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ただし④
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「確かに、いつもの卒業パーティーは堅苦しいと、卒業生からは不満が出るのは耳にしますけれど」
私が言葉を区切ると、ノエリア様は勝ち誇ったように微笑んだ。
あら、まだ終わりじゃありませんわ。
「この卒業パーティーの意味は、そんなことではありませんのよ。我々学院生が本当の意味での貴族としての仲間入りをするという、お披露目の意味がありますのよ? そして、我々学院生も、貴族としての心構えを、改めて理解するための場が、この卒業パーティーですの」
「そ、それは形ばかりのものだから、意味はないわ!」
否定するノエリア様に、ファビアン殿下がうんうんと同調している。
ファビアン殿下は本気のようで、私はため息をついて首をふった。
「この卒業パーティーでの儀式が、国の成り立つ上で大事なものだと理解されていないのですか?」
「ファビアン殿下の提案は素晴らしいものですわ! その形ばかりの儀式よりも、何倍も!」
「そうだ!」
ノエリア様、本気で知らないのかしら? でも、特に問題があるのは、それに同調しているファビアン殿下ね。
「あれは、いにしえから伝わる、契約ですのよ、ノエリア様、ファビアン殿下。皇太子であるファビアン殿下がご存じないわけではないですよね?」
「だから、形ばかりのものだろう!」
ファビアン殿下、これ、本気で言ってるのかしら?
「あの儀式は、精霊の力を借りているのですよ。学院でも教えられるではありませんか。だからこそ我々学院の卒業生は、王族として貴族として認められるのです。そうやって、国民に対しても存在意義を認められているのです。その儀式を、一体いつされるおつもりですか? 学院生が一堂に会することなど、しばらくはありませんのに」
「し、しばらくすればあるでしょう! そのときに行えばいいのよ!」
「そうだ!」
ノエリア様、気軽に言っていらっしゃるけど、自分の首を絞めることにならないといいんだけれど。もちろん、ファビアン殿下が一番の問題なんですけど。
「その間に、ファビアン殿下の行いで、国民の不満が噴出するようなことがあってもいいと?」
しれっと告げた私の言葉に、ファビアン殿下がギリギリと奥歯を噛み締めている。
「言うに事欠いてそんなことを言い出すなんて! クリスティアーヌ様、先ほどからファビアン殿下に対して不敬ですわ!」
ノエリア様、本気で言ってるのかしら?
「ファビアン殿下の不始末をいつもいつも私がフォローしておりました。ですが、この一年、留学先で伝え聞くファビアン殿下のお噂は、酷いものばかり。心を痛めておりましたが、苦言を呈し、その行いを諫める人間も、行いの尻拭いをする人間も、私以外にはファビアン殿下のお近くにはいらっしゃらないのだということだけが、わかった一年でしたわ」
「ファビアン殿下に尻ぬぐいなど必要ありませんわ! 本当に不敬だわ!」
「わ、私の尻拭いなど、クリスティアーヌ嬢に頼んだこともない!」
ノエリア様もファビアン殿下も、不満そうに私の顔を見る。
「私にファビアン殿下の尻拭いをするようにおっしゃったのは、国王陛下ですわ。ファビアン殿下ではありません」
私が首を横にふると、ファビアン殿下は拳をプルプルと震わせ始めた。
「尻拭いだと?! 嘘を言うな! クリスティアーヌ嬢は私の行いに苦言を呈していただけで、小うるさいだけだった! 私の尻拭いなどしてもいないだろう!」
「そうよ! ファビアン殿下をずっと苦しめていたのは、クリスティアーヌ様よ!」
ファビアン殿下は鈍感だと思っていたけれど、ここまで来ると、芸術的だわ! ノエリア様は、言いがかりが激しすぎて、面白くなってきたわ!
「殿下は気づいていらっしゃらなかったようですが、殿下の発言一つ一つにフォローを入れて、問題が起こらないようにしていたのは私です。この一年は、色々とトラブルを起こしていらっしゃったようですが、全てファビアン殿下の発言のせいだとうかがっております」
「ファビアン殿下のお考えは素晴らしいものよ!」
「そうだ、ノエリアの言う通りだ! この一年、私が言い出し、やったことは、学院の皆に絶大な支持を得ていたのだぞ! 私のアイデアが素晴らしいものだと、この一年で認められたのだ!」
ファビアン殿下は考えなしだと思っていたけれど、本当に少しも考えてもいなかったのね。……ノエリア様も。
「その全てを、学院長の名で中止させられておりますわよね?」
私が知らないとでも思っているのかしら?
