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第五章 刀工と騎士の戦争
街中での刀工と騎士・1
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ミシュアはギレイの手を握って、駆け出した。
行く当てがあったわけでもない。もっと言えば、何か考えや目的があったわけでもない。ただ、ギレイの顔を見ていたら……泣き出しそうな顔を見ていたら、
(身体が動いてしまった……何の意味もなく)
彼の手を強く握り、駆け出している。
触れ合った手指……彼の、男の人にしては小さい、でも、刀工らしい硬い感触。少し冷たい体温。かすかに気恥ずかしさが湧く。背後にいる彼の顔を、目を、見ることは出来ないくらいに。だから、前だけを見て、ただ駆けている自分の足に任せる。
でも、何処へ行くべきか分からない。
分かるのは、泣き出しそうな彼の顔から伝わったこと。
(きっと、ギレイさんは戦争へ行く、わたしの命を案じてくれている)
思う……嬉しいとも、少し、申し訳ないとも。
二つの感情が胸の内で、渦を巻く。渦が浮かび上がらせる、幾つもの顔の記憶。剣を覚えたいと訴えた時の父の顔から始まって、盗賊団や魔獣討伐へと赴く自分を見送ってくれた名前も知らない人々の顔の記憶だった。
(見送られる、騎士……か、)
ミシュアはギレイの手を少し強く握った。
今は、あれこれと余計なことを考えたくない。
何も考えずに衝動的に、口を開いてしまう。
「ギレイさんっ、」
戦闘時のような刹那の判断で、言葉を継ぐ。
「あれ、見て」
目に止まった、通り沿いにあった銅像を指さす。それが気になったわけではない。特に意味はなく、何も考えたくなくて、彼と喋りたくなっただけだった。
ただ彼に言うことが見つかっていなかった。やはり戦闘時ごとく、刹那の判断で視界の情報を拾う。気がつけば自分たちは、武具工房が集中しているところから離れ、商業よりの区画へと足を踏み入れていた。
今更ながらに指さした銅像をよく見れば、何かのギルド会館らしいかった。
というか……よく見れば、その銅像がかたどっていたのは
「は、ハサン……っ!?」
驚きの声を上げるギレイの親友の姿だった。
遠くを指さし、勇敢な笑顔を浮かべる銅像……明らかに本人よりも格好良く作られている。すがすがしいほどに、俺を見ろっ! 感に満ち満ちている。
「……で、すね……ハサンさんだ」
言いながら、ミシュアは幾度かうなずいてしまった。
「わたし、ハサンさんのことよく知らないけど……らしいというか……」
「……ははっ、僕はよく知ってるけど、僕も同じこと思うよ、アイツならやりそうって」
彼の声に誘われるように、ミシュアは思わず振り返る。
はにかんだような、照れ笑いを浮かべる彼。
目を合わせて、微笑みを交わし合う。
ふと、気づく。
今日、初めて……彼が笑っているのを見た。
それだけで、胸のうちが満ち足りた――そんなことだけで。
工房から連れ出したのは、このためだったんだ、と遅れて気づいた。
「……ね、ギレイさん。そう言えば、ハサンさんとは、いつから友達なの?」
言いながら、歩き出す。と、彼はさきほどまでと違って、隣を一緒に歩いてくれていた。
「ん? ハサンか……四、五年前からかなー傭兵やり始めた頃くらいから」
「そっか、ハサンさんも傭兵やってたんだ。お金を貯めるためかな」
「あ、うん。そうそう、アイツ、ブレないよ~ずっと。少し大きな戦闘がありそうな時は、武具やら干し肉やらを買い占めて、高値で捌いたりしてた」
「ふふっ、すぐに想像出来るのが、ハサンさんの凄いトコだね」
「うん。敵わないよ、そういうトコは」
親友を褒める彼の横顔。見たことのない、彼の顔をもう少し見ていたかった。もっと言えば、色々な彼の横顔を見たいと思った。だからなのか、口が勝手に動いた。
「ね、ギレイさん……お腹空きません?」
少し、歩いたからだろう、ギルド会館が建ち並んでいた通りから、今は市民が使うような店が並ぶ通りに差しかかっていた。
