1 / 1
「立ち止まる。」
しおりを挟むクーのゼリーを両手で大事に包みながら口に含んでいる女の子がショッピングセンターのベンチに座っていた。
幼稚園に通っているくらいの身長だったと思う
女の子はどんぐり帽子を弟と色違いでかぶっていて、お母さんが「寒いから」と弟の帽子がズレているのをなおそうとしていた。
だけどそのことにはまったく興味を示さずゼリーを吸い続けている。
ただただ無心で
一点を見つめて。
それが突然、、
女の子がクーから口をスポンと外し、「もうちょっとちゃんと帽子をかぶせてあげて」ととっても優しい声でお母さんに言い、なにもなかったかのように再びクーをくわえた
なんか幸せで溢れていた
お母さんの被せ方はとっても丁寧だったよ。
気づけばその光景に浸っている自分がいた
こんな自分は初めてでとても戸惑っている
僕は何をしているのだろう
0
お気に入りに追加
2
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
むにゅ。
國
エッセイ・ノンフィクション
手首のところを逆の手の指でむにゅっと押さえると手首に玉みたいなのが浮き出てくる
その数には個人差があるらしく、その数と将来の子供の数が比例するという噂が教室の中で飛び交い、一人一人みてまわる女の子が現れたことがあった
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる