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決戦編:カトリナ
幼い日のカトリナ
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◇◇◇
「おいでカトリナ。紹介するよ。この子はバーンスタイン大公の第三子、サンプソン。君の婚約者だよ」
オーヴェルニュ家の庭に薔薇の花が咲き乱れるある六月、六歳の少女は九歳の少年に恋をした。
さらさらと風になびくピンク色の髪に、笑うととろんと落ちる優しそうな垂れ目。華奢な彼はもじもじとしながら少女の手を握り、照れくさそうに「よろしくね、カトリナ」と言った。
六歳の少女にとって、三つも年が離れている少年はとても大人びて見えた。彼女の手を引いて前を歩く少年の背中を見ているだけで、トクトクと鼓動が速くなる。
「あ、ピンク色のバラだ」
サンプソンはそう言って、一本のバラを手折りカトリナの髪に添える。
「やっぱり。君に似合うと思ったんだ」
そう言って笑うサンプソンの向こうで、太陽が照り付けていた。眩しくて、熱くて、カトリナは顔を真っ赤にして顔を手で覆ってしまう。
「どうしたの?」
「たいようが、まぶしくて……」
「ああ、本当だ。日陰に行こうか」
せっかく日陰に連れて行ってくれたのに、顔のほてりはおさまらない。困ってあわあわしているカトリナの額に、サンプソンが額をくっつける。
「~~~……!」
「うーん、少し熱っぽいかな? 家の中に戻る?」
「う、ううん。だいじょうぶ」
「そう。よかった。もう少しここでいたいと思ってたから」
二人は会話もせずにぼんやりと、風景を眺めた。
「カトリナ。僕の婚約者になってくれる?」
「え?」
どうしてそんなことを聞くのだろう、とカトリナは首を傾げた。結婚は親と男性側が決めるものであり、カトリナに決定権がないことを彼女は知っていたからだ。
「僕ね、本当は結婚にあまり興味がなかったんだ。だから父さんが勝手に婚約者を決めたって聞いた時から断ろうって思ってた。実は今日も、断るつもりで来たんだよ」
「……」
カトリナ、六歳にして失恋を知る。
はじめて恋をしたばかりだというのに早々にフラれてしまい、カトリナはえーんと泣き出してしまった。
サンプソンはおろおろと綺麗なハンカチを取り出し、カトリナの涙をふき、鼻水をかませた。
「最後まで聞いて。でも、君を見て……僕は君に一目惚れしてしまったんだ」
「えっ」
「僕は君と結ばれたいと思った。でも、君の気持ちも大切にしたい。だって君にだって、相手を選ぶ権利があるべきだから」
女性に結婚相手を選ぶ権利があるなんて、そんなこと、他のどの貴族からも聞いたことがない。
なんて優しい人なのだろう、とカトリナはもっとサンプソンのことが好きになった。
「わたし、サンプソンとけっこんしたい」
「本当?」
「ほんと!」
「わあ、嬉しいな。きっと幸せにするよ。僕のかわいいカトリナ」
ちゅ、とサンプソンとカトリナの唇が触れ合った。
顔を真っ赤にしているカトリナと、ほんのり頬を赤らめて照れ隠しに笑うサンプソン。
それを離れた場所から見ていた大公と侯爵は、いろんな感情からおんおんと泣いていた。
「あの……っ! あの女性嫌いのサンプソンが……! 自分からキ、キスを!!」
「うわあああ俺のかわいいカトリナの唇が奪われたぁぁぁっ……」
サンプソンの耳に彼らの汚い泣き声が聞こえたのか、苦笑いをしている。
「……なんだかうるさいね」
「? なにもきこえない」
「ならいいんだ。聞こえない方がいいよ」
「うん……?」
それからサンプソンは、二週間に一度はオーヴェルニュ家を訪れた。庭を散歩したり、お茶を飲んだり、ゆったりとした時間を過ごす。それなのにすぐに時間が過ぎてしまうので、あっという間に帰らなければならない時間になってしまう。
「どうしよう。会えば会うほど、寂しくなっていく」
「わたしも」
「早く一緒に暮らしたいなあ」