鎧戸を開け放って屋台と化している店からは、炭火で焼いた肉の匂いや、油で何かを揚げているぱちぱちという音色、また、人々のがやがやという喧噪も響いてきていた。
「ん? うん……そうだね~何か食べようか」
「ええ、一緒に……お話ししながら、ゆったりしましょう」
言って、彼の手を引く。意外にも、手を引くことが妙に嬉しかった。心臓と歩調が軽やかに弾む。何故だか、分からない。今は分からなくていいと、ミシュアは思う。
ただ彼と共に歩いて、立ち並ぶ店を眺める……多くの人がそうするように。この時間が大切なのだと心臓の鼓動が優しく訴えてくる。もっと、この大切な時間を慈しみたい。
静かで穏やかな、でも、強い感情に駆られ、ミシュアは見かけた店を思わず指さす。
「あ、ここにしましょうか」
指の先にあったのは、大王タコの串焼き屋だった。酒のお摘み感がありすぎて、少し失敗したかもしれないとか思う……思ったけど。
「いいよー僕、好きだし」
彼はゆるっとした感じで、自分が見知った彼のままで言ってくれた。
「あ、そうなの? 良かった」
何となく気恥ずかしくなりつつ、頬が熱くなるのに戸惑いつつ、
(ギレイさんの好きなもの……そういえば何も知らないな)
今まで本当に刀工と剣士としての時間しか過ごさなかったんだ、とミシュアは気づいた。
(そっか……惜しいこと、しちゃったな……)
急に――自分でも驚くほどの喪失感を覚えた。もしかしたら、もっと、彼のことを知って、自分のことを知って貰って……そんな時間があったかもしれない。
「ん? どうしたの?」
彼が声をかけてくれる。手元には、タコの足先が刺さった串を持っている。どうやら、もう既に買ってくれていたらしい。意外に手早い。狩りの時を思い出す。
(食べ物に関しては手が早いのかも)
彼が差し出してくれた串を取りながら、慌てて言った。
「どうもしてないよ……あ、お金っ」
「いいって~剣の代金、たくさん貰ってるし」
「でもっ、」
続きは言えなかった、声を張り上げてしまった所為だろう、
「ミシュア=ヴァレルノだッ!」
通りに居た誰かのそんな叫び声が聞こえた……声は連なっていく、無数に。
「うっわ、話したいッ!」「握手ってしてくれンのかなっ!」「あの刀工、俺、知ってるっ!」
声を上げた人々が何人かそれぞれに、こちらに向かい始めていた。
(今はまだ、いいけど――)
早く彼らを落ち着かさなければ押し合いが発生して怪我人を出すかもしれない。ミシュアは即座に気づく。騎士団へ号令を下す時のように、声を張り上げかけて。
(……違う、かな)
何故か、評議会――刀工の位の剥奪――のことを思い出し、口が開かない。どうすればいいのか、全く分からなくなる。考えようにも、頭の中が真っ白になっている。
「……ミシュアさん――大丈夫?」
隣にあったのは、彼の心配そうな顔。
自分はどんな顔を向けているのか。そう思って、さぞかし酷い顔を向けているんじゃないかと不安になり、何も考えられなくなって少しして。
「ごめーんねーッ!」
そう叫ぶ、彼の横顔を見た。顔見知りにでも言うかのように、普通に、彼は続けていた。
「僕ら今、コレ食べたいんだーっ!」
大王タコの串焼きを掲げる彼。
ついでに言えば、それをみんなに見せるように汁が飛び散るくらいに振りまくっている。
「もう後戻りできないッってくらいに、すっごい飢えてるんだ! そういう口になってるから今は話せないよ、ごめんよーっ!」
何か妙に必死な彼に、少し、笑ってしまう。
しかも、それは自分だけではないようだった。
こちらに来ようとしていた人だかりの中に居た何人かが笑った。
「とくと味わってくれ~っ!」とか「戦闘の訓練、いつもお疲れ、良い休日をっ!」とか「今度は話せるように、飲み会的なもの開いてー」とか、そんな声が連なった。もちろん、未だにこちらに来ようとしている人も居たけど、別の人が止めてくれていた。
(あぁ……すごいな、こんな止め方が……)
