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第一章 はじまり
#47
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「?……おはようございます。なんですか、ラーニャさん」
肉祭りを一週間後に控え、ファスターの街全体が準備で賑わう中、冒険者ギルドに入った護はラーニャに手招きされた。
「おはよう、マモル君。えっとね、今年も肉祭りに備えてたくさんオークの討伐依頼が出てるんだけど、なんだかオークの出る森の様子がおかしいらしいの」
「様子がおかしい?」
「うん。もう何組かのパーティーが仕留めてるんだけど、複数の魔獣が確認されたらしくて、魔獣との戦闘に慣れてないパーティーに負傷者が出てるんだって。それで、ここからが本題なんだけど。
今はシルバー+ランクのパーティーでも対応出来てるみたいだけど、そもそも魔獣が複数確認されてる状況がおかしいし、いつそれを上回る魔獣が現れるかも分からない。でもオークの繁殖を放っておくわけにもいかない。ということでゴールドランク以上の冒険者に、調査を含めたオークの谷の掃討依頼の要請が出てるの」
「そうですか、複数の魔獣が……」
「うん。そういう訳なんだけど、マモル君、どうする?一応断る事も出来るけど」
ちなみに、ギルドからの要請を断った場合、罰金を徴収され、印象が悪くなってランクアップが遠のく可能性がある。
罰金を払えないほどではないが、特に断る理由も無く、むしろ魔獣を狩れるとなれば護としては大歓迎と言ったところだ。
「いえ、大丈夫です。受けます」
「そっか。でも気をつけてね、マモル君はソロなんだし、魔獣は見かけだけじゃ判断出来ない攻撃をしてくる事もあるらしいから、無理だと思ったらすぐ引き返すんだよ?」
「はい、無理はしません」
ラーニャの忠告に、護はやや浮かれ気味になっていた心を戒め、オークの森へ向かった。
他にもゴールドランク以上のパーティーが来ているようだが、相手は未知の魔獣だ。護は最大限に肉体を活性化させ、誰かに感知されても不審に思われない範囲で最大限の補助魔術をその身に纏う。
周囲にはやや離れた所に冒険者だと思われる五人組が二つ、それとは別の方向にオークと思われるグループが四つ、そして獣らしき気配が護にはまばらに感じとれたのだが、この時期の森はオークにほとんど狩り尽くされていて、基本的に獣はほとんど生存していないのだ。
おそらく獣のような気配のほとんどが魔獣だと見当をつけ、護は魔獣のいるであろう方向へ駆け出した。
程なくして目視できる距離まで近づいた護は、風下からそっと魔獣の姿を視界に入れる。
(あれは……犬?いや、狼か。森狼より一回りは大きいな)
護の視線の先では、砂色の外殻を纏う岩殻狼が鼻を鳴らして彷徨っていた。時折草や花を齧っては苦そうに吐き出している。
(……なんかちょっと可愛いな。とはいえ、放っておくわけにも行かないからなあ。まったく、何でこんな所に現れたんだか)
放っておいても他のパーティーに狩られるだけだし、下手をすれば人里に近づいて一般人に被害を出す可能性もある。それに護も今に至るまでに沢山の獣の命を奪っているのだ、今更ちょっと行動が間抜けで可愛いからと言って、見逃すのはありえ……ない。
護は意識を戦闘に切り替え、一気に距離を詰めて蹴りを放つ。岩殻狼は寸前、攻撃に気付いて避けようと試みるが、もう遅い。
振り向いた岩殻狼の顎に強烈な蹴りが突き刺さり、勢いで閉じられた口から砕けた牙を散らして縦に回転しながら吹き飛んだ。
「重っ!」
護は蹴った感触で分かったのだが、岩殻狼の体重は森狼の倍以上ある。厚く硬い外殻はその身を守るが、重い足枷にもなっている。しかしそれでも森狼と遜色のない俊敏さがあり、硬質化した牙と爪、そして足枷となるはずの重量を使って冒険者を苦しめる。
そんな岩殻狼が重い音を立てて倒れこんだ先に回り込んだ護は、反撃の余地無く頭を踏み砕いた。
硬い外殻に難儀しながらも解体を終え、道すがらオークを仕留めながら付近の魔獣を片付けていく。
岩殻狼の外殻も削り取る牙を持つ砂色の魔獣、悪食の砂鼠の群れを風の刃で切り刻み、
影に潜んで待ち伏せし、巻きついて拘束した獲物に溶解液を注入する黒色の魔獣、潜影百足の頭を叩き潰して氷の矢で張り付けにし、
太く逞しく長い腕で岩や鉱石の塊を猛烈な勢いで投擲する魔獣、豪腕猿は投げる物が無くおろおろしてる内に、腕と比べて貧弱な肉体を岩の拳で押し潰す。
(この辺りの魔獣は大体片付いたかな……?)
