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14 オリヴィアと、恐怖~前編~
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「おい、どうした?…おい!」
オリヴィアは、突然倒れた。そんな朝。
「んん…」
目を開ける。とそこにはアンドレア様が!
「うわぁ!」
「ん、なんだ騒がしい。ただ見ていただけだろう」
「何故です!というか何故私はここに!」
「はぁ。お前が勝手に倒れたからだろ?」
「え?」
遡ること3時間前…。
「おはようございます!さて、ご飯を食べましょう!」
朝から騒がしいオリヴィアは、毎朝この調子だ。
「騒がしい…」
「さぁ食べましょー♪」
ルンルン、と言いながら席に座る。
そうした中、朝食を摂りおえた時…。
「ごちそうさまでした。さぁ、下げますよー」と、皿を持った時だった。
アンドレアは即座に気付いていた。足元がふらふらしていることに。
「おい、大丈夫か!?」と言ったときは、遅かった。
バタン、とオリヴィアは、バタンキューしてしまったのだ。
「…とまぁこんな感じだ」一通り話し終えたアンドレアはそう言った。
「そうだったのですね…」と悲しい表情をするオリヴィア。
「お前、最近仕事ばっかりしているだろう」
「?はい。最近は色んなことが沢山ありましたからね」
「真夜中まで働いていたんじゃないだろうな」アンドレアの目が鋭く光る。
「はい…」こんな顔を見せられては、嘘をつくことなんて、到底出来えない。
「はぁ…。お前は…」
「も、申し訳ございません!」必死にベッドの上で謝る。何回も、布団に頭をボンボン押し付けながら。
「あーもういい。今日は一日休め」
「え!それはm」
「いいから。命令だ。さもないと…」ニヤリ。
「わかりましたぁ…」
「そうだ。それでいい」満足そうにアンドレアは部屋を出ていった。
「はぁ。仕事ができないなんて。暇だなぁ…」
「いいから寝てろ!」と扉の前に立っていたアンドレアが言う。
「!まだいたのですか!」
「早くしろ。寝たらいなくなってやる。部屋からは出さないぞ」
「…わかりました…」
オリヴィアは本当に仕事がしたいようだ。何か動いていないと落ち着かないのか。
アンドレアは複雑な気持ちだった。
〇〇〇
「どうして仕事しちゃダメなんだろう…こんなに体はピンピンなのに」
誰が見ているわけでもないのに、オリヴィアはぴょんぴょん跳ねてみせる。
ふと、時計を見ると、時刻はまだ昼の1時。
「ああぁぁ暇だぁぁぁぁ」と言っていると、
「おい。入るぞ」とアンドレアの声が。
途端に、背筋がピン!として、急いでベッド入る。
「…。お、寝ていたのか」と、アンドレアは少し笑顔になり、こちらへ来た。
「ン…?」と、まるでさっきまで寝ていたかのような演技をする。
「昼飯だ」
アンドレアが持っているお盆の上には、おかゆらしきものが入っている皿が載っていた。
「アンドレア様が作ってくれたのですか⁉」と上目遣いで言う。
「…あぁ。お前のために頑張ってやったんだ。ったく…」と冗談だが怒って言ってみた。が、
「嬉しいです。ありがとうございます…」と涙目で言うのだ。
「おい!なんで泣く!」あわてて寄り添うと、
「だって…こんな事絶対にないと思ってたから…」
「あぁ。分かったから、食べて元気出せ。な?」
「はい…」と言いながら、おかゆを食べている。
「…美味しいか?」控えめに聞く。
「はい!とっても!」満面の笑み。アンドレアの胸をドキュン。
「そうか。良かった」
「幸せです。明日は美味しいご飯をたっくさん作りますから!!」と胸をトントンして言う。
「そうか。頑張りすぎるなよ?」と。
この時間、二人はずっと笑っていた…。
〇〇〇
「寝た、か」
あれから2時間。やっと話が終わり、オリヴィアは眠りについた。
すうすう…と寝息を立てて寝ている姿をアンドレアはじっと見つめていた。
「かわいい」
と声に出たのはそれからすぐの事だった。
咄嗟に口から出たこの言葉を、最初はアンドレア自身、特に気にしていなかった。
おい待てよ?と思い、さっき言った言葉を反芻させる。
すると、分かった。自分が今すごい事を言ってしまったことを。
慌てて、寝ているオリヴィアを見る。
大丈夫だ。普通に何事もなく寝ている。
「よかった…」と小声で言う。
そして、
