上 下
163 / 718
淫魔編:ダンジョン巡り@ルアン

【183話】顧客満足度ナンバーワン淫魔

しおりを挟む
廃墟ダンジョン最上階最奥の部屋。そこは他の部屋と違い、真新しく豪華な家具が置かれていた。部屋の隅にある、白いレースカーテンがかかった天蓋付きベッドの上でモニカが眠らされている。

「ん…」

目を覚ましたモニカは目をこすりながら伸びをした。頭がぼーっとしているのか、ぼんやりとした目でまわりを見渡す。見覚えのない内装に違和感を覚えた。

「……ん?!ここどこ?!」

意識がはっきりしたモニカは飛び起きた。ふんわりさらさらした感触がして自分の体に目をやると、防具ではなくベビードール姿になっていた。透けた白の薄い布、オフショルダー、丈が短いふんわりとしたワンピースの寝衣。裾にレースがあしらわれており、胸元には白いリボンが飾られている。透けた素材なので下着が丸見えだ。しかも下着まで白く布面積が少ないものに着替えさせられていた。自分の恥ずかしい恰好にモニカは絶叫する。

「きゃああああ!!なによこの服はぁぁぁぁ!!!」

「おっ!目ぇ覚めたぁ?」

「ひぃ?!あ、あんただれぇ?!」

ベッドのカーテンを開けて一人の男性が姿を見せた。黒い髪、赤い瞳、褐色の肌をした25歳あたりの見た目のその男は、起きたモニカを見て「おおお!」と目を輝かせた。

「やっべー!めっちゃ似合うじゃん!!天使みてぇ!!」

「ひぃぃ!あ、あんたなの?!私にこんな服着せたのぉ!!し、し、しかも下着まで履き替えさせたわね?!この変態!!ぎゃー気持ち悪い!!きもちわるいぃぃぃぃ!!!はやく服を返して!!着替えさせてえええええ!!!」

「返すわけないじゃーん!あんなだっさい服。悪趣味ったらありゃしねえべや」

「どっちが悪趣味なのよー!!」

モニカは枕を男めがけて投げつけた。男は枕を顔面にくらい「なにすんだよぉー!」と唇をとがらせる。じっとモニカを見つめて首を傾げた。

「おっかしいなー。今までの女で俺にこんなことしたやつなんていなかったのになー」

「今までの女…?ってことは、あんたもしかして…インマ…?」

「正解~!君、俺のこと知っててこの城に来たの?まじかー!!もしかして俺に攫われたくて来たとか?」

「はぁ?!そんなわけないでしょ!?」

「隠さなくていいって!!俺目当てでここに来る女、結構多いんだぜ?精気を対価に一晩抱かれに来るんだ。まずけりゃ帰すが、うまかったら帰さないけどな!ははは!!」

「なんなのこいつぅ…」

「そんな引いた目で見るなよぉ!こう見えても俺の腕は淫魔の中でも優秀な方なんだぜえ?去年なんて故郷帰ったら表彰までされたんだ!なんでもこの国でいっちばん女の精気食ったっつって!しかも顧客満足度ナンバーワン!!いひひ、すげえだろ~」

淫魔は得意げにそう言ってからベッドへ上がりモニカの肩を抱いた。淫魔の顔が近づいてきてモニカの腕に鳥肌が立った。

「ひぃぃっ!!」

「安心しろってー!ちゃんとさっき歯磨いてきたし、体も洗ってきたからさ!!淫魔は清潔さが命!」

「そういう問題じゃないのぉぉぉ!!私から離れなさいこの変態ぃぃぃ!!」

モニカは淫魔に手を当てて聖歌を歌った。いつもより魔力を込めて聖魔法を放つ。…つもりが、魔法が発動しない。

「えっ?あれっ、なんでっ?」

「急に歌い出したからビビったわー。君ちょっと変わってんな!」

「ど、どうしてっ?」

「あっ…、もしかして君、今魔法打とうとした?」

「っ…」

何度魔法を打とうとしても、うんともすんとも言わない自分の手のひらをモニカは見た。変わったところは見当たらない。ちらと淫魔を盗み見て、彼も人型の魔物だということに気付いた。

「反魔法をかけたのね…?!」

「反魔法?俺にそんな高度な魔法使えると思うかあ?淫魔が使えるのは誘惑と結界だけ。魔物の中では弱っちい弱っちい存在だ。ははは!…だから人間は俺たち淫魔に油断してくれるんだけどね」

「じゃ、じゃあどうして魔法が使えないの…」

「ねえ君、名前は?」

「あんたに教える名前なんてないわ!」

「そんな寂しいこと言うなよお。まあいいや、じゃあドールちゃんって呼ぼっと」

「どーるぅ?!」

「ベビードールを着てるからドールちゃん。顔も人形みたいにくりっくりだしぴったりだろ?」

モニカの肩を抱いていた淫魔の手が腰に回り、ぐいと彼女を抱き寄せた。体がぴったりとくっつき、淫魔のもう片方の手がモニカの胸を掴んでいる。モニカは「ひぃぃぃぃ!!!」と声をあげながら淫魔から離れようと暴れた。だが女の子の力では敵わない。淫魔はニコニコ笑いながらモニカの耳元で囁いた。