近くに感じられる気配がオークだけになり、護は軽く休憩を取る。
森の南部の街側はあらかた片付いているので、一息ついた護は川沿いに上流へと向かいながら川向こうの気配を探っていく。
(ん、オークと戦ってるみたいだけど……でかいな、これは魔獣か?)
時折川向こうのオークを魔術で仕留めては回収しながら進む護の索敵範囲に、争うオーク達と巨獣の気配が入り込む。
護は距離を寄せ、気付かれないように木陰からそっと覗き込んだ。
そこでは丁度オークの一体が、まるで鎧を着たかのように外殻を纏った身の丈3mはある熊に吹き飛ばされている所だった。鉄の剣のように鋭く硬い爪に圧倒的な怪力が加わり、厚いオークの肉鎧が容易く抉り取られている。
(うぅん……これは結界刀使わないと結構きついかも)
普通に刀剣を使っていれば外殻の無い部分を狙って倒す事も出来ただろうが、魔闘技無しの打撃のみでは倒しきるのはかなり難しいだろう。
未だオーク達の戦闘は続いている。護は周囲に冒険者がいない事を確認し、久々に結界刀を発現するべく詠唱を唱え始めた。
「我が身を護る不可視の障壁よ、風塵纏いて敵を切り裂き、刃となりて命を刈り取れ『圧縮結界刀・鎌鼬かまいたち』」
結界刀発動後に風塵の付与をしてもいいのだが、発動前から魔術に組み込む事で消費魔力が少し減り、効果も少し向上する。ただでさえその強度と鋭く薄い刃によって高い切れ味を誇る結界刀に、風塵を付与する事によって触れただけで周囲を削り取る効果が加算され、鎧熊の外殻など物ともしない魔刀へと仕上がっていた。
オーク達は気付かなかったようだが、魔力を感知した鎧熊は護のいる方向を警戒して睨み付けている。隠れていても仕方が無い。と、護は木陰から飛び出し、すれ違いざまにオークを切り捨てて鎧熊と対峙した。
岩殻狼は不意を打って一気に始末したが、警戒する鎧熊相手に下手に突っ込むのは危険だ。そもそも岩殻狼と鎧熊では攻撃力が違うのだ、していい無茶は限られる。
立ち止まって身構える護に対し、鎧熊はじりじりと弧を描きながら距離を詰める。
やがて鎧熊にとって数歩の距離にまで近付いた時、巨躯に見合わぬ俊敏さで間を詰め、護に向かって太い両腕を振り下ろした。
「ッグオアアアア!!」
オークの森に、鎧熊の苦痛の咆哮が響き渡る。攻撃を掻い潜った護の結界刀によって鎧熊の両腕が切り落とされたのだ。護は勢いのまま倒れこんで来る鎧熊の巨体を飛び上がってすれ違うように回避し、同時に首を切り落とす。
「……ふぅ、とりあえず今日はここまでにしとくかな」
護にとってオークを倒すのはもう大した労力を使わないのだが、オークにしろ魔獣にしろ、倒せばその分解体をしなくてはならない。特に岩石系の魔獣の解体は重労働で、一人で全てこなさなければならない護は精神的な疲労を多く抱えていた。
調査という名目もあり、冒険者ギルドに戻った護は遭遇した魔獣達の事を報告する。
「そう、まだそんなに……。実は今日オークの森に行った他のパーティーも、何体も魔獣を仕留めて帰ってるらしいの。……一体オークの森で何が起きてるのかしら」
答えられる者は誰もいない。ファスターの街は、どこか不安を抱えたまま肉祭りの日を迎えるのだった。
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「いえ、大丈夫です。受けます」
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「はい、無理はしません」
ラーニャの忠告に、護はやや浮かれ気味になっていた心を戒め、オークの森へ向かった。
他にもゴールドランク以上のパーティーが来ているようだが、相手は未知の魔獣だ。護は最大限に肉体を活性化させ、誰かに感知されても不審に思われない範囲で最大限の補助魔術をその身に纏う。
周囲にはやや離れた所に冒険者だと思われる五人組が二つ、それとは別の方向にオークと思われるグループが四つ、そして獣らしき気配が護にはまばらに感じとれたのだが、この時期の森はオークにほとんど狩り尽くされていて、基本的に獣はほとんど生存していないのだ。
おそらく獣のような気配のほとんどが魔獣だと見当をつけ、護は魔獣のいるであろう方向へ駆け出した。
