妻の裏切りと夫の考え

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第7話 夫の思い

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望月家の一場面を描きます。

――――

「ただいま」
「お帰り」

 今日も帰宅が九時を過ぎてしまった。

「先にお風呂に入っておいたよ」
「すみません。あなた。直ぐに夕食を作ります」
「うん、良いんだよ。君の仕事を分かって結婚したんだから」

 結婚する前から私の仕事は帰宅が遅くなると言っていた。とてもまともな主婦なんかできない。だから結婚するのは無理だと言った。もちろん仕事を辞めるとか論外。

 それでもいいと言って私にプロポーズして来た。デートの約束しても私が時間に遅れる事もしばしば。
 それでも彼は、分かっている事だからと愚痴一つ言わずにいてくれた。私が研究で上手く行かない時は、何も言わずに側に居てくれた。

 そんな優しさが私の心を動かし、結局一年でゴールイン。でも仕事は新婚生活なんて関係ないと遠慮せずに進む。
 それでも夫は愚痴もこぼさなかった。

 私は着替えて手を洗い、直ぐにキッチンに行くと週単位である程度下ごしらえしてある材料を冷蔵庫から出して手早く作り始めた。


 僕は妻とは十二才離れている。妻は三十一。僕は四十三だ。そろそろ子供も欲しい。妻は、仕事は続けるが子供は欲しいと言っていた。

 だからそのまましている。だけど回数が少ない。それに僕はあまりあれをしつこくやっているのは好きじゃない。好きな奴はずっとやっていられるんだろうけど。
幸い、妻は淡白らしい。それで助かっている。


 じっと、妻の料理している姿を見ていた。自分でいうのもなんだが、妻は結構美人だ。スタイルだっていい。綺麗な形をした胸。括れた腰。大きすぎないお尻。とても魅力的だ。偶に思い切りしてみたくなる。

この前研究所に視察に行った時、同じ研究室にいたAI技術研究所から来た立花とかいう男。
妻とは初めて会うのだろうか。あの距離感が気になった。

 それに本社に来た時に見た二人の後姿は、とてもこのプロジェクトで初めて知ったという雰囲気ではなかった。

 だが、妻は僕が初めてじゃない。当たり前だ。知合った時の妻の年齢は二十八。処女という方がおかしい気がする。

 心配はもう一つある。僕はあれの時、本当に妻を満足させられているのだろうか。三十台の女性は濃いらしい。妻の事だから、変な事はしないと思うけど夫として責任を感じる。
 あれの本でも読んでみるかな。


 何気なく、妻に寄って行く。包丁を持っていない事を確認すると後ろから腕を回して優しく胸触った。
「えっ、どうしたの」

こちらに振向いた時、唇にキスをした。
「むっ、むっむむ」

 妻がキッチンから体をこちらに振向かせて、背中を抱いて来た。柔らかく抱いてあげると
「いきなりどうしたんですか」

「キッチンに手をついて」
「えっ」
「早く」

夫はこんな事する人ではないのに。意味は分かっているけど。

「どうしてもですか」
「……」

私は仕方なくキッチンに手をついた。やはり夫がスカートをめくり上げて来た。

  妻のお尻は可愛い魅力的だ。本当に可愛い。淡い水色のパンティを履いている。パンティの上から優しく撫でてみた。柔らかくて魅力的だ。本当はもっと激しくしたいけど妻は嫌がるだろうし。

 お尻を優しく触って来る。夫らしい気持ちの良さ。
やがてパンティの上からあそこを触って来た。どうしたんだろう。

 妻は、こういうの好きじゃないんだろうな。でも立花という男の事を考えていたら、ムラムラと来てしまった。

 嫌がられたらやめようと思って頼むとOKしてくれた。指であそこの一番感じる所を擦ってあげた。
「あっ」

更に擦ると、妻は下を向いて
「あん、あん。夕飯が…」
「今日はこっちが先」


パンティを脱がされた。指で擦って来る。更に腰を惹かれると
「えっ。やっ、お風呂入っていない」
「いいんだ」

ちょっとしょぱかったけど、思い切り舐めてあげた。
「あっ、あっ、だめです。ベッドで」
「ここがいい」
「うっ、あなた」
感じてしまった。内腿に熱いものが流れるのが分かった。

結構感じやすくなったのかな。

 夫がズボンとパンツを脱いでいる。うっ、いきなり入れて来た。激しく前後してくる。
「あん、あん。うー、あなた、もっと、もっと」

夫が更に激しく突いて来た。
「友梨佳。我慢できない」
「あっ、あっ。だめ、だめ、もう少し」

「うっ、うー」

 私が行く前に夫が出してしまった。彼は一回出すと復帰に時間がかかる。
物凄く中途半端な気持ち。あそこが足りないと言っている。

「ごめん。出ちゃった」
「う、うん。いいですよ。後で。夕飯早く作ります」

 私は後始末をするとまた料理に戻った。夫もダイニングテーブルに戻ったようだ。

 友梨佳満足したかな。先にいっちゃったけど。でも感じていたようだし。妻がお風呂あがったら、もう一度するか。

 夫と二人で更に遅くなった夕飯を食べ終わり片付けると十一時近くになっていた。

「あなた、お風呂入ってきます」
「ああ、待っているよ」
「はい」

 いつも先に寝てしまう癖に。

 お風呂に入って体を一通り洗い終わった後…。どうせ夫は寝ている。下半身が疼いたままだ。仕方ないか。
 指をあそこに持って行って、自分で一番感じるところを扱いた。
声を出せない。くーっ、い、いくー。あそこからドロッと自分の熱いものが出て来た。
仕方ない。

 サッと湯船に入ってリビングに向かうと、夫が居眠りをしていた。
これじゃあ、子供無理かな。でも大切にしないと。こんな私でも愛していると言ってくれる人だから。私を大切にしてくれる人だから。

 手早く頭を乾かし、ベースファンデーションを顔や体に施すとリビングに行った。
「あなた、風邪を引きますよ。ベッドに行きましょう」
「う、うん。寝てしまったか」

千鳥足でベッドルームに行くと
「ごめん、寝る」
と言って横になった。一瞬で睡魔に襲われたようだ。

仕方ないかな。今度元気な時に…ねっ。


 

―――――

ふむっ、まあ、それぞれ夫婦の数だけ都合はあるものです。

次回をお楽しみに。

面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意欲が沸きます。
感想や、誤字脱字のご指摘待っています。
宜しくお願いします。
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