ぼっちは世界最強?!

はるる

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春彦の日常?

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ぼっち、私は世間一般的にそう呼ばれる人物にあたるだろう。友達もいなければ彼女いない歴=年齢となってしまっている。

だが私は変わるのである!なぜなら私は高校三年生へと進級したことで青春も残り1年となってしまったからである。

しかし、ぼっち歴の長い私にフレンドリーな対応ができるはずもないため見た目から変えることにした。

普段はマスクを着け、前髪は目元を隠すくらい長く顔の輪郭すらもわからない状態であった。

そんな見た目のせいもあって学校では気味悪がられていた。

そんな私が美容室へ行き髪形を変えてマスクをとるだけでここまで変わるとは思わなかった。

今の私なら友達の一人や二人できるのではと思うくらいには、、

「......(明日の学校が楽しみだな)」

次の日の春彦は、明日のことが分かっていたのなら休んでおけばよかったと思うくらいに後悔するのであった。

――――――――――次の日――――――――――――――

ピピピピ ピピピピ ピピピピ ピッ

携帯アラームの音で私は目を覚ました。

「もう朝か」

私の寝起きは少し悪く強めにアラームを消した。(7:30)

「やばい!このままでは遅刻してしまう!」

急いで寝癖を直し着替えを済ませ家を飛び出した。

走っている途中や信号待ちの時に妙に視線を感じたが焦りのほうが強かったため気に留めることはなかった。

「間もなくドアが閉まりますご注意ください。」

駅員さんの機械的な声が流れるが時間に余裕がないためダッシュで電車の中へと滑り込んだ。

「はあ..はあ..はあ..危なかったもう少しで乗り遅れるところだった。」

荒ぶる呼吸を整えていると周りの人たちからの視線に私は気が付き急いで頭を下げてその車両を離れた。

その時、近くにいた女子高生たちが私の顔を見て頬を赤らめているのに急いでいた私はわからなかった。


―――――――女子高生side
「あのひとかっこよかったね沙夜」

「うん、同じ高校の制服だったね。あんなかっこいい人うちにいたかな?」

――――――――春彦side

「やっと学校についたな、」

「(私は本当に変わることが出来たのか不安だな、教室に入ったら挨拶だけでも頑張ってみよう。)」

ガラガラガラッ

目の前に委員長がいた、高校一年の時一度だけ話したことがあるから大丈夫なはずだ。

「委員長おじゃようございます。」

「(やばい!久しぶりにクラスメイトに話しかけたから噛んでしまった、恥ずかしいいいいい!どうしましょう、もう一回言い直しましょう、だけどまた噛ん)」

「あれ?君は誰だい?」

な、なにを言っているんだ?委員長は

「い。いや私の名前は」

「ホームルームの時間だ早く席に着け!!」

ちょうどよく担任の先生さえぎられてしまった。

「うん?誰だお前は、早くクラスに戻りなさい!」

(なぜだれも私だと気が付いてくれないのだ?)

「なぜだ」

春彦は自分がいつものマスクと前髪がないことに気が付いていなかったのです。
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