36 / 55
21 シェフ~前編~
しおりを挟む
今日は清々しい朝です。私、オリヴィアは、今洗濯をしています。
「そういえばアンドレア様の服、めんどくさかったけど洗濯したなぁ。次の日、生乾きのコート着てたなぁ。ほんとにウケたw」
オリヴィアは、家事中、暇さえあれば独り言を言っています。
「おい」
「へい?」
後ろを振り向くとアンドレアがいた。
「ぬぉぉぉぉぉぉ!?」
「独り言を言ってて気づかなかった!」
「そうだな。というか今日は何の日だ?」少し引き目で言う。
「え。知りません」
「ったく…」やれやれと言いながらアンドレアは言う。
「今日はシェフが来る日だろ」
「忘れてたぁぁぁぁぁ!」
オリヴィアは、干そうと思っていたアンドレアのシャツを地面に叩きつける。
「いやそれ俺のシャツ…!」
「私!準備しないと!歓迎会の!!」
「いや、分かってるけど…」
「アンドレア様悪いんですけど、そこのかごの中の洗濯物、全部干してください!あとその地面のヤツも!!」
オリヴィアは、急いで中庭を出ていった。
「いや全部俺のやつ。まぁ?自分の事は自分でやれって言うしな…」
ちょぼちょぼアンドレアは干していくのであった…。
「よしできた!」時刻はお昼。
オリヴィアは、キッチンでケーキを作っていた。
「シェフを呼んだけど、料理をしないわけじゃないんだからね。ただ忙しいだけだから」
そう言いながら、晩御飯を作っていく。
「決して、ほんと料理を作れないわけじゃないから。晩御飯を作って?見本見せるみたいな?こんなのお前も作れよ的な?」
「ま~た独り言か」
「はいはい、そうですよ。ていうか、もうすぐで来ますよね?」
「あぁ。15分くらいかな」
〇〇〇
バン!と玄関の扉が開く。
「みぃ~なさ~~ん!!」とビブラートをかけながら言う。
その声を聞いたオリヴィアは「はーい!」と言って走っていく。その後に続きアンドレアも歩いていく。
「どうもこんにちは。お初にお目にかかります。今日からお世話になる、シェフのルシアです。宜しくお願い致します」ルシアは深く礼をした。
「あぁよろしく」アンドレアが言う。
「よろしくお願いいたします!」オリヴィアは笑顔で言った。
ルシアはダイニングに連れていかれた。
席に座り、改めて自己紹介する。
「改めてこんにちは。ルシア=ホフシュナイダーと申します。ルシアとお呼び下さい」
「そうか。俺はアンドレアだ」
「勿論存じております」
「私はオリヴィアです!」
「はい、知っています。そういえば料理ができないのですか?」
「何をぉ⁉できますよ!!!!忙しいから頼んだだけですぅ!今から料理出しますよ。私の実力を侮るなよ⁉」
「おい、こいつの料理はうまいぞ?下手じゃない。本当に忙しいんだ。ここはコイツ以外にメイドも執事もいないからな」
「そうですね。申し訳ありません」
オリヴィアのルシアの第一印象は嫌みなヤツだった。
そうしてオリヴィアの料理とケーキをルシアたちは食べた。
食べる直前までバカにしていたルシアは、
「申し訳ない。うまいよ、うまいよ!!!」と言った。
一番嬉しいのはオリヴィアだが、アンドレアも嬉しそうにしていた。
「だろう?」
「でしょでしょ!!」
「はい!とっても」
オリヴィアはえっへん<(`^´)>と胸張った。
「そういえばアンドレア様の服、めんどくさかったけど洗濯したなぁ。次の日、生乾きのコート着てたなぁ。ほんとにウケたw」
オリヴィアは、家事中、暇さえあれば独り言を言っています。
「おい」
「へい?」
後ろを振り向くとアンドレアがいた。
「ぬぉぉぉぉぉぉ!?」
「独り言を言ってて気づかなかった!」
「そうだな。というか今日は何の日だ?」少し引き目で言う。
「え。知りません」
「ったく…」やれやれと言いながらアンドレアは言う。
「今日はシェフが来る日だろ」
「忘れてたぁぁぁぁぁ!」
オリヴィアは、干そうと思っていたアンドレアのシャツを地面に叩きつける。