驚き混じりに感動していしまっていると、ギレイに握っていた手を引かれた。強引というほどではないけれど、でも、振り払えるほどには弱くはない。
「ミシュアさん、一応、ここから離れよう」
行く当てがあったわけでもない。もっと言えば、何か考えや目的があったわけでもない。ただ、ギレイの顔を見ていたら……泣き出しそうな顔を見ていたら、
(身体が動いてしまった……何の意味もなく)
彼の手を強く握り、駆け出している。
触れ合った手指……彼の、男の人にしては小さい、でも、刀工らしい硬い感触。少し冷たい体温。かすかに気恥ずかしさが湧く。背後にいる彼の顔を、目を、見ることは出来ないくらいに。だから、前だけを見て、ただ駆けている自分の足に任せる。
でも、何処へ行くべきか分からない。
分かるのは、泣き出しそうな彼の顔から伝わったこと。
(きっと、ギレイさんは戦争へ行く、わたしの命を案じてくれている)
思う……嬉しいとも、少し、申し訳ないとも。
二つの感情が胸の内で、渦を巻く。渦が浮かび上がらせる、幾つもの顔の記憶。剣を覚えたいと訴えた時の父の顔から始まって、盗賊団や魔獣討伐へと赴く自分を見送ってくれた名前も知らない人々の顔の記憶だった。
(見送られる、騎士……か、)
ミシュアはギレイの手を少し強く握った。
今は、あれこれと余計なことを考えたくない。
何も考えずに衝動的に、口を開いてしまう。
「ギレイさんっ、」
戦闘時のような刹那の判断で、言葉を継ぐ。
「あれ、見て」
目に止まった、通り沿いにあった銅像を指さす。それが気になったわけではない。特に意味はなく、何も考えたくなくて、彼と喋りたくなっただけだった。
ただ彼に言うことが見つかっていなかった。やはり戦闘時ごとく、刹那の判断で視界の情報を拾う。気がつけば自分たちは、武具工房が集中しているところから離れ、商業よりの区画へと足を踏み入れていた。
今更ながらに指さした銅像をよく見れば、何かのギルド会館らしいかった。
というか……よく見れば、その銅像がかたどっていたのは
「は、ハサン……っ!?」
驚きの声を上げるギレイの親友の姿だった。
遠くを指さし、勇敢な笑顔を浮かべる銅像……明らかに本人よりも格好良く作られている。すがすがしいほどに、俺を見ろっ! 感に満ち満ちている。
「……で、すね……ハサンさんだ」
言いながら、ミシュアは幾度かうなずいてしまった。
「わたし、ハサンさんのことよく知らないけど……らしいというか……」
「……ははっ、僕はよく知ってるけど、僕も同じこと思うよ、アイツならやりそうって」
彼の声に誘われるように、ミシュアは思わず振り返る。
はにかんだような、照れ笑いを浮かべる彼。
目を合わせて、微笑みを交わし合う。
ふと、気づく。
今日、初めて……彼が笑っているのを見た。
それだけで、胸のうちが満ち足りた――そんなことだけで。
工房から連れ出したのは、このためだったんだ、と遅れて気づいた。
「……ね、ギレイさん。そう言えば、ハサンさんとは、いつから友達なの?」
言いながら、歩き出す。と、彼はさきほどまでと違って、隣を一緒に歩いてくれていた。
「ん? ハサンか……四、五年前からかなー傭兵やり始めた頃くらいから」
「そっか、ハサンさんも傭兵やってたんだ。お金を貯めるためかな」
「あ、うん。そうそう、アイツ、ブレないよ~ずっと。少し大きな戦闘がありそうな時は、武具やら干し肉やらを買い占めて、高値で捌いたりしてた」
「ふふっ、すぐに想像出来るのが、ハサンさんの凄いトコだね」
「うん。敵わないよ、そういうトコは」
親友を褒める彼の横顔。見たことのない、彼の顔をもう少し見ていたかった。もっと言えば、色々な彼の横顔を見たいと思った。だからなのか、口が勝手に動いた。
「ね、ギレイさん……お腹空きません?」
少し、歩いたからだろう、ギルド会館が建ち並んでいた通りから、今は市民が使うような店が並ぶ通りに差しかかっていた。
鎧戸を開け放って屋台と化している店からは、炭火で焼いた肉の匂いや、油で何かを揚げているぱちぱちという音色、また、人々のがやがやという喧噪も響いてきていた。
