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淫魔編:フォントメウ
【196話】夢
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◆◆◆
《おいカミーユ!!それはあたしのビール樽だろうがぁ!!》
リアーナの大声で目が覚めた。いつの間にかソファで寝てしまっていたようだ。体にはブランケットがかけられている。アーサーは目を擦りながら起き上がり、騒がしい家の中を見渡す。真っ先に目に飛び込んできたのは、ビール樽を取り合っているリアーナとカミーユだった。二人とも樽にしがみつきながらゲシゲシと蹴り合っている。
《あん?俺の金で買って俺が運んだんだぞ。これのどこがお前のだって?》
《は、はあ?!名前書いてあるしい!!…ほら!》
《って今書くのかよ!おせえよ!!》
《よし、これでこのビール樽はあたしのもんだ!!さっさと寄越せ!》
《ガキかお前はぁ!!》
二人の様子をカトリナとジルがぼーっと眺めている。
《元気ねェ…》
《見てるだけで胸焼けする》
向かいのソファでは、シャナとユーリがボルーノと宿屋のおばあさんと話をしていた。ボルーノは元気に笑っていて、しゃこしゃこ薬をすり潰すユーリにアドバイスをしている。
《ユーリ、もうちっと丁寧にすり潰しなさい。そうしたらお前さんの薬はもっと良くなる》
《はい、先生!》
ベニート、アデーレ、イェルドは、ダイニングテーブルで地図を広げてクエストの準備をしていた。ベニートとアデーレが真剣な顔で作戦を練っている中、イェルドはあくびを噛み殺して眠気に耐えている。
《…で、俺が魔物の気を引いている間にアデーレが…》
《ふぁぁぁ…》
《イェルド、真面目に聞きなさい。命にかかわることなのよ》
《へいへい…》
アーサーはクスクス笑いながらしばらく彼らを眺めていた。それだけで楽しい気持ちになり自然と頬が緩む。ふと窓に目をやると、庭にも大好きな人たちが各々やりたいことをしている。玄関の扉を開け庭へ出た。クロネやリュノたち画家がイーゼルを立てて絵を描いている。アーサーに気付いた彼らが振り返り、自慢げに絵を見せた。
《どうだいアーサー?俺の絵は》
《答えは素晴らしい、だよアーサー》
画家と少し離れたところで、ダフとシリルが剣を交えていた。それをライラ、チャド、ノアが見学している。
《よっしゃいくぜシリル!!》
《うん!今日こそ勝ってみせるよ!!》
《いけダフ!!一発かましたれぇ!!》
《シリルー!!よけろ!!おおおナイス!!》
《ふ、二人ともがんばってー!!》
その時、アーサーの手を誰かが握った。振り返るとジュリアとウィルクがいた。
《お兄さま!!聞いてください!!今日カーティス先生に…》
《アーサー様!!聞いてくださいません?!ウィルクったら今日も…》
《?》
ジュリアとウィルクの後ろに、見知らぬ少年が立っている。彼は何も話さない。ただアーサーを見て悲し気に微笑むだけだった。アーサーは彼に声をかけた。
《君はだあれ?》
《…見つかっちゃった》
《あ…!》
アーサーと目が合うと、その少年はふっと消えてしまった。彼がいたところに咄嗟に手を伸ばしたら、背後からその手を両手で包まれる。
《あ…》
《アウス様。よくここまで生き延びてくださいました》
《お…おかあ…さん…》
ミアーナはにっこり笑う。アーサーを抱きしめ、頭を撫でながら優しく話しかけた。
《ああ、アウス様。ご立派になられて》
《おかあさん…!!!》
アーサーはミアーナにしがみつき泣きじゃくった。赤ん坊のように、鼻水をたらしながらわんわんと泣く。
《おかあさん!!おかあさん!!どうして死んじゃったの!?やだよぉぉ!!やだよぉぉ!!》
《ごめんなさいね。でもずっと見ていましたよ。おそばでずっと、見ていました》
《ひぐっ…ずっと、そばにいてくれてたの…?》
《ええ。ずっとずーっと。そしてこれからもずっと。みなであなたたちを見守っています》
《みんな…?》
《そう、みんな》
《例えば、私とかね》
《ちょっと!そこは私が声をかけるところでしょう?!》
《っ!》
聞き覚えのある声にアーサーは顔を上げた。吸血鬼と聖女が腕を組んで立っている。
《セルジュ先生に…ミモレス…》
《アーサー!お話するのは初めてね!はじめまして、私ミモレスっていうの。セルジュ、この子私にとても似ているわ!すっごくかわいいじゃない》