「本当は知ってるんだからな?俺が来た時、実は寝てなかったこと」と静かに、ゆっくりと、オリヴィアの顔を見ながら言う。
だからと言って、バレたか!という反応はない。
ただじっと、静かに、寝ている姿を見つめている。
ふと目に留まるのは唇。
ピンク色でふっくらとした形。
「かわいいな…」
と言いながら、彼は迷うことなく口を付けていた。
「ん…」
それから数時間。あたりは暗くなっていた。
「そんなに寝てたの…?」
時計を見ると、夜9時。
オリヴィアは夜ご飯を食べようと思い、部屋を出た。
長い廊下を歩いて、ダイニングへ行く。
「アンドレア様」
背を向けて、赤い大きなソファーに腰を下ろしているアンドレアに声をかけた。
「アンドレア様?」呼んでも振り返らない。反応はない。
声が小さかったのかな。
「アンドレア様!」と言っても反応はやはりない。
しょうがなく、オリヴィアは肩を叩いた。
肩を叩いたら、反応をしなければならない。アンドレアは、やっと振り返った。
「!」
振り返った顔は、真っ赤だった。
「どうしたのですか?」と聞くと、黙り込んでしまった。
「?」
「…」
「熱でもあるんですか?もしかして、私の風邪、うつっちゃいました?」
「…」
しょうがない、とでも言うように、オリヴィアは、アンドレアのおでこに触れた。
「!」
「ん~?熱くは、ないなぁ…」
「…なにをする…」耳を澄まさないと聞こえない程小さい声。
「ん?なんか言いました?」
「なんでもない」とやっと出せたいつも通りの声で言う。
「そうですか。お酒でも飲んだのですか?顔が真っ赤ですよ?」と顔を覗く。
「なんでもない!寝る」むくっと立ち上がり、足早に部屋を出ていった。
「?よくわかんない人」
〇〇〇
気が付けば、目の前に顔があった。自分からしたのに、ひどく驚いた。
それから、顔を見られない。
絶対頭がおかしい、と思われているに違いない。
「はぁ…」
机に顔をピタッと付けて、深いため息をつく。
すると、
「あの…」と言う声が。
「なんだ」これしか言えなった。
本当は言わなきゃいけないことがまだまだ沢山あるのに。
「今日は色々とありがとうございました。具合もだいぶ良くなりました」
「そうか」
「本当に感謝しています。明日からは、無理のない程度にまた、頑張りたいと思います」
「分かった。もう寝ろ」
「…はい。分かりました。おやすみなさい」
よし、いなくなったろう。寝よう。
そう思い、ベッドに向かおうとした、その時。
「あの」
「まだなんかあるのか」
「アンドレア様は、誰が好きなのですか?」
やっと聞こえるほどの小さい声。戸惑いながら訊いている声。
「何故それを知りたい」
アンドレアは、やっと通常のアンドレアに戻った。
「それは…」
その後の言葉は大体知っていた。
小さいころから、興味のない女たちから言われていた言葉。
うまく返せば、勘違いする。女は怒ると面倒。
そうさせないために、
「誰もいない」と言う。
こう言えば、自分にもまだ希望があると勘違いして、面倒事に発展しなくて済む。ただ、その中でも、しつこい奴はいるが、こいつはそうじゃないだろう。
「…嘘つき」
こいつはそんなに軟じゃなかった。
「嘘なんかついていない。つく意味がどこにあるというのだ?」
「…知ってるんだから」キスをしたことがバレたのか、と思った。正直焦った。
「なにを」
せめてもの虚勢を張ってそう言った。
「アンドレア様は、好きな人がいるんでしょ」
「は?いないが?」
何も知らないというふうに。ここでバレたら、俺が本当は弱すぎる人間だと知られてしまう。バレないために、これまで必死に虚勢を張ってきたのだから。
「…もういいです。変なことをお聞きして申し訳ございません。寝ます。おやすみなさい」
感情が一つもこもっていない言葉たち。冷たい言葉。こんなの唯の言葉の羅列だ。
その後すぐ、バタバタと走っていく音が聞こえた。
だんだん小さくなって…やがて消えた。と同時にバタン、と一際大きな、乾いた音が廊下に響き渡る。
いかにも逃げたかのよう。
アンドレアには、乾いた扉の閉まる音が、まるで、狂気じみた鬼が、入ることは絶対できない部屋に逃げ切り、それをわざと鬼に知らせる、または、自分に歓喜し、祝っているかのように聞こえた。
ただオリヴィアが、自分から逃げたことに間違いはなかった。
オリヴィアは、突然倒れた。そんな朝。
「んん…」
目を開ける。とそこにはアンドレア様が!
