拷問ごっこ

拷鬼ヨシオ

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拷問ごっこ ~ 第十七話 ~(アッコちゃん編)

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しばらく放置された後、私はすべてのロープを解かれた。
「ひでぼう!、こんなにきつく縛りやがって!」
とブツブツ言いながら。
「あ、ガムテープは自分で剥がしてよ。」

私はいつも通りお風呂に行き縄痕をほぐしに行く。
お風呂から上がってアッコちゃんの部屋に行きパンツを履こうとした時、
「そのままでいなさい!」
「で・でも・・・恥ずかしいよ・・・」
「何をいまさら!私の前で勃起しといて!で、私の口に射精しといて!」
「・・・。」
「私とひでぼう、どっちが良かった?」
「・・・どっちも・・・。」
パーーーーン!
私はビンタされ、また聞かれた。
「どっちがよかったん?」
「ア、アッコちゃん・・・」
(男の本能的に言ってしまう。本当は射精の時は女性の方がいいなと笑)
「嘘ちゃうやろーな!嘘やったらちんちん噛み切るからな!」
「本当だよー・・・。」
アッコちゃんが私を顔を掴み、いきなりキスしてきた。
「ん・ん・ん・ん・・・」
「ア・アッコちゃん・・・」
「ヨシオほんまに可愛い・・・。ひでぼうともしたんやろ?」
「・・・。」
「ほらやっぱり!ひでぼうと私は双子だから似てんねん。だから分かるわ。」
「・・・。(確かに似てると思った)」
「ひでぼうから何も聞いてへん?」
「え?何も聞いてないよ?」
「縛りあいっこの話とか・・・」
「うん、何も聞いてない」
「やっぱ恥ずかしいなー、やーめた!」
「それズルいよー!言いかけてやめるってムズムズするよ!」
「じゃ、ひでぼうにも内緒やからね!」
「分かった、言わない」
「あのねー、私たち(アッコちゃんとひでぼう)縛りあいっこしててん。」
「え?ひでぼうくんと?」
「そう。ひでぼうが父ちゃんの部屋でSMビデオとか見つけてさー」
「あぁ、あのビデオ?」
「!?何で知ってるん!!」
「い、いや、ひでぼうくんに・・・見せてもらった・・・。」
「で、ひでぼうがしたい事したんや?」
「・・・うん・・・。」
あっこちゃんはまた私のアゴを思いっきり掴み、睨んできた。
私はビンタされると思って思いっきり目をつむると、
「んんーーー・んん・・・ん~!・・・」
アッコちゃんはいきなりキスしてきた。
「んっとに・・・。ほんまに可愛いねんから・・・。」
「・・・アッコちゃん・・・。」
「で・・・ビデオを見て縛りあいっこしようってなってん。」
「・・・うん。」
「2週間くらい交互交互で縛りあいしててんけど、2人とも縛るほうがいいって口論になって、一旦やめててん。」
「・・・うん。」
「で、ちょっと日が開いてんけどまた ひでぼうが SMの話をしてきて、お互いのしたい事の話で盛り上がって、いつかこういう事したいなって話になって。」
「・・・うん。」
「で、しばらくして ひでぼうがヨシオって可愛いよなって。ヨシオを縛ってビデオみたいに虐めたら面白いやろーなって。」
「えーーー!」
「またその話で盛り上がってな!俺はヨシオをこうしたい。私はこうしたいって。で、いつかヨシオを縛ろうって話になって。」
「えーーーーーーーーーーー!」
「それから いつかヨシオを縛ろう練習ってのが始まって、あははははっ!」
「それほんと?」
「私たち男女の兄妹やけど、ひでぼうは私の事 女やとかあんまり思ってないと思う。私もひでぼうのこと男やけど、あんまりそんな風に思ってへんねん。似たもの同士の仲のいい何でも話せる兄妹?双子やと思ってんねん。おそらく変態な兄妹やねん、遺伝やな!あはははっ!」
「・・・うん。」