《だから前にそう言っただろう》
《ねえアーサー?彼ったら私にだけとってもキツく当たると思わない?きっと小さいときは好きな子に意地悪してたタイプよ》
《ミモレス…余計なことは言わなくていい。もう時間がない》
《あら、本当だわ。もう夜が明けるわね。…アーサー》
ミモレスがしゃがんでアーサーの目をまっすぐと見た。彼と同じ灰色の瞳は、あまりに澄んでいて吸い込まれてしまいそうだ。
《忘れないで。あなたたちは孤独じゃない》
《ミモレス…》
《あなたとモニカの魂は私のもの。あなたの命はミアーナのもの。あなたたちと、私と、ミアーナの縁は、あなたを愛している人と繋がっている。そしてそれは、ちょっとやそっとじゃ切れないものよ。私たちはずっとあなたたちのそばにいる》
《…?》
《さあアーサー。大切な妹があなたを待っているわ。モニカは…ふふ、誘惑から目覚めようと暴れまくってる。ふふふ》
《ご乱心さ、あの時のようにね》
《フォントメウの聖水とハーフエルフ君の加護魔法で、モニカの体は清められ、精神は安らいだわ。あとはあなたがモニカの名を呼ぶだけよ。あの子の目が覚めたらたくさん甘やかしてあげてね》
《…アーサー、モニカが深い誘惑にかかったのは確かに魔物が君の姿をかたどってしまったからだ。…だが、もし君がいなかったらモニカはもっと深い誘惑に落ちてしまっていただろう。処女を喪失させ快感を教え込めば、淫魔にとって誘惑にかけることなど容易いのだから。もしそうなっていたらフォントメウの地でさえ彼女を目覚めさせることはできなかった。彼女が核を魔物に支配されずに済んだのは、君と繋がった糸と、君のことを想う気持ちのおかげなんだ》
《……》
《これからも、モリア様をお願いしますね。アウス様》
《…うん。モニカをもうこんな目になんて二度と遭わせない。約束するよ、おかあさん》
《約束です》
アーサーとミアーナは小指を繋いだ。そのあとアーサーはセルジュに抱きついた。それを見たミモレスが衝撃を受けている。
《え?!私よりさきにセルジュに抱きつくの?!》
《ふふん。アーサーには君の感情が残っているからね。君より私に懐くのは当然のことだろう》
《もぉぉ!》
《先生も、僕のこと見守ってくれてたんですか?》
《ああ。あの日からずっとね。私とロイの魂魄は、そのペンダントに宿っている。しばらくその中で君たちを見守っていたいと思ってね》
セルジュはアーサーの首にかけているペンダントを指でつついた。これはもともとセルジュが身に付けていたもので、ペンダントの中にはミモレスの髪束が入っている。
《私があなたの体を借りてセルジュと話した時、ペンダントと彼の魂魄を加護の糸で繋いだの。あなたは魔力を持っていなかったから、セルジュの魔力と私の髪束を使ってね。そしてペンダントをあなたと繋げた。あなたとセルジュを直接結んでしまったら、あなたの身に魔物の魂魄が宿ってしまうから。それはダメでしょう?》
《うまく隠したつもりだったんだが…あのエルフの審判、なかなか良い眼を持っている》
《え…じゃあ、マーニャ様が言ってた僕が使役してる魔物って…》
《私のことだ。だが、私は魂魄だけの実態を持たない存在。それほど役には立たないがね》
《それほどどころかほとんど全く役に立たないわ》
《ミモレス》
《あら、ごめんなさい。ふふ》
《アーサー、それでも良ければ…そのペンダントをこれからも肌身離さず身に付けていてほしい。ほとんど全く役に立たない私だが、もしかしたら君を守れる日が来るかもしれないから》
《うん…。セルジュ先生がこの中にいてくれてるって思うと…嬉しい》
《アーサー…》
セルジュ先生がアーサーの頬を撫でると、アーサーは心地よさそうに頭を預けた。二人はもう一度ハグをして、ゆっくりと体を離した。
《ちょっとちょっとなんでそんな良い雰囲気なのよあなたたち!!》
《何度も言っているだろう。アーサーには君の感情が残っているんだよ。そしてアーサーは君の魂そのもの。私たちは恋人同士と言っても過言ではないんだ》
《え?!本人の前でそれを言っちゃうの?!あなたの恋人は私でしょう?!》
《ああ、そうだが?》
《こ、こわー…。ミアーナどう思う?この人、こわくない?》
《わ、私からはなんとも…。ミモレス様の想い人を悪く言うことはできません…》
