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「タールも、ヴィノバもティーラも消えた…。みんなロイちゃんで遊んでた子たちよ。今回の事件、ロイちゃんが犯人なんじゃない?」
「まさか。先生たちが総出で探しても、死体はおろか手がかりすら掴めてないんだぜ。おもちゃにそんなことできると思うか?たまたまだろ」
夕食のあと、ロイで遊んでいる3人のローズ寮の生徒がたまり場の物置でコソコソと話していた。ロイをおもちゃにしていた生徒が3人も姿を消したため、一人の子がロイを疑っているようだった。残り二人は彼女の言うことを鼻で笑って否定する。"おもちゃ"は自分よりも劣っており、知能も低いと思い込んでいるようだった。
「でも…」
「あれ?君たち…どうしてこんな時間にここに?」
「ロイちゃん?!」
声がしたので振り返ると、ロイがドアから顔を覗かせていた。ロイを疑っている子は「ひっ!」と声を上げたが、他の子はニヤニヤしながらロイの腕を掴み部屋の中へ引きずり込んだ。
「わっ!」
「ちょうど良かったわ。なあロイ。お前がタールたちを誘拐するなんて、ありえねえよなあ?」
「え?何言ってるの?僕にそんなことできるわけないじゃないか」
「だよなあ!ほらルリン、俺が言った通りだろ?こいつじゃねえって」
「そんな聞き方して自白する人なんていないでしょ…」
「え…?ルリン、もしかして僕を疑ってるの…?」
ロイはそう言って目をうるませた。
「学院に来てから、僕で遊んでくれる人がいなくて…ずっと寂しかった。でもタールや君たちが遊んでくれるようになって…嬉しかったんだ。痛いことされるのも、僕でみんなが気持ち良くなってくれるのも、嬉しかったんだよ…。だから…僕だってタールたちがいなくなって悲しい。それなのに…ルリンは僕を疑うの…?」
「うっ…!」
ルリンは胸を押さえて床に倒れこんだ。
「かわいいかわいい私のおもちゃすっっっごいかわいい…!!何この子…!!今すぐ家に連れて帰りたい…!!」
「おい何言ってんだよロイは俺が家に連れて帰るんだよ!」
「アホかロイは俺んのだよ!」
(えぇー…このアパンたちほんと気持ち悪い…)
「ごめんねロイ!!私が間違ってたわ!!あなたは犯人じゃないわよね!そうよね!!」
「うん…信じてくれてありがとう」
(普通信じる?ほんと、僕のことペットくらいにしか見てないんだな)
ロイを疑うことをやめたルリンは、ずかずかとロイに近寄り彼のシャツのボタンを外し始めた。
「ん?!」
「かわいいことを言うロイちゃんが悪いんだからね!!わたし、ロイちゃんをいっぱい可愛がりたくなっちゃった!!」
「ちょっ…ちょっと待って!今はだめ!」
「どうしてよ!!言うこと聞きなさいよ!マックス、私のアイテムボックスから鞭出してくれる?」
「自分で出せよ!」
(まずい!お父さまと連携取れてない…!せっかくの食事室に連れ去るチャンスなのに!どうにかして時間をずらさないと…)
「ル、ルリン!」
「なに?私のかわいいロイちゃん」
「ぼ…ぼく、まだお風呂入ってないんだ…。君には…えっと、ちゃんと体を綺麗にした状態で遊んでもらいたいなあ…」
ルリンはポカンと口を開けてロイを見た。(こんな理由、さすがにだめかな…?)と半ば諦めていたが、ルリンは「んもぉーーーロイちゃんったらぁぁぁ!!」と嬉しそうにロイの頭を撫でた。
「ねえ聞いた?!ねえ聞いたぁ?!」
「聞いた聞いた…はーうるせー」
「そうよねえ!ご主人様の前ではちゃあんと綺麗にしとかないといけないもんねぇ!じゃあお風呂入ってからまたここで集まりましょう!」