程なくして目視できる距離まで近づいた護は、風下からそっと魔獣の姿を視界に入れる。
(あれは……犬?いや、狼か。森狼より一回りは大きいな)
護の視線の先では、砂色の外殻を纏う岩殻狼が鼻を鳴らして彷徨っていた。時折草や花を齧っては苦そうに吐き出している。
(……なんかちょっと可愛いな。とはいえ、放っておくわけにも行かないからなあ。まったく、何でこんな所に現れたんだか)
放っておいても他のパーティーに狩られるだけだし、下手をすれば人里に近づいて一般人に被害を出す可能性もある。それに護も今に至るまでに沢山の獣の命を奪っているのだ、今更ちょっと行動が間抜けで可愛いからと言って、見逃すのはありえ……ない。
護は意識を戦闘に切り替え、一気に距離を詰めて蹴りを放つ。岩殻狼は寸前、攻撃に気付いて避けようと試みるが、もう遅い。
振り向いた岩殻狼の顎に強烈な蹴りが突き刺さり、勢いで閉じられた口から砕けた牙を散らして縦に回転しながら吹き飛んだ。
「重っ!」
護は蹴った感触で分かったのだが、岩殻狼の体重は森狼の倍以上ある。厚く硬い外殻はその身を守るが、重い足枷にもなっている。しかしそれでも森狼と遜色のない俊敏さがあり、硬質化した牙と爪、そして足枷となるはずの重量を使って冒険者を苦しめる。
そんな岩殻狼が重い音を立てて倒れこんだ先に回り込んだ護は、反撃の余地無く頭を踏み砕いた。
硬い外殻に難儀しながらも解体を終え、道すがらオークを仕留めながら付近の魔獣を片付けていく。
岩殻狼の外殻も削り取る牙を持つ砂色の魔獣、悪食の砂鼠の群れを風の刃で切り刻み、
影に潜んで待ち伏せし、巻きついて拘束した獲物に溶解液を注入する黒色の魔獣、潜影百足の頭を叩き潰して氷の矢で張り付けにし、
太く逞しく長い腕で岩や鉱石の塊を猛烈な勢いで投擲する魔獣、豪腕猿は投げる物が無くおろおろしてる内に、腕と比べて貧弱な肉体を岩の拳で押し潰す。
(この辺りの魔獣は大体片付いたかな……?)
近くに感じられる気配がオークだけになり、護は軽く休憩を取る。
森の南部の街側はあらかた片付いているので、一息ついた護は川沿いに上流へと向かいながら川向こうの気配を探っていく。
(ん、オークと戦ってるみたいだけど……でかいな、これは魔獣か?)
時折川向こうのオークを魔術で仕留めては回収しながら進む護の索敵範囲に、争うオーク達と巨獣の気配が入り込む。
護は距離を寄せ、気付かれないように木陰からそっと覗き込んだ。
そこでは丁度オークの一体が、まるで鎧を着たかのように外殻を纏った身の丈3mはある熊に吹き飛ばされている所だった。鉄の剣のように鋭く硬い爪に圧倒的な怪力が加わり、厚いオークの肉鎧が容易く抉り取られている。
(うぅん……これは結界刀使わないと結構きついかも)
普通に刀剣を使っていれば外殻の無い部分を狙って倒す事も出来ただろうが、魔闘技無しの打撃のみでは倒しきるのはかなり難しいだろう。
未だオーク達の戦闘は続いている。護は周囲に冒険者がいない事を確認し、久々に結界刀を発現するべく詠唱を唱え始めた。
「我が身を護る不可視の障壁よ、風塵纏いて敵を切り裂き、刃となりて命を刈り取れ『圧縮結界刀・鎌鼬かまいたち』」
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「ッグオアアアア!!」
オークの森に、鎧熊の苦痛の咆哮が響き渡る。攻撃を掻い潜った護の結界刀によって鎧熊の両腕が切り落とされたのだ。護は勢いのまま倒れこんで来る鎧熊の巨体を飛び上がってすれ違うように回避し、同時に首を切り落とす。
「……ふぅ、とりあえず今日はここまでにしとくかな」
護にとってオークを倒すのはもう大した労力を使わないのだが、オークにしろ魔獣にしろ、倒せばその分解体をしなくてはならない。特に岩石系の魔獣の解体は重労働で、一人で全てこなさなければならない護は精神的な疲労を多く抱えていた。
調査という名目もあり、冒険者ギルドに戻った護は遭遇した魔獣達の事を報告する。
「そう、まだそんなに……。実は今日オークの森に行った他のパーティーも、何体も魔獣を仕留めて帰ってるらしいの。……一体オークの森で何が起きてるのかしら」
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