うさぎはくじらを殺したのだろうか

三屋うさぎは夏休みを一緒に過ごしたとーまお兄さんが大好きだった。海に飛び込んで死ねばクジラになれるなんて口にする都真を守ること、一緒にいること、それがうさぎの使命だと思っていた。自分の人生を生きるには都真が必要だと、そう思っていたのにうさぎは徐々に現実を目にしてしまう。現実をみたうさぎと、いつまでも現実を見ることの出来ない都真の不可思議な共依存関係は続いていく。
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