目を怒らせただけで絶句したファビアン殿下にホッとしたのも、一瞬のことだった。
「それは、あまりにも素晴らしいアイデアですから、国王になったときに実施してほしいと言う学院長の計らいですわ!」
あまりにも荒唐無稽な説明に、私はノエリア様の顔をじっと見つめてしまう。ノエリア様が、ふふん、と得意気な顔になったのを見て、あまりに呆れすぎて瞬きが止まらなくなる。
「そうだ! ノエリアの言う通りだ! それに、この卒業パーティーも、結局は私の意見が通ったではないか!」
「そうですわ!」
意気揚々と、ファビアン殿下が拳を突き上げ、ノエリア様が大きくうなずく。
「そうだ!」
唐突に会場の一部から声が挙がる。視線を向けると、どうやらファビアン殿下の取り巻きたちだ。
……いつも私が尻ぬぐいする横で、不満そうなファビアン殿下に同調していた人たち。
でも、他には同調するような人たちはいなかった。
さすがに、国王陛下の名前を出されれば、普通はそうだと思いますわ。
……きっと、悪役令嬢って、頭の悪い方たちの尻ぬぐいをする役目なのかもしれないわ。
私が言葉を区切ると、ノエリア様は勝ち誇ったように微笑んだ。
あら、まだ終わりじゃありませんわ。
「この卒業パーティーの意味は、そんなことではありませんのよ。我々学院生が本当の意味での貴族としての仲間入りをするという、お披露目の意味がありますのよ? そして、我々学院生も、貴族としての心構えを、改めて理解するための場が、この卒業パーティーですの」
「そ、それは形ばかりのものだから、意味はないわ!」
否定するノエリア様に、ファビアン殿下がうんうんと同調している。
ファビアン殿下は本気のようで、私はため息をついて首をふった。
「この卒業パーティーでの儀式が、国の成り立つ上で大事なものだと理解されていないのですか?」
「ファビアン殿下の提案は素晴らしいものですわ! その形ばかりの儀式よりも、何倍も!」
「そうだ!」
ノエリア様、本気で知らないのかしら? でも、特に問題があるのは、それに同調しているファビアン殿下ね。
「あれは、いにしえから伝わる、契約ですのよ、ノエリア様、ファビアン殿下。皇太子であるファビアン殿下がご存じないわけではないですよね?」
「だから、形ばかりのものだろう!」
ファビアン殿下、これ、本気で言ってるのかしら?
「あの儀式は、精霊の力を借りているのですよ。学院でも教えられるではありませんか。だからこそ我々学院の卒業生は、王族として貴族として認められるのです。そうやって、国民に対しても存在意義を認められているのです。その儀式を、一体いつされるおつもりですか? 学院生が一堂に会することなど、しばらくはありませんのに」
「し、しばらくすればあるでしょう! そのときに行えばいいのよ!」
「そうだ!」
ノエリア様、気軽に言っていらっしゃるけど、自分の首を絞めることにならないといいんだけれど。もちろん、ファビアン殿下が一番の問題なんですけど。
「その間に、ファビアン殿下の行いで、国民の不満が噴出するようなことがあってもいいと?」
しれっと告げた私の言葉に、ファビアン殿下がギリギリと奥歯を噛み締めている。
「言うに事欠いてそんなことを言い出すなんて! クリスティアーヌ様、先ほどからファビアン殿下に対して不敬ですわ!」
ノエリア様、本気で言ってるのかしら?
「ファビアン殿下の不始末をいつもいつも私がフォローしておりました。ですが、この一年、留学先で伝え聞くファビアン殿下のお噂は、酷いものばかり。心を痛めておりましたが、苦言を呈し、その行いを諫める人間も、行いの尻拭いをする人間も、私以外にはファビアン殿下のお近くにはいらっしゃらないのだということだけが、わかった一年でしたわ」
「ファビアン殿下に尻ぬぐいなど必要ありませんわ! 本当に不敬だわ!」
「わ、私の尻拭いなど、クリスティアーヌ嬢に頼んだこともない!」
ノエリア様もファビアン殿下も、不満そうに私の顔を見る。
「私にファビアン殿下の尻拭いをするようにおっしゃったのは、国王陛下ですわ。ファビアン殿下ではありません」
私が首を横にふると、ファビアン殿下は拳をプルプルと震わせ始めた。
「尻拭いだと?! 嘘を言うな! クリスティアーヌ嬢は私の行いに苦言を呈していただけで、小うるさいだけだった! 私の尻拭いなどしてもいないだろう!」
「そうよ! ファビアン殿下をずっと苦しめていたのは、クリスティアーヌ様よ!」
ファビアン殿下は鈍感だと思っていたけれど、ここまで来ると、芸術的だわ! ノエリア様は、言いがかりが激しすぎて、面白くなってきたわ!
「殿下は気づいていらっしゃらなかったようですが、殿下の発言一つ一つにフォローを入れて、問題が起こらないようにしていたのは私です。この一年は、色々とトラブルを起こしていらっしゃったようですが、全てファビアン殿下の発言のせいだとうかがっております」
「ファビアン殿下のお考えは素晴らしいものよ!」
「そうだ、ノエリアの言う通りだ! この一年、私が言い出し、やったことは、学院の皆に絶大な支持を得ていたのだぞ! 私のアイデアが素晴らしいものだと、この一年で認められたのだ!」
ファビアン殿下は考えなしだと思っていたけれど、本当に少しも考えてもいなかったのね。……ノエリア様も。
「その全てを、学院長の名で中止させられておりますわよね?」
私が知らないとでも思っているのかしら?
目を怒らせただけで絶句したファビアン殿下にホッとしたのも、一瞬のことだった。
「それは、あまりにも素晴らしいアイデアですから、国王になったときに実施してほしいと言う学院長の計らいですわ!」
あまりにも荒唐無稽な説明に、私はノエリア様の顔をじっと見つめてしまう。ノエリア様が、ふふん、と得意気な顔になったのを見て、あまりに呆れすぎて瞬きが止まらなくなる。
「そうだ! ノエリアの言う通りだ! それに、この卒業パーティーも、結局は私の意見が通ったではないか!」
「そうですわ!」
意気揚々と、ファビアン殿下が拳を突き上げ、ノエリア様が大きくうなずく。
「そうだ!」
唐突に会場の一部から声が挙がる。視線を向けると、どうやらファビアン殿下の取り巻きたちだ。
……いつも私が尻ぬぐいする横で、不満そうなファビアン殿下に同調していた人たち。
でも、他には同調するような人たちはいなかった。
さすがに、国王陛下の名前を出されれば、普通はそうだと思いますわ。
……きっと、悪役令嬢って、頭の悪い方たちの尻ぬぐいをする役目なのかもしれないわ。
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