「いやそれ俺のシャツ…!」
「私!準備しないと!歓迎会の!!」
「いや、分かってるけど…」
「アンドレア様悪いんですけど、そこのかごの中の洗濯物、全部干してください!あとその地面のヤツも!!」
オリヴィアは、急いで中庭を出ていった。
「いや全部俺のやつ。まぁ?自分の事は自分でやれって言うしな…」
ちょぼちょぼアンドレアは干していくのであった…。
「よしできた!」時刻はお昼。
オリヴィアは、キッチンでケーキを作っていた。
「シェフを呼んだけど、料理をしないわけじゃないんだからね。ただ忙しいだけだから」
そう言いながら、晩御飯を作っていく。
「決して、ほんと料理を作れないわけじゃないから。晩御飯を作って?見本見せるみたいな?こんなのお前も作れよ的な?」
「ま~た独り言か」
「はいはい、そうですよ。ていうか、もうすぐで来ますよね?」
「あぁ。15分くらいかな」
〇〇〇
バン!と玄関の扉が開く。
「みぃ~なさ~~ん!!」とビブラートをかけながら言う。
その声を聞いたオリヴィアは「はーい!」と言って走っていく。その後に続きアンドレアも歩いていく。
「どうもこんにちは。お初にお目にかかります。今日からお世話になる、シェフのルシアです。宜しくお願い致します」ルシアは深く礼をした。
「あぁよろしく」アンドレアが言う。
「よろしくお願いいたします!」オリヴィアは笑顔で言った。
ルシアはダイニングに連れていかれた。
席に座り、改めて自己紹介する。
「改めてこんにちは。ルシア=ホフシュナイダーと申します。ルシアとお呼び下さい」
「そうか。俺はアンドレアだ」
「勿論存じております」
「私はオリヴィアです!」
「はい、知っています。そういえば料理ができないのですか?」
「何をぉ⁉できますよ!!!!忙しいから頼んだだけですぅ!今から料理出しますよ。私の実力を侮るなよ⁉」
「おい、こいつの料理はうまいぞ?下手じゃない。本当に忙しいんだ。ここはコイツ以外にメイドも執事もいないからな」
「そうですね。申し訳ありません」
オリヴィアのルシアの第一印象は嫌みなヤツだった。
そうしてオリヴィアの料理とケーキをルシアたちは食べた。
食べる直前までバカにしていたルシアは、
「申し訳ない。うまいよ、うまいよ!!!」と言った。
一番嬉しいのはオリヴィアだが、アンドレアも嬉しそうにしていた。
「だろう?」
「でしょでしょ!!」
「はい!とっても」
オリヴィアはえっへん<(`^´)>と胸張った。
0
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
秘密 〜官能短編集〜
槙璃人
恋愛
不定期に更新していく官能小説です。
まだまだ下手なので優しい目で見てくれればうれしいです。
小さなことでもいいので感想くれたら喜びます。
こここうしたらいいんじゃない?などもお願いします。
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
お兄ちゃんが私にぐいぐいエッチな事を迫って来て困るんですけど!?
さいとう みさき
恋愛
私は琴吹(ことぶき)、高校生一年生。
私には再婚して血の繋がらない 二つ年上の兄がいる。
見た目は、まあ正直、好みなんだけど……
「好きな人が出来た! すまんが琴吹、練習台になってくれ!!」
そう言ってお兄ちゃんは私に協力を要請するのだけど、何処で仕入れた知識だかエッチな事ばかりしてこようとする。
「お兄ちゃんのばかぁっ! 女の子にいきなりそんな事しちゃダメだってばッ!!」
はぁ、見た目は好みなのにこのバカ兄は目的の為に偏った知識で女の子に接して来ようとする。
こんなんじゃ絶対にフラれる!
仕方ない、この私がお兄ちゃんを教育してやろーじゃないの!
実はお兄ちゃん好きな義妹が奮闘する物語です。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる