678 / 718
決戦編:裏S級との戦い
戦いの終わり
しおりを挟む
「ジ……ル……?」
ジルの背中から魔物の腕が飛び出している。遠くにいたモニカでもそれが分かった。
洞窟に凍えるほどの吹雪が吹き荒れる。モニカはブルブル震え、見開いた目で杖を自身に向けた。
《モニカ……何を……?》
杖の声に、モニカは感情が死んだ声で答える。
「身体強化魔法」
《おい……それは……。自分にかけたことがないであろう……危険すぎる》
「構わない。今しないでいつするの? 身体強化魔法が成功したら、アサギリに持ち替えるわ。それであの魔物ニトドメを刺す」
杖が止める間もなく、モニカは歌を歌いながら杖を振った。結果は半分失敗、半分成功といったところか。身体強化魔法が強く入りすぎて、いくつかの内臓が痛んだ。
それでもモニカは表情一つ変えない。痛みを感じていないようだった。
モニカは、次はアサギリに杖を向けた。
《今度は何を……》
「アサギリに聖魔法をかける。アサギリの清い力と聖魔法が掛け合わされたら強くなるでしょ」
《主にそんな魔力残っておらんだろう……!》
「構わない。命を削ればいいだけよ」
モニカが再び歌を口ずさむ。心臓がキリキリ痛み、口からガボッと血を吐いた。それでもモニカは歌を止めない。
《モニカ……! やめるのだ……主まで命の危険が……》
「もう何人死んじゃったと思ってるの? 私がもっと……命を惜しまず戦ってたら……! こんなことにはならなかったかもしれないのに!! 遅すぎた……。遅すぎたんだよ……」
《……》
モニカは杖をしまい、アサギリを構えた。
「アサギリ」
《……おう》
「私の体がどうなったって構わない。あの魔物を殺すまで、止まらないで」
《……》
「お願い……!!」
《……。分かった……》
「ありがとう……」
カクン、とモニカの力が抜けた。そして次の瞬間、ジルの遺体の横に立っているシルヴェストルの前に詰め寄っていた。
「ガルゥゥゥァァアッ!!」
次の標的が現れ、シルヴェストルが襲いかかる。アサギリモニカの速さでも到底かなわない。だんだんと彼女の体に傷が増えていく。それでもアサギリモニカは、剣を振るうのを止めない。
「モニカ!! 僕も!」
「おいっ! アーサーやめろ!!」
シルヴェストルの背後にアーサーが現れた。聖魔法液で濡らした剣で、シルヴェストルの首を狙う。
ジルの死によりプツリと切れた双子は、死をも恐れない攻めの姿勢でシルヴェストルに剣を振った。
双子のあとを追おうとしたカミーユとマデリアの前には、歪な魔物たちが立ちはだかる。
「クソがぁっ! そこをどけぇぇぇっ!!」
「チッ……もうこんな魔物を一掃する魔力も残ってないだなんて……っ」
腕一本のカミーユと魔力が枯渇したマデリアは、顔を歪めて目の前の敵を戦わなければならなかった。
「戻ってこいアーサー……! 頼むっ……! お前まで死ぬな……! 頼むぅぅ……っ! クソッ……! クソッ!!」
体も精神もズタボロになったカミーユでは、リアーナを守りながら歪な魔物を相手するので精一杯だった。早くアーサーとモニカの元へ駆けつけたいのに、体が言うことを聞かない。カミーユにとって、ここまで自分の弱さを恨んだ日は初めてだった。
「俺は弱い……っ。俺は弱い……っ!! くそぉぉぉっ……! リアーナとアーサーを魔物にしちまって……クルドをこの手で殺し……ジルを失った……。なにがパーティリーダーだ……っ。守るべきものに守られてばかりだなんて……っ。くそぉ……っ。動けっ……動けよ俺の体ぁぁぁ……っ。くそぉぉぉぉ……っ!」
一方、魔力が切れたマデリアは歪な魔物に囲まれ痛めつけられていた。それでも彼女は、さらなる混乱を招かないよう声一つ上げなかった。
(私まで危険な目に遭っていると知ったら……今残ってるS級が……特にサンプソンがどんな行動をとるか分からない……。大丈夫……心臓さえ守っていれば、私は何をされたって死なない……。アーサー……モニカ……助けにいけなくてごめんなさい……)
「ガゥァァァッ! ウアァァァッ!!」
シルヴェストルの鋭い爪がアーサーに襲いかかる。アーサーはあえて避けず、腹に穴を開けさせた。内臓に毒がいきわたり、アーサーが血を吐く。
その瞬間、シルヴェストルの動きが鈍った。禍々しく光る彼の目がアーサーを捉え、「ア……」と小さく呻いた。
アーサーは、シルヴェストルの腕が腹から抜けないよう力を入れてアサギリに合図する。
「アサギリ!! 首を!!」
「分かってらぁぁぁっ! ぶっ飛ばしてやるよぉっ!!」
しかし、シルヴェストルがアサギリモニカを蹴り飛ばし、攻撃を防いだ。地面に叩きつけられたアサギリモニカは血を吐き出し、すぐに起き上がる。
「くっそー! モニカの骨柔らけえからすぐ折れちまう……! 内臓も弱ぇなオイ……もうボロボロだぜ……!」
「やめないでアサギリ! シルヴェストルを倒すまで……!!」
「分かってる……っ!!」
二度目、三度目とアサギリモニカの攻撃は防がれる。
四度目の攻撃が入る直前、シルヴェストルがアーサーの顔を真っすぐ見た。
「ア……ウ……ス……」
「っ!」
シルヴェストルはぽろっと一粒涙を落とし、自身の胸にアーサーの剣先を当てた。
「シンゾウ……ココ……」
「……ありがとう」
「ゴメン……ネ……」
アサギリの刃がシルヴェストルの首に触れた。同時にアーサーが彼の胸に剣を勢いよく差し込む。
「グァアァアアァァア……ッ」
魔物が断末魔をあげた瞬間、その体は灰となった。
「倒した……か……?」
アサギリモニカの声に、アーサーが頷く。
「うん……。終わったよ……」
「そう……か……」
モニカの手からアサギリが離れた。モニカはふらっとよろけ、頭から地面に倒れる。
アーサーは霞んだ目であたりを見回した。
歪な魔物によって痛めつけられ瀕死状態のサンプソンとマデリア。
全身の骨が折れ、内臓を損傷したモニカ。
魔物の血と魔力を与えられ、ヒトではなくなってしまったアーサー。
左腕を失ったカミーユ、失明したカトリナ、魔物となったリアーナ。
命を失った、ブルギー、ミント、クルド……そしてジル。
凄惨な被害と光景に痛めつけられすぎた心は、もはや何も感じられなかった。
ジルの背中から魔物の腕が飛び出している。遠くにいたモニカでもそれが分かった。
洞窟に凍えるほどの吹雪が吹き荒れる。モニカはブルブル震え、見開いた目で杖を自身に向けた。
《モニカ……何を……?》
杖の声に、モニカは感情が死んだ声で答える。
「身体強化魔法」
《おい……それは……。自分にかけたことがないであろう……危険すぎる》
「構わない。今しないでいつするの? 身体強化魔法が成功したら、アサギリに持ち替えるわ。それであの魔物ニトドメを刺す」
杖が止める間もなく、モニカは歌を歌いながら杖を振った。結果は半分失敗、半分成功といったところか。身体強化魔法が強く入りすぎて、いくつかの内臓が痛んだ。
それでもモニカは表情一つ変えない。痛みを感じていないようだった。
モニカは、次はアサギリに杖を向けた。
《今度は何を……》
「アサギリに聖魔法をかける。アサギリの清い力と聖魔法が掛け合わされたら強くなるでしょ」
《主にそんな魔力残っておらんだろう……!》
「構わない。命を削ればいいだけよ」
モニカが再び歌を口ずさむ。心臓がキリキリ痛み、口からガボッと血を吐いた。それでもモニカは歌を止めない。
《モニカ……! やめるのだ……主まで命の危険が……》
「もう何人死んじゃったと思ってるの? 私がもっと……命を惜しまず戦ってたら……! こんなことにはならなかったかもしれないのに!! 遅すぎた……。遅すぎたんだよ……」
《……》
モニカは杖をしまい、アサギリを構えた。
「アサギリ」
《……おう》
「私の体がどうなったって構わない。あの魔物を殺すまで、止まらないで」
《……》
「お願い……!!」
《……。分かった……》
「ありがとう……」
カクン、とモニカの力が抜けた。そして次の瞬間、ジルの遺体の横に立っているシルヴェストルの前に詰め寄っていた。
「ガルゥゥゥァァアッ!!」
次の標的が現れ、シルヴェストルが襲いかかる。アサギリモニカの速さでも到底かなわない。だんだんと彼女の体に傷が増えていく。それでもアサギリモニカは、剣を振るうのを止めない。
「モニカ!! 僕も!」
「おいっ! アーサーやめろ!!」
シルヴェストルの背後にアーサーが現れた。聖魔法液で濡らした剣で、シルヴェストルの首を狙う。
ジルの死によりプツリと切れた双子は、死をも恐れない攻めの姿勢でシルヴェストルに剣を振った。
双子のあとを追おうとしたカミーユとマデリアの前には、歪な魔物たちが立ちはだかる。
「クソがぁっ! そこをどけぇぇぇっ!!」
「チッ……もうこんな魔物を一掃する魔力も残ってないだなんて……っ」
腕一本のカミーユと魔力が枯渇したマデリアは、顔を歪めて目の前の敵を戦わなければならなかった。
「戻ってこいアーサー……! 頼むっ……! お前まで死ぬな……! 頼むぅぅ……っ! クソッ……! クソッ!!」
体も精神もズタボロになったカミーユでは、リアーナを守りながら歪な魔物を相手するので精一杯だった。早くアーサーとモニカの元へ駆けつけたいのに、体が言うことを聞かない。カミーユにとって、ここまで自分の弱さを恨んだ日は初めてだった。
