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セルジュとロイは、4人の生徒を連れ去る計画を企てた。
「さて、彼らをここへ連れ出す方法だが…。まず彼らに吸血欲の禁断症状を発症させ、苦しんでいる彼らを君が介抱するふりをして医務室に連れてきてほしい。万が一見回りしている教師に見つかってもその状態なら怪しまれないだろう。
一度に4人は運べないだろうから、とりあえず2人。医務室に連れてきた子たちを私が預かって食事部屋に運ぼう。その間に君は残りの二人を食事部屋に連れて来てくれ」
「禁断症状…ということは、タールたちの血を飲ませると言うことですか?」
「いや、アパンの血などミモレスに飲ませたくない。私の…吸血鬼の血を与える。その方が症状が強いしね。苦しみで意識が朦朧としている方が扱いやすい」
それを聞いたロイはパッと顔を輝かせた。
「吸血鬼の血…ということは、僕の血でもいいですか?!」
「君も吸血鬼だから症状は同じだろうが…君に血を流させるわけには…」
「お父さま!ぜひ僕の血を使ってください!!あの…モニカに、僕の血を飲んでもらいたいです…!」
「あ…ああ、君がそうしたいというなら、構わないが…」
「わぁ…やったぁ!」
セルジュの計画はこうだ。今週末、リリー寮の談話室でウィルク王子の誕生日パーティーが開催される。誕生日パーティーでは、生徒たちの領地の名産を持参して生徒に食べてもらう伝統がある。そこでロイが吸血鬼の血を混ぜたグレープジュースを4人に与える。最上級のグレープジュースを使用し、その上吸血鬼の血を混ぜるので、恐らく4人はパーティーのあともジュースを欲しがるだろう(吸血鬼の血には中毒性がある)。3日ほど持続的に飲ませたあと、ジュースの供給を止める。するとその日の夜には禁断症状が出るだろう。
禁断症状が出た生徒をロイが介抱するふりをして医務室へ連れていく。まずは男子寮にいるウィルク王子とアーサー。彼らをセルジュが預かる。次にロイが女子寮で苦しんでいるであろうジュリア王女とモニカを連れて食事室へ行く。そこでセルジュと合流し、王子を餌にするか殺すかして、王女にチムシーを寄生させ、モニカをロイに与え、アーサーのミモレスの記憶を呼び戻す。
「アーサーにミモレスの記憶が戻り次第、アパンとモニカ、アーサーを連れて田舎で暮らそう。4人とアパンで、平和でしあわせな毎日を暮らすんだ」
「わぁ…楽しそう…」
「うん、きっと穏やかで楽しい毎日が待っているよ」
「ぅぁっ、ぅぅっ」
「タールも楽しみ?」
「ぅぁん」
「ふふ。田舎へ行ったら、君は特別に檻に入れずに飼ってあげるね」
「ぅぁっ!うぁん!」
特別扱いされたタールは嬉しそうにロイに抱きついた。
◇◇◇
誕生日パーティー当日、リリー寮の生徒たちが盛装をして談話室に集まった。華やかなドレスを着たモニカはそれはもう美しく、リリー寮男子全員の目を奪った。モニカは王子と手を繋ぎ軽食をつまみながら談笑し始めた。
(王子、君がモニカを独り占めできる時間はあと少しだよ。数日もしたらモニカは僕のものなんだから)
そんなことを考えながら歩いていると、突然グレンダとマーサが彼を手をがしっと掴み「ロイィィィ!!」と引き留めた。
「えっ?!な、なに?!」
「あんたの冴えない顔をよく見せなさい!眩しい顔を見すぎて目がチカチカしてるのよ!一回リセットさせて!」
「突然失礼なこと言うねマーサ?!」
アーサーが来てから二人は彼に夢中だった。確かに盛装をしたアーサーはロイの目から見ても輝いている。マーサとグレンダはロイの顔をじーっと見て安堵のため息をついている。
「あ~落ち着くわあ。可もなく不可もないこの顔…」
「わー嬉しくないなあ」
苦笑いしていると、マーサはロイが手に持っているボトルに気付き取り上げた。そこにはロイの血を混ぜたグレープジュースが入っている。ロイは慌ててマーサからボトルを取り返そうとした。だが彼より背が高いマーサがボトルを持った手を高く上げて奪われないようにする。
「何してるんだいマーサ!返してよ!」
「これ王子に飲んでもらうの?」
「うん。名産のグレープジュースだよ。だから返して」
マーサは返さずにボトルの蓋を開けて一気飲みした。ロイは顔を真っ青にした。それを飲んだら激しい吸血欲が彼女を襲ってしまう。
「ちょっとマーサ何してるの?!」
「飲まなきゃやってられないのよ…。私の砂糖菓子あげるから許して」
「ば…ばか!!どうしよう…!」
「そんなに慌てなくたっていいじゃない。余分に持ってきてるんでしょ?」
「そういう問題じゃない…!」
(ど…どうしよう!!マーサに禁断症状が出ちゃう…!!血を…誰か人間の血を飲ませないといけない…!で、でもそんな…どう言って血を飲ませてもらえばいいの?!マーサのばか!!なんで勝手なことするんだよ!!)
