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異国編:ジッピン後編:別れ
【298話】数百年
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「アルジサマ!!!」
森から戻って来た蓮華が喜代春に飛びついた。ボロボロ涙を流しながら嗚咽を漏らしている。ただ事ではないと感じた喜代春は、蓮華の肩を掴み尋ねた。
「どうしたんだい。アーサーとモニカになにかが?」
「ちがう…!ヌシサマが…!ヌシサマがぁ…!」
「…薄雪が?薄雪がどうしたんだい?!」
「物の怪に…体を食べられて…力も吸われて…私たちじゃ助けられない…!」
「……」
それを聞きキヨハルは顔面蒼白になった。ガタガタと震える手で乱暴にレンゲを揺らす。
「蓮華と蕣でも治癒できないほど重症なのか?!」
「うん…」
「薄雪は自分で治癒できないほど力を失ったのか?!」
「うん…!」
「…なんということだ…」
キヨハルは頭を抱えながらよろよろと立ち上がった。ブツブツと独り言を呟き、首を大きく振る。葛藤を繰り返しているようだった。しばらくしてキヨハルが深く息を吸い屋敷を出た。レンゲはグスグス泣きながらあとをついていく。
「…私が薄雪をこの森へ閉じ込めて何百年経ったんだろう。もう忘れてしまった」
森の入口に立ったキヨハルが誰にともなく呟いた。袖から扇子を取り出し、そっと唇へ当ててから広げる。まだ迷いがあるのかその手は微かに躊躇いを帯びていた。
「薄雪を失わないためならばなんだってする。薄雪に憎まれたとしても、薄雪が死を望んでいようとも。我が身に代えて、私は薄雪を守るよ」
「アルジサマ…なにを…」
「蓮華、離れていなさい。今から森の怒りに触れることになる。傍にいれば蓮華まで巻き込まれてしまうよ」
「アルジサマ…?」
レンゲを離れた場所へ移動させたのち、キヨハルは扇子を一振りした。強風が吹き荒れ木々がさざめく。その音はまるで森が悲鳴をあげているようだった。
「10歩離れて私についてきなさい」
「…アルジサマ、まさか…」
キヨハルは森の中へ一歩足を踏み入れた。バチっと音がして彼の頬から血が流れる。もう一歩踏み入れると首から、もう一歩進むと口から一筋の血が流れた。それでもキヨハルは歩を進める。歩くたびに体に傷が増えても、彼はウスユキの元へ進むだけだった。
「アルジサマ…!これ以上奥へ進むのは無理…!アルジサマはヌシサマを閉じ込める代わりに、二度と森に入らないと約束した…!それを破ればどうなるかくらい分かるはず…!」
「これ以外に薄雪を助ける方法がない」
「ある!!ヌシサマを閉じ込めてる術を解けばいいだけ!!」
「それは選択肢にないよ。そんなことをしたらまたヒトが薄雪を苦しめることになる」
「でもこんな方法、アルジサマの命が危ない!!」
「かまわない。薄雪を守ることができるなら」
「ヌシサマはそんなこと望まない!!」
「蓮華」
キヨハルは足を止め、着物を引っ張り屋敷へ引き返させようとしているレンゲの頭を撫でて微笑んだ。
「私が薄雪の望むことをしたことがあったかい?」
「っ…」
「私は私がしたいことしかしたことがないよ。それで薄雪が苦しもうともね。さあ、行こう」
レンゲはそれ以上なにも言うことができなかった。彼が歩く道に、足跡のように点々と血が落ちる。キヨハルが薄雪の元へ辿り着いたときには体中傷だらけになっていた。口から血を流しているキヨハルを見たムクゲは顔を真っ青にして言葉を失う。
「……アルジサマ…」
「蕣。薄雪はまだ息があるかい?」
「ある。その前にアルジサマ…まさか術を解かないままここまで来た…?」
「ああ。なかなか苦労したけれど意外といけるものだね」
「なんてことを…森の怒りがその程度でおさまるわけがない…」
「私もそう思う。さあ、無駄話はそれくらいにして薄雪を治癒しよう。…っ!」
キヨハルがウスユキの傍でしゃがんだとき、バチィン!と大きな音がした。ウスユキに気を取られていたレンゲとムクゲ、そしてウスユキに大量の血しぶきが降りかかる。座敷童がおそるおそる振り返ると、キヨハルが顔を歪めて肩をおさえている。地面には血だまりの上に落ちている左腕があった。