「夜間に寮を抜け出すのは禁止されてるけど、ま、俺らいっつも抜け出してっしな」
「ロイもバレないように抜け出せよ?」
「分かった」
「じゃ、またあとでねロイちゃん!」
物置から出たロイは、はぁーと深いため息をついた。その足で医務室に向かいセルジュに報告しに行った。
「今晩か。いいよ」
「お父さま…。なぜ人間はああもバカなんでしょうか。言葉を交わすだけでこっちまで頭が悪くなりそうです」
「バカじゃなかったら人間をおもちゃにしようなんて思わないよ、ロイ」
「確かにそうですね…。それにしても、彼らのおもちゃに対する独占欲には辟易します…。家に連れて帰るだとか…僕は自分のものだとか…」
「アパンの分際でおこがましいねえ。彼らは今晩知ることになるよ。ロイが彼らのものではなく、彼らがロイのものだってことをね」
その晩、ルリンたちが待つ物置に姿を現したのはロイではなくセルジュだった。急所を突き意識を失わせ、その間に彼らを牢屋に放り込みチムシーを寄生させた。目が覚めた彼らは、タールたちに血を吸われ悲鳴をあげて助けを呼んだ。そこに姿を現したのは冷たい目をしたロイだった。
「ロ…ロイちゃん…!助けに来てくれたの?!」
ルリンがそう言ってロイに手を伸ばした。ロイはその手を掴み、かぷりと噛みついて血を啜る。檻の中でタールが不機嫌そうに唸っていた。
「え…?」
「ルリン、君は今後言葉を発しないで。バカがうつりそうだから」
「な…なんですって…?」
「聞こえなかった?言葉を発しないでって言ってるの」
「ロイ…おもちゃの分際で…私にそんな口を利くの…?しつけが足りなかったみたいね」
「もう。どうして言うこときけないの?喋るなって言ってんだよ」
「何様のつもりかしら?!それが今まで可愛がってもらってた主人に対する口の利き方?!それになに私の手に傷をつけてるの?!」
「はぁ。うるさいなあ」
ロイは檻を開けてルリンの腕を掴んだ。ずるずると彼女を引きずりながら、狭い部屋に連れていく。後ろ手に手首を縛り、さるぐつわをした。布を結びながら、ロイがおっとりした声で彼女に話しかける。
「ルリン。君は僕を縛っていじめるのが好きだったね」
「んーーーーー!!んーーーーーーー!!」
「君に遊ばれた次の日は、縛られた痕が残って本当に困ったよ。君は特に首を絞めるのが好きだった。気を失う直前まで絞めつけて、君はとっても喜んでいたね。正直に言うと、君に遊ばれるのが一番しんどかったよ」
「んんーーー!!」
「ねえルリン、教えてよ。あんなひどいことしておいて、どうして僕が夕方に言ったことを信じられるの?あんなことされて嬉しい人っているの?君はされて嬉しいの?ねえ、やってみてもいい?君が今まで僕にしてたこと」
ルリンは涙を流しながら必死に首を横に振った。ロイはクスクス笑って「冗談だよ」と言った。
「安心して。そんなことはしないから。そんなことしたって僕はちっとも楽しくない」
ホッとしたのかルリンの体から少し力が抜けた。ロイは言葉を続ける。
「でも君には一番苦しい思いをしてもらうよ。君にはもうすでにチムシーが寄生されてるから、半日したら吸血欲を発症する。でも、君には血を与えない。…そうだな、1か月くらい」
「んーーーー!!んんんんん!!!」
タールは10日血を飲ませてもらえず正気を失い言葉を忘れた。一か月血を飲ませなかったらどうなるのか…ロイにもそれは分からなかった。
ルリンにロイの言っている意味は分からない。だが、これから想像を絶する苦痛が待っていることはロイの表情を見たら分かった。暴れているルリンを置き去りにロイはその部屋を出た。