さらりとそんなことを言うものだから、カトリナはいつも鼓動がトクトクと速くなって困ってしまう。
カトリナがバーンスタイン大公の城に訪れることもあった。使用人にサンプソンがどこにいるのか尋ねると訓練場だと言っていたので、カトリナはこっそりとそこを訪れた。
「……」
そこには弓を引くサンプソンがいた。いつもの優しい表情ではなく、凛とした表情で弓を引く彼に、カトリナの心臓がまた波打ってしまう。
「あれ、カトリナ? いつからいたの?」
「さっき……」
「ごめんね。気付かなくて」
「ううん。弓、かっこいい」
「いいよね、弓。カトリナも引いてみる?」
「え、いいの……?」
「どうして?」
「おんなのひとが武器が持つなんて……」
「性別なんて関係ないさ。女性は杖以外の武器を持つべきじゃない……そんなことを言うのは、時代遅れの老人だけ。女性が武器を持つ時代はすぐにやってくるよ」
「そうかなあ」
「そうだよ。カトリナがそういった時代の先駆けになればいい。ほら、おいでカトリナ。弓の引きかたを教えてあげる」
はじめて弓を引いたのに、カトリナの矢は的に当たった。
「驚いた。七歳の女の子が、的に届くほどの筋力を持っているなんて……。カトリナ、君はもしかして今までも訓練をしていたの?」
「ううん。家では読書と編みものをしてる」
「……ああ、オーヴェルニュ家はヴルウェン神の加護持ちだもんね。それでかな」
「?」
「あ、知らないのかな。まあいいや。おいでカトリナ。もっと上手になれるよう、僕が教えてあげる」
「うん!」
カトリナとサンプソンの仲睦まじい姿に、大公も侯爵も、使用人ですら思わず微笑んだ。
彼らほどお似合いで、愛し合っている婚約者はいないだろうと、他の貴族の間でも噂になっていたほどだ。
カトリナはこの時間がずっと続くと信じて疑わなかった。
それなのに――
適齢期になってもサンプソンは結婚をしてくれず、十八歳になった頃には会いにも来てくれなくなり、二十歳で婚約破棄をされてしまった。
それがなぜか分かったのは、カトリナがS級冒険者となり、同じくS級冒険者となっていたサンプソンと再会した二十四歳の冬だった。
「おいでカトリナ。紹介するよ。この子はバーンスタイン大公の第三子、サンプソン。君の婚約者だよ」
オーヴェルニュ家の庭に薔薇の花が咲き乱れるある六月、六歳の少女は九歳の少年に恋をした。
さらさらと風になびくピンク色の髪に、笑うととろんと落ちる優しそうな垂れ目。華奢な彼はもじもじとしながら少女の手を握り、照れくさそうに「よろしくね、カトリナ」と言った。
六歳の少女にとって、三つも年が離れている少年はとても大人びて見えた。彼女の手を引いて前を歩く少年の背中を見ているだけで、トクトクと鼓動が速くなる。
「あ、ピンク色のバラだ」
サンプソンはそう言って、一本のバラを手折りカトリナの髪に添える。
「やっぱり。君に似合うと思ったんだ」
そう言って笑うサンプソンの向こうで、太陽が照り付けていた。眩しくて、熱くて、カトリナは顔を真っ赤にして顔を手で覆ってしまう。
「どうしたの?」
「たいようが、まぶしくて……」
「ああ、本当だ。日陰に行こうか」
せっかく日陰に連れて行ってくれたのに、顔のほてりはおさまらない。困ってあわあわしているカトリナの額に、サンプソンが額をくっつける。
「~~~……!」
「うーん、少し熱っぽいかな? 家の中に戻る?」
「う、ううん。だいじょうぶ」
「そう。よかった。もう少しここでいたいと思ってたから」
二人は会話もせずにぼんやりと、風景を眺めた。
「カトリナ。僕の婚約者になってくれる?」
「え?」
どうしてそんなことを聞くのだろう、とカトリナは首を傾げた。結婚は親と男性側が決めるものであり、カトリナに決定権がないことを彼女は知っていたからだ。
「僕ね、本当は結婚にあまり興味がなかったんだ。だから父さんが勝手に婚約者を決めたって聞いた時から断ろうって思ってた。実は今日も、断るつもりで来たんだよ」
「……」