3人のやりとりに思わずアーサーの顔がほころんだ。だいすきな人たちと会え、失った人と話せ、アーサーは幸せに包まれながら深い眠りから目を覚ました。
◆◆◆
《おいカミーユ!!それはあたしのビール樽だろうがぁ!!》
リアーナの大声で目が覚めた。いつの間にかソファで寝てしまっていたようだ。体にはブランケットがかけられている。アーサーは目を擦りながら起き上がり、騒がしい家の中を見渡す。真っ先に目に飛び込んできたのは、ビール樽を取り合っているリアーナとカミーユだった。二人とも樽にしがみつきながらゲシゲシと蹴り合っている。
《あん?俺の金で買って俺が運んだんだぞ。これのどこがお前のだって?》
《は、はあ?!名前書いてあるしい!!…ほら!》
《って今書くのかよ!おせえよ!!》
《よし、これでこのビール樽はあたしのもんだ!!さっさと寄越せ!》
《ガキかお前はぁ!!》
二人の様子をカトリナとジルがぼーっと眺めている。
《元気ねェ…》
《見てるだけで胸焼けする》
向かいのソファでは、シャナとユーリがボルーノと宿屋のおばあさんと話をしていた。ボルーノは元気に笑っていて、しゃこしゃこ薬をすり潰すユーリにアドバイスをしている。
《ユーリ、もうちっと丁寧にすり潰しなさい。そうしたらお前さんの薬はもっと良くなる》
《はい、先生!》
ベニート、アデーレ、イェルドは、ダイニングテーブルで地図を広げてクエストの準備をしていた。ベニートとアデーレが真剣な顔で作戦を練っている中、イェルドはあくびを噛み殺して眠気に耐えている。
《…で、俺が魔物の気を引いている間にアデーレが…》
《ふぁぁぁ…》
《イェルド、真面目に聞きなさい。命にかかわることなのよ》
《へいへい…》
アーサーはクスクス笑いながらしばらく彼らを眺めていた。それだけで楽しい気持ちになり自然と頬が緩む。ふと窓に目をやると、庭にも大好きな人たちが各々やりたいことをしている。玄関の扉を開け庭へ出た。クロネやリュノたち画家がイーゼルを立てて絵を描いている。アーサーに気付いた彼らが振り返り、自慢げに絵を見せた。
《どうだいアーサー?俺の絵は》
《答えは素晴らしい、だよアーサー》
画家と少し離れたところで、ダフとシリルが剣を交えていた。それをライラ、チャド、ノアが見学している。
《よっしゃいくぜシリル!!》
《うん!今日こそ勝ってみせるよ!!》
《いけダフ!!一発かましたれぇ!!》
《シリルー!!よけろ!!おおおナイス!!》
《ふ、二人ともがんばってー!!》
その時、アーサーの手を誰かが握った。振り返るとジュリアとウィルクがいた。
《お兄さま!!聞いてください!!今日カーティス先生に…》
《アーサー様!!聞いてくださいません?!ウィルクったら今日も…》
《?》
ジュリアとウィルクの後ろに、見知らぬ少年が立っている。彼は何も話さない。ただアーサーを見て悲し気に微笑むだけだった。アーサーは彼に声をかけた。
《君はだあれ?》
《…見つかっちゃった》
《あ…!》
アーサーと目が合うと、その少年はふっと消えてしまった。彼がいたところに咄嗟に手を伸ばしたら、背後からその手を両手で包まれる。
《あ…》
《アウス様。よくここまで生き延びてくださいました》
《お…おかあ…さん…》
ミアーナはにっこり笑う。アーサーを抱きしめ、頭を撫でながら優しく話しかけた。
《ああ、アウス様。ご立派になられて》
《おかあさん…!!!》
アーサーはミアーナにしがみつき泣きじゃくった。赤ん坊のように、鼻水をたらしながらわんわんと泣く。
《おかあさん!!おかあさん!!どうして死んじゃったの!?やだよぉぉ!!やだよぉぉ!!》
《ごめんなさいね。でもずっと見ていましたよ。おそばでずっと、見ていました》
《ひぐっ…ずっと、そばにいてくれてたの…?》
《ええ。ずっとずーっと。そしてこれからもずっと。みなであなたたちを見守っています》
《みんな…?》
《そう、みんな》
《例えば、私とかね》
《ちょっと!そこは私が声をかけるところでしょう?!》
《っ!》
聞き覚えのある声にアーサーは顔を上げた。吸血鬼と聖女が腕を組んで立っている。
《セルジュ先生に…ミモレス…》
《アーサー!お話するのは初めてね!はじめまして、私ミモレスっていうの。セルジュ、この子私にとても似ているわ!すっごくかわいいじゃない》
《だから前にそう言っただろう》
《ねえアーサー?彼ったら私にだけとってもキツく当たると思わない?きっと小さいときは好きな子に意地悪してたタイプよ》