「じゃあね、6人の中で最も僕を苦しめた愚かなアパン」
「まさか。先生たちが総出で探しても、死体はおろか手がかりすら掴めてないんだぜ。おもちゃにそんなことできると思うか?たまたまだろ」
夕食のあと、ロイで遊んでいる3人のローズ寮の生徒がたまり場の物置でコソコソと話していた。ロイをおもちゃにしていた生徒が3人も姿を消したため、一人の子がロイを疑っているようだった。残り二人は彼女の言うことを鼻で笑って否定する。"おもちゃ"は自分よりも劣っており、知能も低いと思い込んでいるようだった。
「でも…」
「あれ?君たち…どうしてこんな時間にここに?」
「ロイちゃん?!」
声がしたので振り返ると、ロイがドアから顔を覗かせていた。ロイを疑っている子は「ひっ!」と声を上げたが、他の子はニヤニヤしながらロイの腕を掴み部屋の中へ引きずり込んだ。
「わっ!」
「ちょうど良かったわ。なあロイ。お前がタールたちを誘拐するなんて、ありえねえよなあ?」
「え?何言ってるの?僕にそんなことできるわけないじゃないか」
「だよなあ!ほらルリン、俺が言った通りだろ?こいつじゃねえって」
「そんな聞き方して自白する人なんていないでしょ…」
「え…?ルリン、もしかして僕を疑ってるの…?」
ロイはそう言って目をうるませた。
「学院に来てから、僕で遊んでくれる人がいなくて…ずっと寂しかった。でもタールや君たちが遊んでくれるようになって…嬉しかったんだ。痛いことされるのも、僕でみんなが気持ち良くなってくれるのも、嬉しかったんだよ…。だから…僕だってタールたちがいなくなって悲しい。それなのに…ルリンは僕を疑うの…?」
「うっ…!」
ルリンは胸を押さえて床に倒れこんだ。
「かわいいかわいい私のおもちゃすっっっごいかわいい…!!何この子…!!今すぐ家に連れて帰りたい…!!」
「おい何言ってんだよロイは俺が家に連れて帰るんだよ!」
「アホかロイは俺んのだよ!」
(えぇー…このアパンたちほんと気持ち悪い…)
「ごめんねロイ!!私が間違ってたわ!!あなたは犯人じゃないわよね!そうよね!!」
「うん…信じてくれてありがとう」
(普通信じる?ほんと、僕のことペットくらいにしか見てないんだな)
ロイを疑うことをやめたルリンは、ずかずかとロイに近寄り彼のシャツのボタンを外し始めた。
「ん?!」
「かわいいことを言うロイちゃんが悪いんだからね!!わたし、ロイちゃんをいっぱい可愛がりたくなっちゃった!!」
「ちょっ…ちょっと待って!今はだめ!」
「どうしてよ!!言うこと聞きなさいよ!マックス、私のアイテムボックスから鞭出してくれる?」
「自分で出せよ!」
(まずい!お父さまと連携取れてない…!せっかくの食事室に連れ去るチャンスなのに!どうにかして時間をずらさないと…)
「ル、ルリン!」
「なに?私のかわいいロイちゃん」
「ぼ…ぼく、まだお風呂入ってないんだ…。君には…えっと、ちゃんと体を綺麗にした状態で遊んでもらいたいなあ…」
ルリンはポカンと口を開けてロイを見た。(こんな理由、さすがにだめかな…?)と半ば諦めていたが、ルリンは「んもぉーーーロイちゃんったらぁぁぁ!!」と嬉しそうにロイの頭を撫でた。
「ねえ聞いた?!ねえ聞いたぁ?!」
「聞いた聞いた…はーうるせー」
「そうよねえ!ご主人様の前ではちゃあんと綺麗にしとかないといけないもんねぇ!じゃあお風呂入ってからまたここで集まりましょう!」
「夜間に寮を抜け出すのは禁止されてるけど、ま、俺らいっつも抜け出してっしな」
「ロイもバレないように抜け出せよ?」
「分かった」
「じゃ、またあとでねロイちゃん!」