「うわぁ!」
「ん、なんだ騒がしい。ただ見ていただけだろう」
「何故です!というか何故私はここに!」
「はぁ。お前が勝手に倒れたからだろ?」
「え?」
遡ること3時間前…。
「おはようございます!さて、ご飯を食べましょう!」
朝から騒がしいオリヴィアは、毎朝この調子だ。
「騒がしい…」
「さぁ食べましょー♪」
ルンルン、と言いながら席に座る。
そうした中、朝食を摂りおえた時…。
「ごちそうさまでした。さぁ、下げますよー」と、皿を持った時だった。
アンドレアは即座に気付いていた。足元がふらふらしていることに。
「おい、大丈夫か!?」と言ったときは、遅かった。
バタン、とオリヴィアは、バタンキューしてしまったのだ。
「…とまぁこんな感じだ」一通り話し終えたアンドレアはそう言った。
「そうだったのですね…」と悲しい表情をするオリヴィア。
「お前、最近仕事ばっかりしているだろう」
「?はい。最近は色んなことが沢山ありましたからね」
「真夜中まで働いていたんじゃないだろうな」アンドレアの目が鋭く光る。
「はい…」こんな顔を見せられては、嘘をつくことなんて、到底出来えない。
「はぁ…。お前は…」
「も、申し訳ございません!」必死にベッドの上で謝る。何回も、布団に頭をボンボン押し付けながら。
「あーもういい。今日は一日休め」
「え!それはm」
「いいから。命令だ。さもないと…」ニヤリ。
「わかりましたぁ…」
「そうだ。それでいい」満足そうにアンドレアは部屋を出ていった。
「はぁ。仕事ができないなんて。暇だなぁ…」
「いいから寝てろ!」と扉の前に立っていたアンドレアが言う。
「!まだいたのですか!」
「早くしろ。寝たらいなくなってやる。部屋からは出さないぞ」
「…わかりました…」
オリヴィアは本当に仕事がしたいようだ。何か動いていないと落ち着かないのか。
アンドレアは複雑な気持ちだった。
〇〇〇
「どうして仕事しちゃダメなんだろう…こんなに体はピンピンなのに」
誰が見ているわけでもないのに、オリヴィアはぴょんぴょん跳ねてみせる。
ふと、時計を見ると、時刻はまだ昼の1時。
「ああぁぁ暇だぁぁぁぁ」と言っていると、
「おい。入るぞ」とアンドレアの声が。
途端に、背筋がピン!として、急いでベッド入る。
「…。お、寝ていたのか」と、アンドレアは少し笑顔になり、こちらへ来た。
「ン…?」と、まるでさっきまで寝ていたかのような演技をする。
「昼飯だ」
アンドレアが持っているお盆の上には、おかゆらしきものが入っている皿が載っていた。
「アンドレア様が作ってくれたのですか⁉」と上目遣いで言う。
「…あぁ。お前のために頑張ってやったんだ。ったく…」と冗談だが怒って言ってみた。が、
「嬉しいです。ありがとうございます…」と涙目で言うのだ。
「おい!なんで泣く!」あわてて寄り添うと、
「だって…こんな事絶対にないと思ってたから…」
「あぁ。分かったから、食べて元気出せ。な?」
「はい…」と言いながら、おかゆを食べている。
「…美味しいか?」控えめに聞く。
「はい!とっても!」満面の笑み。アンドレアの胸をドキュン。
「そうか。良かった」
「幸せです。明日は美味しいご飯をたっくさん作りますから!!」と胸をトントンして言う。
「そうか。頑張りすぎるなよ?」と。
この時間、二人はずっと笑っていた…。
〇〇〇
「寝た、か」
あれから2時間。やっと話が終わり、オリヴィアは眠りについた。
すうすう…と寝息を立てて寝ている姿をアンドレアはじっと見つめていた。
「かわいい」
と声に出たのはそれからすぐの事だった。
咄嗟に口から出たこの言葉を、最初はアンドレア自身、特に気にしていなかった。
おい待てよ?と思い、さっき言った言葉を反芻させる。
すると、分かった。自分が今すごい事を言ってしまったことを。
慌てて、寝ているオリヴィアを見る。
大丈夫だ。普通に何事もなく寝ている。
「よかった…」と小声で言う。
そして、
「本当は知ってるんだからな?俺が来た時、実は寝てなかったこと」と静かに、ゆっくりと、オリヴィアの顔を見ながら言う。
だからと言って、バレたか!という反応はない。
ただじっと、静かに、寝ている姿を見つめている。