《ミモレス…余計なことは言わなくていい。もう時間がない》
《あら、本当だわ。もう夜が明けるわね。…アーサー》
ミモレスがしゃがんでアーサーの目をまっすぐと見た。彼と同じ灰色の瞳は、あまりに澄んでいて吸い込まれてしまいそうだ。
《忘れないで。あなたたちは孤独じゃない》
《ミモレス…》
《あなたとモニカの魂は私のもの。あなたの命はミアーナのもの。あなたたちと、私と、ミアーナの縁は、あなたを愛している人と繋がっている。そしてそれは、ちょっとやそっとじゃ切れないものよ。私たちはずっとあなたたちのそばにいる》
《…?》
《さあアーサー。大切な妹があなたを待っているわ。モニカは…ふふ、誘惑から目覚めようと暴れまくってる。ふふふ》
《ご乱心さ、あの時のようにね》
《フォントメウの聖水とハーフエルフ君の加護魔法で、モニカの体は清められ、精神は安らいだわ。あとはあなたがモニカの名を呼ぶだけよ。あの子の目が覚めたらたくさん甘やかしてあげてね》
《…アーサー、モニカが深い誘惑にかかったのは確かに魔物が君の姿をかたどってしまったからだ。…だが、もし君がいなかったらモニカはもっと深い誘惑に落ちてしまっていただろう。処女を喪失させ快感を教え込めば、淫魔にとって誘惑にかけることなど容易いのだから。もしそうなっていたらフォントメウの地でさえ彼女を目覚めさせることはできなかった。彼女が核を魔物に支配されずに済んだのは、君と繋がった糸と、君のことを想う気持ちのおかげなんだ》
《……》
《これからも、モリア様をお願いしますね。アウス様》
《…うん。モニカをもうこんな目になんて二度と遭わせない。約束するよ、おかあさん》
《約束です》
アーサーとミアーナは小指を繋いだ。そのあとアーサーはセルジュに抱きついた。それを見たミモレスが衝撃を受けている。
《え?!私よりさきにセルジュに抱きつくの?!》
《ふふん。アーサーには君の感情が残っているからね。君より私に懐くのは当然のことだろう》
《もぉぉ!》
《先生も、僕のこと見守ってくれてたんですか?》
《ああ。あの日からずっとね。私とロイの魂魄は、そのペンダントに宿っている。しばらくその中で君たちを見守っていたいと思ってね》
セルジュはアーサーの首にかけているペンダントを指でつついた。これはもともとセルジュが身に付けていたもので、ペンダントの中にはミモレスの髪束が入っている。
《私があなたの体を借りてセルジュと話した時、ペンダントと彼の魂魄を加護の糸で繋いだの。あなたは魔力を持っていなかったから、セルジュの魔力と私の髪束を使ってね。そしてペンダントをあなたと繋げた。あなたとセルジュを直接結んでしまったら、あなたの身に魔物の魂魄が宿ってしまうから。それはダメでしょう?》
《うまく隠したつもりだったんだが…あのエルフの審判、なかなか良い眼を持っている》
《え…じゃあ、マーニャ様が言ってた僕が使役してる魔物って…》
《私のことだ。だが、私は魂魄だけの実態を持たない存在。それほど役には立たないがね》
《それほどどころかほとんど全く役に立たないわ》
《ミモレス》
《あら、ごめんなさい。ふふ》
《アーサー、それでも良ければ…そのペンダントをこれからも肌身離さず身に付けていてほしい。ほとんど全く役に立たない私だが、もしかしたら君を守れる日が来るかもしれないから》
《うん…。セルジュ先生がこの中にいてくれてるって思うと…嬉しい》
《アーサー…》
セルジュ先生がアーサーの頬を撫でると、アーサーは心地よさそうに頭を預けた。二人はもう一度ハグをして、ゆっくりと体を離した。
《ちょっとちょっとなんでそんな良い雰囲気なのよあなたたち!!》
《何度も言っているだろう。アーサーには君の感情が残っているんだよ。そしてアーサーは君の魂そのもの。私たちは恋人同士と言っても過言ではないんだ》
《え?!本人の前でそれを言っちゃうの?!あなたの恋人は私でしょう?!》
《ああ、そうだが?》
《こ、こわー…。ミアーナどう思う?この人、こわくない?》
《わ、私からはなんとも…。ミモレス様の想い人を悪く言うことはできません…》
3人のやりとりに思わずアーサーの顔がほころんだ。だいすきな人たちと会え、失った人と話せ、アーサーは幸せに包まれながら深い眠りから目を覚ました。
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