物置から出たロイは、はぁーと深いため息をついた。その足で医務室に向かいセルジュに報告しに行った。
「今晩か。いいよ」
「お父さま…。なぜ人間はああもバカなんでしょうか。言葉を交わすだけでこっちまで頭が悪くなりそうです」
「バカじゃなかったら人間をおもちゃにしようなんて思わないよ、ロイ」
「確かにそうですね…。それにしても、彼らのおもちゃに対する独占欲には辟易します…。家に連れて帰るだとか…僕は自分のものだとか…」
「アパンの分際でおこがましいねえ。彼らは今晩知ることになるよ。ロイが彼らのものではなく、彼らがロイのものだってことをね」
その晩、ルリンたちが待つ物置に姿を現したのはロイではなくセルジュだった。急所を突き意識を失わせ、その間に彼らを牢屋に放り込みチムシーを寄生させた。目が覚めた彼らは、タールたちに血を吸われ悲鳴をあげて助けを呼んだ。そこに姿を現したのは冷たい目をしたロイだった。
「ロ…ロイちゃん…!助けに来てくれたの?!」
ルリンがそう言ってロイに手を伸ばした。ロイはその手を掴み、かぷりと噛みついて血を啜る。檻の中でタールが不機嫌そうに唸っていた。
「え…?」
「ルリン、君は今後言葉を発しないで。バカがうつりそうだから」
「な…なんですって…?」
「聞こえなかった?言葉を発しないでって言ってるの」
「ロイ…おもちゃの分際で…私にそんな口を利くの…?しつけが足りなかったみたいね」
「もう。どうして言うこときけないの?喋るなって言ってんだよ」
「何様のつもりかしら?!それが今まで可愛がってもらってた主人に対する口の利き方?!それになに私の手に傷をつけてるの?!」
「はぁ。うるさいなあ」
ロイは檻を開けてルリンの腕を掴んだ。ずるずると彼女を引きずりながら、狭い部屋に連れていく。後ろ手に手首を縛り、さるぐつわをした。布を結びながら、ロイがおっとりした声で彼女に話しかける。
「ルリン。君は僕を縛っていじめるのが好きだったね」
「んーーーーー!!んーーーーーーー!!」
「君に遊ばれた次の日は、縛られた痕が残って本当に困ったよ。君は特に首を絞めるのが好きだった。気を失う直前まで絞めつけて、君はとっても喜んでいたね。正直に言うと、君に遊ばれるのが一番しんどかったよ」
「んんーーー!!」
「ねえルリン、教えてよ。あんなひどいことしておいて、どうして僕が夕方に言ったことを信じられるの?あんなことされて嬉しい人っているの?君はされて嬉しいの?ねえ、やってみてもいい?君が今まで僕にしてたこと」
ルリンは涙を流しながら必死に首を横に振った。ロイはクスクス笑って「冗談だよ」と言った。
「安心して。そんなことはしないから。そんなことしたって僕はちっとも楽しくない」
ホッとしたのかルリンの体から少し力が抜けた。ロイは言葉を続ける。
「でも君には一番苦しい思いをしてもらうよ。君にはもうすでにチムシーが寄生されてるから、半日したら吸血欲を発症する。でも、君には血を与えない。…そうだな、1か月くらい」
「んーーーー!!んんんんん!!!」
タールは10日血を飲ませてもらえず正気を失い言葉を忘れた。一か月血を飲ませなかったらどうなるのか…ロイにもそれは分からなかった。
ルリンにロイの言っている意味は分からない。だが、これから想像を絶する苦痛が待っていることはロイの表情を見たら分かった。暴れているルリンを置き去りにロイはその部屋を出た。
「じゃあね、6人の中で最も僕を苦しめた愚かなアパン」
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