「君が俺にされたこと教えてあげようか」

「な…なにしたの…?ていうかほんとっ…離れてよぉぉっ…気持ち悪いよおぉぉ…!」

モニカが覚えているのは、グールの部屋でアーサーを見守っているとき、後ろから水分を含んだ布を顔に当てられて意識を失ったところまでだった。なぜこんなところにいるのか、なぜこんな服装をしているのかはさっぱり分からない。淫魔はモニカの両頬を指で挟んだ。モニカの目を見つめる彼の赤い瞳が黄色く変色する。

「この城に侵入した君はグールの部屋で椅子に座ってた。睡眠液を含んだ布を当てられて意識を失った。俺は君をこの部屋へ連れてきて、だっさい服を脱がせてその寝衣に着替えさせた」

「そんなこと、見れば分かるわよ」

「なあドールちゃん。淫魔に連れ去られてそれだけで済むと思うかぁ?」

「え…?」

淫魔はニィと笑って舌なめずりした。

「君はすでに俺の誘惑にかかっているんだよ」

「っ…」

「君が眠ってる間にかけておいたんだ。じっくりと、なぁ?」

淫魔はそう言ってモニカの顎を指でクイと上げた。顔が近づいてきたので、モニカは咄嗟に淫魔の顔に手を押し付けて距離を保つ。

「顔を近づけないでよ変態!」

「いやぁ~不思議だなあ。誘惑にかかってるのに何でそんなに意識がはっきりしているんだぁ?俺に対しても何の感情もないような素振りをしてるしなー」

「ええ。あなたのこと、気持ちの悪い変態としか思わないわっ」

「あははは!やっぱり君は他の女と違うなあ!他の女は少ぉし誘惑をかけるだけで俺に陶酔したのに。あいつらなんでも言うことを聞いたぞ。あんなこともこんなことも…死ぬまで精気を吸い尽くしたいなあって俺がお願いしたら喜んで吸わせてくれた。死に顔は…それはもう幸せそうだったなあ」

「なんてひどい…」

過去に殺した女性たちに思いを馳せ、淫魔はうっとりとした表情を浮かべた。モニカは不快感をもよおし吐きそうな顔をした。その視線に気付いた淫魔はクスクスと笑う。

「自分は俺の言いなりになんてならないとでも言いたげな顔をしてるなあ。ドールちゃん。君、自分に誘惑が効いていないと思ってるんだろ。でも残念!君はちゃぁんと誘惑にかかってる。さっき俺に魔法を打てなかっただろ?あれ、そのせいだから」

「どういう意味?」

「確かにドールちゃんの思考に誘惑はかかってない。だから俺にこんな態度がとれる。でも、体にはしっかり誘惑がかかってる。俺に魔法を打てなかったことが、君の体が俺に陶酔している証拠。君は俺に攻撃できない。体が俺の味方をしているから」

「うそでしょ…」

「淫魔ってのは弱いがしたたかな魔物でね。結界魔法で男が巣に侵入することを防いで、女には誘惑をかけて自分に攻撃できないようにする。それが俺たちの生き方。下級魔物だからこそ人間は舐めて俺たちの巣へのこのこやってくる。淫魔に上級冒険者なんぞ派遣させない。ここへ来るのはみぃんな、弱っちいやつばっか。楽な生き方だよなあ!あー淫魔でよかった!」

モニカはもう一度魔法を放とうと歌を歌った。だが、やはり発動しない。みぐるみを剥がされた魔法を使えないモニカは、少し体術が使えるだけのただの女の子だ。サーッと血の気が引いていく。

(こ、この状況、やばいのでは…?)

「さてドールちゃん、そろそろ時間だ。今度こそちゃんとかかってくれよな」

「え?」

淫魔がパチンと音を鳴らすと、次第にモニカの頭がぼんやりとしてきた。目がとろんと落ちていくモニカを見て、淫魔が満足げな表情を浮かべる。

「効いてきたな。さっき誘惑を重ねがけしたんだ。一度目よりもさらに濃い誘惑をたぁっぷり時間をかけてな。さすがに頭も痺れてきただろ?」

「……」

「お、力が抜けてきた。やっとだぜぇー!こんな集中したの久しぶりだわ!魔力使ったらはらへってきたー」

「…アーサー…」

「アーサー?ああ、グールと戦ってた男の子のことか?残念だけどあいつはこの部屋に辿り着けないなあ。この部屋に結界魔法かけてるし。今までも男がここに入ってきたことはないぜ。鉄壁の守り、これ淫魔の常識!」

「……」

「あっ、そうだ。ドールちゃん、淫魔に捕らえられた女がどうなるか知ってる?」

「…知らない…」

「たいがいの女はね、淫魔と楽しく遊んでから精気を吸い尽くされて終わり。でもそれはそれで幸せなんだぜ?だって淫魔と遊ぶほど楽しいことないからな。ちなみに俺はだいたい一週間遊んだら精気吸い尽くすんだ」