「ご、ごめんねロイ」
「マーサのばか!!もう知らないから!!マーサが悪いんだからね!」
ロイが怒って走っていくのを、マーサが謝りながら追いかけてきた。マーサは運動神経がいいので、走っても走っても追いかけてくる。マーサから逃げながら王子、モニカ、王女、アーサーにジュースを渡してまわったが、マーサは諦めずにロイを追いかける。血を飲んでしまった彼女にどんな顔をしたらいいのか分からないロイは、ひたすら逃げながらこれからマーサをどうするか考えた。
(こ…こうなったらマーサもアパンにする…?そ、そうだ、そうしよう。タールみたいに可愛がってあげたらきっとマーサだって喜んでくれるよね?マーサも田舎に連れて行ったらきっと楽しい、よね。うん、そうしよう。でもマーサの気持ちも尊重しないといけないよね…。思い切って聞いてみよう。彼女がいやだって言ったら…他の手を考えないといけない)
考えがまとまりロイは足を止める。急に立ち止まったのでマーサが勢いよくロイにぶつかった。
「わぶっ!!ちょっとロイ!突然立ち止まんないでよ!!」
「…ねえマーサ。僕のこと好き?」
「え"?!突然なに?!」
「答えて。僕のこと好き?」
「え…ま、まあ、好きだけど…」
「僕が…田舎で一緒に暮らそうって言ったら、ついてきてくれる?」
ロイの言葉にマーサは顔を真っ赤にした。
「そ、そ、それって、プ、プ、プ、プロ…プロポ…」
「きっと楽しいと思うんだ。僕についてきてくれない?」
口をパクパクさせてから、マーサは小さく頷いた。
「わ、分かったわ…。あなたがそこまで言うのなら…ついて行ってあげなくも…ない。ア、アーサーのことは、ミーハーみたいなものだったし…。あ、あんたの方が一緒にいて落ち着くしね…。きっと将来のことも考えたら、あんたの方がいいの…かも…」
「わ、じゃあ、いいの?!」
「うん…。そ、そのかわり、絶対しあわせにしなさいよね!!」
「約束する!!一生大切にする!!」
ロイはマーサにぎゅーっと抱きつき、そのあとは一緒に軽食をつまんだ。問題が解決し、その上大好きなマーサまでアパンにして田舎に連れて行けると思うと嬉しく、ロイはその日をおおいに楽しんだ。
「さて、彼らをここへ連れ出す方法だが…。まず彼らに吸血欲の禁断症状を発症させ、苦しんでいる彼らを君が介抱するふりをして医務室に連れてきてほしい。万が一見回りしている教師に見つかってもその状態なら怪しまれないだろう。
一度に4人は運べないだろうから、とりあえず2人。医務室に連れてきた子たちを私が預かって食事部屋に運ぼう。その間に君は残りの二人を食事部屋に連れて来てくれ」
「禁断症状…ということは、タールたちの血を飲ませると言うことですか?」
「いや、アパンの血などミモレスに飲ませたくない。私の…吸血鬼の血を与える。その方が症状が強いしね。苦しみで意識が朦朧としている方が扱いやすい」
それを聞いたロイはパッと顔を輝かせた。
「吸血鬼の血…ということは、僕の血でもいいですか?!」
「君も吸血鬼だから症状は同じだろうが…君に血を流させるわけには…」
「お父さま!ぜひ僕の血を使ってください!!あの…モニカに、僕の血を飲んでもらいたいです…!」
「あ…ああ、君がそうしたいというなら、構わないが…」
「わぁ…やったぁ!」
セルジュの計画はこうだ。今週末、リリー寮の談話室でウィルク王子の誕生日パーティーが開催される。誕生日パーティーでは、生徒たちの領地の名産を持参して生徒に食べてもらう伝統がある。そこでロイが吸血鬼の血を混ぜたグレープジュースを4人に与える。最上級のグレープジュースを使用し、その上吸血鬼の血を混ぜるので、恐らく4人はパーティーのあともジュースを欲しがるだろう(吸血鬼の血には中毒性がある)。3日ほど持続的に飲ませたあと、ジュースの供給を止める。するとその日の夜には禁断症状が出るだろう。
禁断症状が出た生徒をロイが介抱するふりをして医務室へ連れていく。まずは男子寮にいるウィルク王子とアーサー。彼らをセルジュが預かる。次にロイが女子寮で苦しんでいるであろうジュリア王女とモニカを連れて食事室へ行く。そこでセルジュと合流し、王子を餌にするか殺すかして、王女にチムシーを寄生させ、モニカをロイに与え、アーサーのミモレスの記憶を呼び戻す。
「アーサーにミモレスの記憶が戻り次第、アパンとモニカ、アーサーを連れて田舎で暮らそう。4人とアパンで、平和でしあわせな毎日を暮らすんだ」
「わぁ…楽しそう…」
「うん、きっと穏やかで楽しい毎日が待っているよ」
「ぅぁっ、ぅぅっ」
「タールも楽しみ?」