「っ…」
「アルジサマ!!」
「ああ!アルジサマの腕が…!」
「大丈夫だよ…。だが時間がないね。早く術をかけよう…」
「アルジサマ…お願い」
「術を解いて…」
「お願い…」
「じゃないとアルジサマが…」
「断る。術を解くのは私が死んだ時だよ」
「なんて愚か…」
「アルジサマまで失えば…ヌシサマは…」
「私が死ねば術は解ける。そうしたら薄雪は一番大切に想っているヒトと共に過ごせるようになる。いいことじゃないか。…もう静かにしていなさい。術に集中したいんだ」
「……」
キヨハルが扇子を広げウスユキの骨が見えた首元に当てた。息を吹きかけると、優しい風と淡い光がウスユキの傷を包む。徐々に塞がっていく傷を見て、座敷童はホッと安堵のため息をついた。
「アルジサマの治癒術はすごい」
「優秀」
「ヌシサマには劣るけど」
「ヌシサマにはかなわないけど」
「それにしてもひどい傷だ…。かなりの血肉を食われたんだね。薄雪ですら太刀打ちできない物の怪だったんだ。アーサーとモニカたちは無事だろうね?」
「無事」
「今雑魚の物の怪と戦ってる」
「怪我は?」
「元気そう」
「そう…よかった。それで、薄雪をこんなにした物の怪はどこへ?もう姿を消したのかな」
「…アーサーが、手折りました…」
「っ!」
意識が戻ったウスユキが小さな声で答えた。レンゲとムクゲはぶわっと涙を溢れさせてウスユキにしがみつく。わんわんと泣いている彼女たちの頭を撫でながら、ウスユキはゆっくりと顔を上げた。彼の目に映ったものは満身創痍のキヨハル。再会の喜びと、無理をさせたことの申し訳なさが入り混じる弱々しい微笑みを浮かべた。
「薄雪…」
「喜代春。あなたの顔を見たのは何百年ぶりだろう。ふふ、もう忘れてしまったな。ああ、せっかく会えたのに傷だらけだ…」
「薄雪。君のほうこそどうしてこんなことに」
「月下を覚えてるかい?」
「…ああ、あの美しい物の怪の子かい」
「そう。彼が私を訪ねに来てね。血肉を分けてほしいというから分けてあげたんだよ」
「はぁぁ…そういうことか…」
キヨハルは呆れてため息をつき、べちんと扇子でウスユキの頭を叩いた。
「あいた」
「血肉を与えるにも限度があるだろう。だから君を放っておけないんだよ。分かるかな」
「アルジサマもアルジサマだけど…」
「ヌシサマもヌシサマ…」
「それで?月下はどこへ?」
「永い眠りについたよ。月下はもうあの時の月下ではなかった。物の怪やあやかしの肉をたくさん食べてしまった。彼はどの物の怪よりも醜く穢れたモノになっていました。そんな彼が私の肉を食べたものだから…」
「なるほど。君の血肉が毒となり彼を死に至らしめたんだね」
「はい。ですが彼を手折ったのはモニカとアーサーだよ。アーサーが、モニカの神術を纏わせた剣で的確に致命傷を負わせていた。それに…暴走した月下を見事鎮め、穏やかな眠りへ導いてくれた。私ではとてもそんなことはできなかったよ」
「そうか。彼らは神の血を引いているからね。私たちにできないことも、軽々とやってのけるのさ」
「神の血を引いているからではないよ。あの子たちが清らかで美しい生命力を持つ、ヒトの子だからできたんだ」
「…そうかもしれないね。薄雪、傷はある程度治癒したが…力を失いすぎている。このままでは君は消えてしまう」
「かまわない。そろそろ眠らせてくれないかい。あなたと再会できたこの日に私は眠りたい」
「そのようなこと私が許すとでも?眠らせないよ薄雪。せめて私が消えるまで、花を咲かせ続けてくれないか」
しばらくの沈黙。ウスユキは無表情でキヨハルを見つめた。キヨハルはいつもと同じ薄い微笑みを浮かべていたが、目は潤み唇を震わせている。俯き首を横に振ったウスユキの口元は、かすかに緩んでいた。
「…仕方ないですね。好きなようになさい。喜代春にそのような顔をされたら拒むことなんてできないよ」
「とことん私に弱いね薄雪。…では力を分け与えよう」