カトリナ、六歳にして失恋を知る。
はじめて恋をしたばかりだというのに早々にフラれてしまい、カトリナはえーんと泣き出してしまった。
サンプソンはおろおろと綺麗なハンカチを取り出し、カトリナの涙をふき、鼻水をかませた。
「最後まで聞いて。でも、君を見て……僕は君に一目惚れしてしまったんだ」
「えっ」
「僕は君と結ばれたいと思った。でも、君の気持ちも大切にしたい。だって君にだって、相手を選ぶ権利があるべきだから」
女性に結婚相手を選ぶ権利があるなんて、そんなこと、他のどの貴族からも聞いたことがない。
なんて優しい人なのだろう、とカトリナはもっとサンプソンのことが好きになった。
「わたし、サンプソンとけっこんしたい」
「本当?」
「ほんと!」
「わあ、嬉しいな。きっと幸せにするよ。僕のかわいいカトリナ」
ちゅ、とサンプソンとカトリナの唇が触れ合った。
顔を真っ赤にしているカトリナと、ほんのり頬を赤らめて照れ隠しに笑うサンプソン。
それを離れた場所から見ていた大公と侯爵は、いろんな感情からおんおんと泣いていた。
「あの……っ! あの女性嫌いのサンプソンが……! 自分からキ、キスを!!」
「うわあああ俺のかわいいカトリナの唇が奪われたぁぁぁっ……」
サンプソンの耳に彼らの汚い泣き声が聞こえたのか、苦笑いをしている。
「……なんだかうるさいね」
「? なにもきこえない」
「ならいいんだ。聞こえない方がいいよ」
「うん……?」
それからサンプソンは、二週間に一度はオーヴェルニュ家を訪れた。庭を散歩したり、お茶を飲んだり、ゆったりとした時間を過ごす。それなのにすぐに時間が過ぎてしまうので、あっという間に帰らなければならない時間になってしまう。
「どうしよう。会えば会うほど、寂しくなっていく」
「わたしも」
「早く一緒に暮らしたいなあ」
さらりとそんなことを言うものだから、カトリナはいつも鼓動がトクトクと速くなって困ってしまう。
カトリナがバーンスタイン大公の城に訪れることもあった。使用人にサンプソンがどこにいるのか尋ねると訓練場だと言っていたので、カトリナはこっそりとそこを訪れた。
「……」
そこには弓を引くサンプソンがいた。いつもの優しい表情ではなく、凛とした表情で弓を引く彼に、カトリナの心臓がまた波打ってしまう。
「あれ、カトリナ? いつからいたの?」
「さっき……」
「ごめんね。気付かなくて」
「ううん。弓、かっこいい」
「いいよね、弓。カトリナも引いてみる?」
「え、いいの……?」
「どうして?」
「おんなのひとが武器が持つなんて……」
「性別なんて関係ないさ。女性は杖以外の武器を持つべきじゃない……そんなことを言うのは、時代遅れの老人だけ。女性が武器を持つ時代はすぐにやってくるよ」
「そうかなあ」
「そうだよ。カトリナがそういった時代の先駆けになればいい。ほら、おいでカトリナ。弓の引きかたを教えてあげる」
はじめて弓を引いたのに、カトリナの矢は的に当たった。
「驚いた。七歳の女の子が、的に届くほどの筋力を持っているなんて……。カトリナ、君はもしかして今までも訓練をしていたの?」
「ううん。家では読書と編みものをしてる」
「……ああ、オーヴェルニュ家はヴルウェン神の加護持ちだもんね。それでかな」
「?」
「あ、知らないのかな。まあいいや。おいでカトリナ。もっと上手になれるよう、僕が教えてあげる」
「うん!」
カトリナとサンプソンの仲睦まじい姿に、大公も侯爵も、使用人ですら思わず微笑んだ。
彼らほどお似合いで、愛し合っている婚約者はいないだろうと、他の貴族の間でも噂になっていたほどだ。
カトリナはこの時間がずっと続くと信じて疑わなかった。
それなのに――
適齢期になってもサンプソンは結婚をしてくれず、十八歳になった頃には会いにも来てくれなくなり、二十歳で婚約破棄をされてしまった。
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