「1ヶ月くらいは縛り合いで練習したかなー。私もひでぼうもボーイスカウト入ってたからロープも持ってたし、私とひでぼうの2束だけやったら足りひんから親にボーイスカウトで使うからって言って余分に2束ずつ買ってもらって。あははははっ!」
「・・・うん。」
「でもやっぱり私たちSやから、お互い縛るだけじゃ物足りなくなってきて、ガムテープ貼ってええか?とか叩いてええかとか聞いてきて。私もひでぼうに一晩中縛って放置してええかとか試しにやってきて。」
「・・・うん。。。(私は話だけで勃起中)」
「で、やっぱS同士は無理やなってなって。」
「・・・うん。」
「探偵ごっこで手を縛ろうってなったんも ひでぼうと私の案!」
「えーーーーーーーー!そうなんやー!」
「そそ!で、やっぱり自分でいうのも何やけどこんな変態兄妹と遊ぼうとする人っておれへんやん?
「・・・。」
「で、ヨシオと3人で探偵ごっこするってなった時に、ひでぼうが ヨシオを縛るチャンスやで! って話をしてきて。」
「・・・うん。」
「で、手足を縛ったら ひでぼうが ヨシオ勃起してるって言いだしてさ!」
「・・・。」
「一応私は女やし、男の勃起してるとこなんて見た事もなくてさ!恥ずかしくてさ!」
「・・・。」
「ひでぼうがヨシオの事、私のいない間に縛ってるってなんとなく分かったよ。この前鉢合わせしたやん?」
「・・・うん。」
「で、夜 ひでぼうに聞いてんよ、ヨシオともしかして拷問ごっこしてるん?って。そしたらうんって言うから私も怒っちゃてさー!じゃ、ヨシオに連絡して拷問ごっこしたらええやん!とか言うけど、私、一応女だよって!言えるかー!って怒ったんよー。」
「・・・うん。」
「で、今日 ひでぼうが段取りしてくれたんよー!まさか縛られてるとは思わんかったけど、あっはははははっ!」
「ひでぼうくんが・・・僕びっくりしたもん!」
「秘密基地があった時私が言ったこと覚えてる?ヨシオを縛りたいって言ったこと。」
「・・・うん・・・。」
「あれ、ほんとだからね!」
「・・・。ひでぼうくんとは一緒にしないの?」
「やっぱりねー、私がヨシオを縛って虐めてるところを見られるのって恥ずかしいよ。何でも話せる兄妹だけど、ひでぼうの勃起してるところとか射精してるところは見たくないねん。」
「・・・ふーん・・・。」
「たぶん ひでぼうも見られたくないと思うよ!」
「だから隠れて射精してたんだ!」
「うん、私も気づいてたけど見たくない!あははははっ!」
「・・・うん。」
「で・・・私もヨシオを縛りたい・・・。こんなに勃起してるしさ!」
と言って私のちんこを握る。
「うわっ!」
「うわ!じゃない!こんなに話だけで勃起する変態め!」
「・・・い、いや・・・ごめんなさい・・・。」
またアッコちゃんは私の顔を両手でつかみ、キスをしてきた。
「ん・・ん・・ん・・・・・・んん・・」
「ほんっとにヨシオは可愛いねんから・・・。そんなヨシオをずっと縛り上げてそばに置いときたいわ!」
「・・・。」
「ヨシオ?明日は?ひでぼうは明日も昼から部活だから!」
「明日?宿題やらないとだし・・・」
「ひでぼうの時は?宿題は?」
「やってもらってた・・・薄く答えを書いてもらって僕が書き直すねん。」
「・・・。しゃーない!私もそれしよう!」
「・・・それとアイスも貰ってた・・・。」
「えー!しゃーないなー、買っとくわ!」
「やったー!」

単純な私だった・・・。

「ひでぼう、11時過ぎくらいに出て行くから 半くらいにおいでな!」
「うん!」

私も子供だけど男・・・。
正直に言うと、恥ずかしいけど女性の方がいいなと子供ながらに思うのであった。

<< 続く >>
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