「…以前消えかけたときも力をもらったね。これ以上与えられたら、私まで風のあやかしになってしまいそうだよ」
森から戻って来た蓮華が喜代春に飛びついた。ボロボロ涙を流しながら嗚咽を漏らしている。ただ事ではないと感じた喜代春は、蓮華の肩を掴み尋ねた。
「どうしたんだい。アーサーとモニカになにかが?」
「ちがう…!ヌシサマが…!ヌシサマがぁ…!」
「…薄雪が?薄雪がどうしたんだい?!」
「物の怪に…体を食べられて…力も吸われて…私たちじゃ助けられない…!」
「……」
それを聞きキヨハルは顔面蒼白になった。ガタガタと震える手で乱暴にレンゲを揺らす。
「蓮華と蕣でも治癒できないほど重症なのか?!」
「うん…」
「薄雪は自分で治癒できないほど力を失ったのか?!」
「うん…!」
「…なんということだ…」
キヨハルは頭を抱えながらよろよろと立ち上がった。ブツブツと独り言を呟き、首を大きく振る。葛藤を繰り返しているようだった。しばらくしてキヨハルが深く息を吸い屋敷を出た。レンゲはグスグス泣きながらあとをついていく。
「…私が薄雪をこの森へ閉じ込めて何百年経ったんだろう。もう忘れてしまった」
森の入口に立ったキヨハルが誰にともなく呟いた。袖から扇子を取り出し、そっと唇へ当ててから広げる。まだ迷いがあるのかその手は微かに躊躇いを帯びていた。
「薄雪を失わないためならばなんだってする。薄雪に憎まれたとしても、薄雪が死を望んでいようとも。我が身に代えて、私は薄雪を守るよ」
「アルジサマ…なにを…」
「蓮華、離れていなさい。今から森の怒りに触れることになる。傍にいれば蓮華まで巻き込まれてしまうよ」
「アルジサマ…?」
レンゲを離れた場所へ移動させたのち、キヨハルは扇子を一振りした。強風が吹き荒れ木々がさざめく。その音はまるで森が悲鳴をあげているようだった。
「10歩離れて私についてきなさい」
「…アルジサマ、まさか…」
キヨハルは森の中へ一歩足を踏み入れた。バチっと音がして彼の頬から血が流れる。もう一歩踏み入れると首から、もう一歩進むと口から一筋の血が流れた。それでもキヨハルは歩を進める。歩くたびに体に傷が増えても、彼はウスユキの元へ進むだけだった。
「アルジサマ…!これ以上奥へ進むのは無理…!アルジサマはヌシサマを閉じ込める代わりに、二度と森に入らないと約束した…!それを破ればどうなるかくらい分かるはず…!」
「これ以外に薄雪を助ける方法がない」
「ある!!ヌシサマを閉じ込めてる術を解けばいいだけ!!」
「それは選択肢にないよ。そんなことをしたらまたヒトが薄雪を苦しめることになる」
「でもこんな方法、アルジサマの命が危ない!!」
「かまわない。薄雪を守ることができるなら」
「ヌシサマはそんなこと望まない!!」
「蓮華」
キヨハルは足を止め、着物を引っ張り屋敷へ引き返させようとしているレンゲの頭を撫でて微笑んだ。
「私が薄雪の望むことをしたことがあったかい?」
「っ…」
「私は私がしたいことしかしたことがないよ。それで薄雪が苦しもうともね。さあ、行こう」
レンゲはそれ以上なにも言うことができなかった。彼が歩く道に、足跡のように点々と血が落ちる。キヨハルが薄雪の元へ辿り着いたときには体中傷だらけになっていた。口から血を流しているキヨハルを見たムクゲは顔を真っ青にして言葉を失う。
「……アルジサマ…」
「蕣。薄雪はまだ息があるかい?」
「ある。その前にアルジサマ…まさか術を解かないままここまで来た…?」
「ああ。なかなか苦労したけれど意外といけるものだね」
「なんてことを…森の怒りがその程度でおさまるわけがない…」
「私もそう思う。さあ、無駄話はそれくらいにして薄雪を治癒しよう。…っ!」
キヨハルがウスユキの傍でしゃがんだとき、バチィン!と大きな音がした。ウスユキに気を取られていたレンゲとムクゲ、そしてウスユキに大量の血しぶきが降りかかる。座敷童がおそるおそる振り返ると、キヨハルが顔を歪めて肩をおさえている。地面には血だまりの上に落ちている左腕があった。
「っ…」
「アルジサマ!!」
「ああ!アルジサマの腕が…!」