「ぅぁん」
「ふふ。田舎へ行ったら、君は特別に檻に入れずに飼ってあげるね」
「ぅぁっ!うぁん!」
特別扱いされたタールは嬉しそうにロイに抱きついた。
◇◇◇
誕生日パーティー当日、リリー寮の生徒たちが盛装をして談話室に集まった。華やかなドレスを着たモニカはそれはもう美しく、リリー寮男子全員の目を奪った。モニカは王子と手を繋ぎ軽食をつまみながら談笑し始めた。
(王子、君がモニカを独り占めできる時間はあと少しだよ。数日もしたらモニカは僕のものなんだから)
そんなことを考えながら歩いていると、突然グレンダとマーサが彼を手をがしっと掴み「ロイィィィ!!」と引き留めた。
「えっ?!な、なに?!」
「あんたの冴えない顔をよく見せなさい!眩しい顔を見すぎて目がチカチカしてるのよ!一回リセットさせて!」
「突然失礼なこと言うねマーサ?!」
アーサーが来てから二人は彼に夢中だった。確かに盛装をしたアーサーはロイの目から見ても輝いている。マーサとグレンダはロイの顔をじーっと見て安堵のため息をついている。
「あ~落ち着くわあ。可もなく不可もないこの顔…」
「わー嬉しくないなあ」
苦笑いしていると、マーサはロイが手に持っているボトルに気付き取り上げた。そこにはロイの血を混ぜたグレープジュースが入っている。ロイは慌ててマーサからボトルを取り返そうとした。だが彼より背が高いマーサがボトルを持った手を高く上げて奪われないようにする。
「何してるんだいマーサ!返してよ!」
「これ王子に飲んでもらうの?」
「うん。名産のグレープジュースだよ。だから返して」
マーサは返さずにボトルの蓋を開けて一気飲みした。ロイは顔を真っ青にした。それを飲んだら激しい吸血欲が彼女を襲ってしまう。
「ちょっとマーサ何してるの?!」
「飲まなきゃやってられないのよ…。私の砂糖菓子あげるから許して」
「ば…ばか!!どうしよう…!」
「そんなに慌てなくたっていいじゃない。余分に持ってきてるんでしょ?」
「そういう問題じゃない…!」
(ど…どうしよう!!マーサに禁断症状が出ちゃう…!!血を…誰か人間の血を飲ませないといけない…!で、でもそんな…どう言って血を飲ませてもらえばいいの?!マーサのばか!!なんで勝手なことするんだよ!!)
「ご、ごめんねロイ」
「マーサのばか!!もう知らないから!!マーサが悪いんだからね!」
ロイが怒って走っていくのを、マーサが謝りながら追いかけてきた。マーサは運動神経がいいので、走っても走っても追いかけてくる。マーサから逃げながら王子、モニカ、王女、アーサーにジュースを渡してまわったが、マーサは諦めずにロイを追いかける。血を飲んでしまった彼女にどんな顔をしたらいいのか分からないロイは、ひたすら逃げながらこれからマーサをどうするか考えた。
(こ…こうなったらマーサもアパンにする…?そ、そうだ、そうしよう。タールみたいに可愛がってあげたらきっとマーサだって喜んでくれるよね?マーサも田舎に連れて行ったらきっと楽しい、よね。うん、そうしよう。でもマーサの気持ちも尊重しないといけないよね…。思い切って聞いてみよう。彼女がいやだって言ったら…他の手を考えないといけない)
考えがまとまりロイは足を止める。急に立ち止まったのでマーサが勢いよくロイにぶつかった。
「わぶっ!!ちょっとロイ!突然立ち止まんないでよ!!」
「…ねえマーサ。僕のこと好き?」
「え"?!突然なに?!」
「答えて。僕のこと好き?」
「え…ま、まあ、好きだけど…」
「僕が…田舎で一緒に暮らそうって言ったら、ついてきてくれる?」
ロイの言葉にマーサは顔を真っ赤にした。
「そ、そ、それって、プ、プ、プ、プロ…プロポ…」
「きっと楽しいと思うんだ。僕についてきてくれない?」
口をパクパクさせてから、マーサは小さく頷いた。
「わ、分かったわ…。あなたがそこまで言うのなら…ついて行ってあげなくも…ない。ア、アーサーのことは、ミーハーみたいなものだったし…。あ、あんたの方が一緒にいて落ち着くしね…。きっと将来のことも考えたら、あんたの方がいいの…かも…」
「わ、じゃあ、いいの?!」
「うん…。そ、そのかわり、絶対しあわせにしなさいよね!!」
「約束する!!一生大切にする!!」
ロイはマーサにぎゅーっと抱きつき、そのあとは一緒に軽食をつまんだ。問題が解決し、その上大好きなマーサまでアパンにして田舎に連れて行けると思うと嬉しく、ロイはその日をおおいに楽しんだ。
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