「俺は弱い……っ。俺は弱い……っ!! くそぉぉぉっ……! リアーナとアーサーを魔物にしちまって……クルドをこの手で殺し……ジルを失った……。なにがパーティリーダーだ……っ。守るべきものに守られてばかりだなんて……っ。くそぉ……っ。動けっ……動けよ俺の体ぁぁぁ……っ。くそぉぉぉぉ……っ!」
一方、魔力が切れたマデリアは歪な魔物に囲まれ痛めつけられていた。それでも彼女は、さらなる混乱を招かないよう声一つ上げなかった。
(私まで危険な目に遭っていると知ったら……今残ってるS級が……特にサンプソンがどんな行動をとるか分からない……。大丈夫……心臓さえ守っていれば、私は何をされたって死なない……。アーサー……モニカ……助けにいけなくてごめんなさい……)
「ガゥァァァッ! ウアァァァッ!!」
シルヴェストルの鋭い爪がアーサーに襲いかかる。アーサーはあえて避けず、腹に穴を開けさせた。内臓に毒がいきわたり、アーサーが血を吐く。
その瞬間、シルヴェストルの動きが鈍った。禍々しく光る彼の目がアーサーを捉え、「ア……」と小さく呻いた。
アーサーは、シルヴェストルの腕が腹から抜けないよう力を入れてアサギリに合図する。
「アサギリ!! 首を!!」
「分かってらぁぁぁっ! ぶっ飛ばしてやるよぉっ!!」
しかし、シルヴェストルがアサギリモニカを蹴り飛ばし、攻撃を防いだ。地面に叩きつけられたアサギリモニカは血を吐き出し、すぐに起き上がる。
「くっそー! モニカの骨柔らけえからすぐ折れちまう……! 内臓も弱ぇなオイ……もうボロボロだぜ……!」
「やめないでアサギリ! シルヴェストルを倒すまで……!!」
「分かってる……っ!!」
二度目、三度目とアサギリモニカの攻撃は防がれる。
四度目の攻撃が入る直前、シルヴェストルがアーサーの顔を真っすぐ見た。
「ア……ウ……ス……」
「っ!」
シルヴェストルはぽろっと一粒涙を落とし、自身の胸にアーサーの剣先を当てた。
「シンゾウ……ココ……」
「……ありがとう」
「ゴメン……ネ……」
アサギリの刃がシルヴェストルの首に触れた。同時にアーサーが彼の胸に剣を勢いよく差し込む。
「グァアァアアァァア……ッ」
魔物が断末魔をあげた瞬間、その体は灰となった。
「倒した……か……?」
アサギリモニカの声に、アーサーが頷く。
「うん……。終わったよ……」
「そう……か……」
モニカの手からアサギリが離れた。モニカはふらっとよろけ、頭から地面に倒れる。
アーサーは霞んだ目であたりを見回した。
歪な魔物によって痛めつけられ瀕死状態のサンプソンとマデリア。
全身の骨が折れ、内臓を損傷したモニカ。
魔物の血と魔力を与えられ、ヒトではなくなってしまったアーサー。
左腕を失ったカミーユ、失明したカトリナ、魔物となったリアーナ。
命を失った、ブルギー、ミント、クルド……そしてジル。
凄惨な被害と光景に痛めつけられすぎた心は、もはや何も感じられなかった。
11
お気に入りに追加
4,340
あなたにおすすめの小説
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
『特別』を願った僕の転生先は放置された第7皇子!?
mio
ファンタジー
特別になることを望む『平凡』な大学生・弥登陽斗はある日突然亡くなる。
神様に『特別』になりたい願いを叶えてやると言われ、生まれ変わった先は異世界の第7皇子!? しかも母親はなんだかさびれた離宮に追いやられているし、騎士団に入っている兄はなかなか会うことができない。それでも穏やかな日々。
そんな生活も母の死を境に変わっていく。なぜか絡んでくる異母兄弟をあしらいつつ、兄の元で剣に魔法に、いろいろと学んでいくことに。兄と兄の部下との新たな日常に、以前とはまた違った幸せを感じていた。
日常を壊し、強制的に終わらせたとある不幸が起こるまでは。
神様、一つ言わせてください。僕が言っていた特別はこういうことではないと思うんですけど!?
他サイトでも投稿しております。
伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました
竹桜
ファンタジー
自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。
転生後の生活は順調そのものだった。
だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。
その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。
これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。