「大丈夫だよ…。だが時間がないね。早く術をかけよう…」
「アルジサマ…お願い」
「術を解いて…」
「お願い…」
「じゃないとアルジサマが…」
「断る。術を解くのは私が死んだ時だよ」
「なんて愚か…」
「アルジサマまで失えば…ヌシサマは…」
「私が死ねば術は解ける。そうしたら薄雪は一番大切に想っているヒトと共に過ごせるようになる。いいことじゃないか。…もう静かにしていなさい。術に集中したいんだ」
「……」
キヨハルが扇子を広げウスユキの骨が見えた首元に当てた。息を吹きかけると、優しい風と淡い光がウスユキの傷を包む。徐々に塞がっていく傷を見て、座敷童はホッと安堵のため息をついた。
「アルジサマの治癒術はすごい」
「優秀」
「ヌシサマには劣るけど」
「ヌシサマにはかなわないけど」
「それにしてもひどい傷だ…。かなりの血肉を食われたんだね。薄雪ですら太刀打ちできない物の怪だったんだ。アーサーとモニカたちは無事だろうね?」
「無事」
「今雑魚の物の怪と戦ってる」
「怪我は?」
「元気そう」
「そう…よかった。それで、薄雪をこんなにした物の怪はどこへ?もう姿を消したのかな」
「…アーサーが、手折りました…」
「っ!」
意識が戻ったウスユキが小さな声で答えた。レンゲとムクゲはぶわっと涙を溢れさせてウスユキにしがみつく。わんわんと泣いている彼女たちの頭を撫でながら、ウスユキはゆっくりと顔を上げた。彼の目に映ったものは満身創痍のキヨハル。再会の喜びと、無理をさせたことの申し訳なさが入り混じる弱々しい微笑みを浮かべた。
「薄雪…」
「喜代春。あなたの顔を見たのは何百年ぶりだろう。ふふ、もう忘れてしまったな。ああ、せっかく会えたのに傷だらけだ…」
「薄雪。君のほうこそどうしてこんなことに」
「月下を覚えてるかい?」
「…ああ、あの美しい物の怪の子かい」
「そう。彼が私を訪ねに来てね。血肉を分けてほしいというから分けてあげたんだよ」
「はぁぁ…そういうことか…」
キヨハルは呆れてため息をつき、べちんと扇子でウスユキの頭を叩いた。
「あいた」
「血肉を与えるにも限度があるだろう。だから君を放っておけないんだよ。分かるかな」
「アルジサマもアルジサマだけど…」
「ヌシサマもヌシサマ…」
「それで?月下はどこへ?」
「永い眠りについたよ。月下はもうあの時の月下ではなかった。物の怪やあやかしの肉をたくさん食べてしまった。彼はどの物の怪よりも醜く穢れたモノになっていました。そんな彼が私の肉を食べたものだから…」
「なるほど。君の血肉が毒となり彼を死に至らしめたんだね」
「はい。ですが彼を手折ったのはモニカとアーサーだよ。アーサーが、モニカの神術を纏わせた剣で的確に致命傷を負わせていた。それに…暴走した月下を見事鎮め、穏やかな眠りへ導いてくれた。私ではとてもそんなことはできなかったよ」
「そうか。彼らは神の血を引いているからね。私たちにできないことも、軽々とやってのけるのさ」
「神の血を引いているからではないよ。あの子たちが清らかで美しい生命力を持つ、ヒトの子だからできたんだ」
「…そうかもしれないね。薄雪、傷はある程度治癒したが…力を失いすぎている。このままでは君は消えてしまう」
「かまわない。そろそろ眠らせてくれないかい。あなたと再会できたこの日に私は眠りたい」
「そのようなこと私が許すとでも?眠らせないよ薄雪。せめて私が消えるまで、花を咲かせ続けてくれないか」
しばらくの沈黙。ウスユキは無表情でキヨハルを見つめた。キヨハルはいつもと同じ薄い微笑みを浮かべていたが、目は潤み唇を震わせている。俯き首を横に振ったウスユキの口元は、かすかに緩んでいた。
「…仕方ないですね。好きなようになさい。喜代春にそのような顔をされたら拒むことなんてできないよ」
「とことん私に弱いね薄雪。…では力を分け与えよう」
「…以前消えかけたときも力をもらったね。これ以上与えられたら、私まで風のあやかしになってしまいそうだよ」
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