「ん? うん……そうだね~何か食べようか」
「ええ、一緒に……お話ししながら、ゆったりしましょう」
言って、彼の手を引く。意外にも、手を引くことが妙に嬉しかった。心臓と歩調が軽やかに弾む。何故だか、分からない。今は分からなくていいと、ミシュアは思う。
ただ彼と共に歩いて、立ち並ぶ店を眺める……多くの人がそうするように。この時間が大切なのだと心臓の鼓動が優しく訴えてくる。もっと、この大切な時間を慈しみたい。
静かで穏やかな、でも、強い感情に駆られ、ミシュアは見かけた店を思わず指さす。
「あ、ここにしましょうか」
指の先にあったのは、大王タコの串焼き屋だった。酒のお摘み感がありすぎて、少し失敗したかもしれないとか思う……思ったけど。
「いいよー僕、好きだし」
彼はゆるっとした感じで、自分が見知った彼のままで言ってくれた。
「あ、そうなの? 良かった」
何となく気恥ずかしくなりつつ、頬が熱くなるのに戸惑いつつ、
(ギレイさんの好きなもの……そういえば何も知らないな)
今まで本当に刀工と剣士としての時間しか過ごさなかったんだ、とミシュアは気づいた。
(そっか……惜しいこと、しちゃったな……)
急に――自分でも驚くほどの喪失感を覚えた。もしかしたら、もっと、彼のことを知って、自分のことを知って貰って……そんな時間があったかもしれない。
「ん? どうしたの?」
彼が声をかけてくれる。手元には、タコの足先が刺さった串を持っている。どうやら、もう既に買ってくれていたらしい。意外に手早い。狩りの時を思い出す。
(食べ物に関しては手が早いのかも)
彼が差し出してくれた串を取りながら、慌てて言った。
「どうもしてないよ……あ、お金っ」
「いいって~剣の代金、たくさん貰ってるし」
「でもっ、」
続きは言えなかった、声を張り上げてしまった所為だろう、
「ミシュア=ヴァレルノだッ!」
通りに居た誰かのそんな叫び声が聞こえた……声は連なっていく、無数に。
「うっわ、話したいッ!」「握手ってしてくれンのかなっ!」「あの刀工、俺、知ってるっ!」
声を上げた人々が何人かそれぞれに、こちらに向かい始めていた。
(今はまだ、いいけど――)
早く彼らを落ち着かさなければ押し合いが発生して怪我人を出すかもしれない。ミシュアは即座に気づく。騎士団へ号令を下す時のように、声を張り上げかけて。
(……違う、かな)
何故か、評議会――刀工の位の剥奪――のことを思い出し、口が開かない。どうすればいいのか、全く分からなくなる。考えようにも、頭の中が真っ白になっている。
「……ミシュアさん――大丈夫?」
隣にあったのは、彼の心配そうな顔。
自分はどんな顔を向けているのか。そう思って、さぞかし酷い顔を向けているんじゃないかと不安になり、何も考えられなくなって少しして。
「ごめーんねーッ!」
そう叫ぶ、彼の横顔を見た。顔見知りにでも言うかのように、普通に、彼は続けていた。
「僕ら今、コレ食べたいんだーっ!」
大王タコの串焼きを掲げる彼。
ついでに言えば、それをみんなに見せるように汁が飛び散るくらいに振りまくっている。
「もう後戻りできないッってくらいに、すっごい飢えてるんだ! そういう口になってるから今は話せないよ、ごめんよーっ!」
何か妙に必死な彼に、少し、笑ってしまう。
しかも、それは自分だけではないようだった。
こちらに来ようとしていた人だかりの中に居た何人かが笑った。
「とくと味わってくれ~っ!」とか「戦闘の訓練、いつもお疲れ、良い休日をっ!」とか「今度は話せるように、飲み会的なもの開いてー」とか、そんな声が連なった。もちろん、未だにこちらに来ようとしている人も居たけど、別の人が止めてくれていた。
(あぁ……すごいな、こんな止め方が……)
驚き混じりに感動していしまっていると、ギレイに握っていた手を引かれた。強引というほどではないけれど、でも、振り払えるほどには弱くはない。
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