ふと目に留まるのは唇。
ピンク色でふっくらとした形。
「かわいいな…」
と言いながら、彼は迷うことなく口を付けていた。
「ん…」
それから数時間。あたりは暗くなっていた。
「そんなに寝てたの…?」
時計を見ると、夜9時。
オリヴィアは夜ご飯を食べようと思い、部屋を出た。
長い廊下を歩いて、ダイニングへ行く。
「アンドレア様」
背を向けて、赤い大きなソファーに腰を下ろしているアンドレアに声をかけた。
「アンドレア様?」呼んでも振り返らない。反応はない。
声が小さかったのかな。
「アンドレア様!」と言っても反応はやはりない。
しょうがなく、オリヴィアは肩を叩いた。
肩を叩いたら、反応をしなければならない。アンドレアは、やっと振り返った。
「!」
振り返った顔は、真っ赤だった。
「どうしたのですか?」と聞くと、黙り込んでしまった。
「?」
「…」
「熱でもあるんですか?もしかして、私の風邪、うつっちゃいました?」
「…」
しょうがない、とでも言うように、オリヴィアは、アンドレアのおでこに触れた。
「!」
「ん~?熱くは、ないなぁ…」
「…なにをする…」耳を澄まさないと聞こえない程小さい声。
「ん?なんか言いました?」
「なんでもない」とやっと出せたいつも通りの声で言う。
「そうですか。お酒でも飲んだのですか?顔が真っ赤ですよ?」と顔を覗く。
「なんでもない!寝る」むくっと立ち上がり、足早に部屋を出ていった。
「?よくわかんない人」
〇〇〇
気が付けば、目の前に顔があった。自分からしたのに、ひどく驚いた。
それから、顔を見られない。
絶対頭がおかしい、と思われているに違いない。
「はぁ…」
机に顔をピタッと付けて、深いため息をつく。
すると、
「あの…」と言う声が。
「なんだ」これしか言えなった。
本当は言わなきゃいけないことがまだまだ沢山あるのに。
「今日は色々とありがとうございました。具合もだいぶ良くなりました」
「そうか」
「本当に感謝しています。明日からは、無理のない程度にまた、頑張りたいと思います」
「分かった。もう寝ろ」
「…はい。分かりました。おやすみなさい」
よし、いなくなったろう。寝よう。
そう思い、ベッドに向かおうとした、その時。
「あの」
「まだなんかあるのか」
「アンドレア様は、誰が好きなのですか?」
やっと聞こえるほどの小さい声。戸惑いながら訊いている声。
「何故それを知りたい」
アンドレアは、やっと通常のアンドレアに戻った。
「それは…」
その後の言葉は大体知っていた。
小さいころから、興味のない女たちから言われていた言葉。
うまく返せば、勘違いする。女は怒ると面倒。
そうさせないために、
「誰もいない」と言う。
こう言えば、自分にもまだ希望があると勘違いして、面倒事に発展しなくて済む。ただ、その中でも、しつこい奴はいるが、こいつはそうじゃないだろう。
「…嘘つき」
こいつはそんなに軟じゃなかった。
「嘘なんかついていない。つく意味がどこにあるというのだ?」
「…知ってるんだから」キスをしたことがバレたのか、と思った。正直焦った。
「なにを」
せめてもの虚勢を張ってそう言った。
「アンドレア様は、好きな人がいるんでしょ」
「は?いないが?」
何も知らないというふうに。ここでバレたら、俺が本当は弱すぎる人間だと知られてしまう。バレないために、これまで必死に虚勢を張ってきたのだから。
「…もういいです。変なことをお聞きして申し訳ございません。寝ます。おやすみなさい」
感情が一つもこもっていない言葉たち。冷たい言葉。こんなの唯の言葉の羅列だ。
その後すぐ、バタバタと走っていく音が聞こえた。
だんだん小さくなって…やがて消えた。と同時にバタン、と一際大きな、乾いた音が廊下に響き渡る。
いかにも逃げたかのよう。
アンドレアには、乾いた扉の閉まる音が、まるで、狂気じみた鬼が、入ることは絶対できない部屋に逃げ切り、それをわざと鬼に知らせる、または、自分に歓喜し、祝っているかのように聞こえた。
ただオリヴィアが、自分から逃げたことに間違いはなかった。
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