいね」
「他にモチベを保つというか、勉強を続ける方法としては自分を洗脳するっていう方法があるんだけど、洗脳が解けた時に勉強が全くできなくなってギャップで苦しむからおすすめしないかな」
「え、洗脳?」
「まあ、知らなくていいよ。ただ、受験の最後の追い込みの数ヶ月は自然と皆この状態になるんだよね。だから、あんなに毎日勉強ができるんだよ。そして、受験明けに何も出来なくなって抜け殻になる……」
「まるで実際に経験したかのような言い方だね……」
「ま、その闇を見るのはまだ先になるね。それまでは、今日私が色々と教えた勉強法を身に着けてね。すると、勉強法を自分で調べたり、聞いた時に私が言っていたようなことを言ってるから、その度に私を思い出すと思うよ。それだけ今まで私が説明したことは役立つから、頑張ってね」
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