「……」

「でも俺、ドールちゃんのことは殺さないつもり。君のことすっごく気に入ったんだ。だって俺の誘惑に思考だけでも耐えた子なんて初めてだったし。それに君、処女だろ?俺さ、かわいい処女が欲しかったんだよなー!!あーやべー、テンション上がってきたー!」

「ショジョ…?なあにそれ…」

「処女の意味も分からないんだ?えー、かわいすぎるんですけど!」

「…?」

「処女は君が今から失うものさ。君には俺の子を産んでもらおうと思ってる。ドールちゃん聞いてくれる?実は淫魔の長老にさ?遊び惚けるのも良いけどそろそろ淫魔の子孫を増やす努力をしろって説教食らっちまってさあ。そもそも俺がここに来たのだってそのためだったんだけどもぉ。でもさ、俺さ、あんまそういう重い遊びしたくなかったんだよなあ。だって一週間で死ぬ子と後腐れなく遊ぶ方が楽でしょ?」

「そうなの…?」

「まじでそうだよ!俺さぁ、ここに来る前は半年くらいのスパンで女と遊んでたんだけどさ。日が経つにつれて相手が俺に独占欲を持ち始めるんだ。本気で俺のこと好きになりはじめちまうんだよぉ。それがめんどくさくてさ、ここに来てからは一週間で殺すことにしたんだ。それから生きるの楽になったわあー」

「ふぅん…」

「でも、長老にああ言われちまったし、そろそろ子孫増やす努力しねえとなーって思ってたときにドールちゃんを見つけたってわけ。君を見たときビビビって来たんだ!ま、そういうことでこれからよろしくな、ドールちゃん!!」

「……」

淫魔は脱力したモニカをベッドへ横たえ、彼女の上に乗り胸に手を添えた。モニカは抵抗せずに両腕を広げる。

「うん。完全に誘惑にかかってる。じゃ、いただきますか」

モニカに応じるように淫魔が彼女に覆いかぶさった。モニカは彼の首元に唇を添え…力いっぱい噛みついた。

「い"っ?!はっ?!今なにしたぁ!?ひょっとして噛み癖あるタイプ?!悪いけど噛むならもう少し手加減してくれるかな?!俺そっちの気ないんだわ!!」

「何言ってんのよ…。はやくどきなさいこの変態。あ~頭クラクラして気持ち悪いわね…」

「なっ…?!ひょっとしてまた誘惑が解けちゃった?!」

「そうみたいね」

「まじかよ?!俺に誘惑を二重にかけられたのに?!顧客満足度ナンバーワンの俺に完全に誘惑されないとか!!ドールちゃんはんぱねえわぁ…」

「それよりも早くどきなさいってば!!重いし気持ち悪いし最悪な気分なんですけどぉ!!いい加減私のおっぱいから手を離しなさいよこのバカぁ!!」
しおりを挟む
感想 494

あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む

家具屋ふふみに
ファンタジー
 この世界には魔法が存在する。  そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。  その属性は主に6つ。  火・水・風・土・雷・そして……無。    クーリアは伯爵令嬢として生まれた。  貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。  そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。    無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。  その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。      だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。    そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。    これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。  そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。 設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m ※←このマークがある話は大体一人称。

転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜

家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。 そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?! しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...? ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...? 不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。 拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。 小説家になろう様でも公開しております。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?

歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。 それから数十年が経ち、気づけば38歳。 のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。 しかしーー 「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」 突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。 これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。 ※書籍化のため更新をストップします。

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜

望月かれん
ファンタジー
 中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。 戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。 暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。  疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。 なんと、ぬいぐるみが喋っていた。 しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。     天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。  ※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。

オカン公爵令嬢はオヤジを探す

清水柚木
ファンタジー
 フォルトゥーナ王国の唯一の後継者、アダルベルト・フォルトゥーナ・ミケーレは落馬して、前世の記憶を取り戻した。  ハイスペックな王太子として転生し、喜んだのも束の間、転生した世界が乙女ゲームの「愛する貴方と見る黄昏」だと気付く。  そして自身が攻略対象である王子だったと言うことも。    ヒロインとの恋愛なんて冗談じゃない!、とゲームシナリオから抜け出そうとしたところ、前世の母であるオカンと再会。  オカンに振り回されながら、シナリオから抜け出そうと頑張るアダルベルト王子。  オカンにこき使われながら、オヤジ探しを頑張るアダルベルト王子。  あげく魔王までもが復活すると言う。  そんな彼に幸せは訪れるのか?   これは最初から最後まで、オカンに振り回される可哀想なイケメン王子の物語。 ※ 「第15回ファンタジー小説大賞」用に過去に書いたものを修正しながらあげていきます。その為、今月中には完結します。 ※ 追記 今月中に完結しようと思いましたが、修正が追いつかないので、来月初めに完結になると思います。申し訳ありませんが、もう少しお付き合い頂けるとありがたいです。 ※追記 続編を11月から始める予定です。まずは手始めに番外編を書いてみました。よろしくお願いします。

巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?

サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。 *この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。 **週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**

リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?

あくの
ファンタジー
 15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。 加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。 また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。 長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。 リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。