強面な将軍は花嫁を愛でる

小町もなか

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10.マンフリート

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 ルシャナがやってきてから一週間が経った頃。

 いつもの日課の訪問に、ユージンとラウル王が突然行きたいと言い出したので、しかたなく三人で向かった。


 ユージンはニヤニヤしながらその後の二人の仲がどう進展したのか、その目で確認をしたいのだろう。

 ラウル王はといえば、浮かれているのかと思いきや、少し神妙な面持ちで歩いていたので訊ねようとしたのだが、その前に到着してしまった。


 最初こそ驚いていたものの、終始チャドラが間に入ってくれたことと、ユージンの巧みな会話術により、ルシャナも最初に比べたらだいぶ肩の力を抜いて、ラウル王ともなんとか会話をしていたようだ。

 まだ苦手意識を完全には払拭ふっしょくできないようだが、それでもたいした進歩だ。


(このまま何事もなく、無事に領地に連れ帰って、頃合いを見てプロポーズ……一世一代の大勝負、か)


 有能な侍従長リチャードは、この状況に少し面白がっている節があり、彼が放った一世一代というフレーズが、ずっと頭の中に残っている。

 マンフリートとて成熟した大人だ。けして色恋にうといわけでも、恥ずかしがる年でもないのだが、なぜかルシャナに対してだけは及び腰なのだ。


 かなり年下だということもそうだが、やはり幼気な見た目が、どうしても自分が悪いことをしたような気にさせられてしまうのだ。


 二人はもっと長居するのかと思いきや、お茶を一杯飲むタイミングで引き上げたのには少々驚いた。

 激務な宰相と王とでは、この時間すら捻出ねんしゅつするのが大変なのだろうと安易に考え、執務室へと戻ったのだが、王からまさかの驚愕の事実を知ることとなる。


「何か、わかったのですか?」

 いち早くラウル王の異変に気づいたユージンがそう尋ねると、難しそうな顔をして答える。


「ルシャナの寿命が……六十年に減っているぞ」


「どういう、ことです? 寿命が減るなど、前代未聞ではありませんか? 事故で亡くなるなど突然死のときでさえ、寿命が減ることはないのですから」

 マンフリートは頭が真っ白になってしまった。一週間で二十年も寿命が削られた。

 すると来週にはもっと減っているというのか?


「来週にはまた二十年減ったら、寿命は四十歳。再来週には二十歳……つまり、四週目には彼が死んでしまう計算になってしまいますよ」


「そういうことになるな……今回がたまたま二十年減っただけであって、均等に減るという保証はどこにもないんだ、マンフリート。一刻の猶予もない状態だ。本当に助けたいのなら、いますぐにでもなんとかしろ。でないと本当にこの世からあの子は消えてしまうだろう」


 この一週間、毎日ルシャナの部屋へ遊びに行き、すでにチャドラを介してだがかなり仲良くなったと肌で感じているので、錯覚ではないのは確かだ。


 しかしだからといって結婚までいけるかというと、そういう関係になるには程遠く、今のポジションは、言ってみれば我が子の友人宅へ一緒についてきた親、という見守る系の役柄に過ぎない。


「……キスだって、体液の交換だ。これで少しでも進行を止められないのか?」


「事例がないから、安易なことが言えませんね。その間に彼の寿命がどんどん減っていくことだけが、純然じゅんぜんたる事実です」

 つまり、打つ手なしの手詰まりというわけだ。


 だが打つ手は一つだけある。結婚の儀式を急ぐことだ。

 意思を尊重しすぎてルシャナを死なせるくらいなら、嫌われても遂行するのがマンフリートの役目だ。


 いや、役目だからといって、義務感だけで成し遂げるわけではない――断じて。

 一目惚れしたという事実が、自分の中で浸透してきているかは、正直よくわからない。

 嫌われているのではと、相手の反応が気になる時点で、少なくとも必要以上に意識をしているのは確かだ。



 一緒にいると安らげるし、あの部屋はいまでは憩いの場となっているのは間違いない。そこに愛があるのかといえば、間違いなく愛情はあるが、それがどういうたぐいのものなのか、軍部一筋で生きてきた無骨な男には繊細な心など、たとえ自分の心であってもすぐに解読できるものではない。


「ほら、こんなところにいてもなんの解決にもなりませんよ。とっとと彼の下へいって、少しでも隙きを見つけてプロポーズでもしてきなさい」


 こういうときだけ年上風を吹かせるユージンは、嫌味なやつだと思いつつ、反論できないのでルシャナのいる部屋へ向かった。




          ◇ ◇ ◇




「マンフリート様、どうなさったのですか?」


 普段は一日何度も訪問してはルシャナの気が休まらないだろうと、一回と決めていた。

 ユージンに焚き付けられたせいもあるが、なんとなくさきほど思い悩んでいた〝自分の気持ち〟について、対象者であるルシャナと直接会話をしたほうがいいとも考えていた。


 単なる思い付きで足を運んでしまったために、そんな簡単な質問ですら、言葉に詰まってしまうのだ。

「いや……なんとなく、だ」

 首をかしげつつも、チャドラはドアを少しだけ開く。


「マンフリート様、今はちょっと……」

「何だ、寝ているのか? 明かりがついているから来たのだが」

 渋るのは珍しい。誰も通さないように言い置いているのだろうか。

 少々強引に扉を開くと、中から悲鳴が上がる。


「し、失礼した!」


 なんとルシャナが上半身裸でベッドの上に座り、体を拭いている最中だったのだ。


「も、申し訳ない、ルシャナ王子」

 急いで扉を閉め、マンフリートは部屋の外から中へ向かって謝る。

 ……いや待てよ。

 ルシャナ王子は、王子であって王女ではない。つまり、男だ。


(なんで俺は謝っているんだ? そもそもなぜ、王子は悲鳴を上げた? 男が胸をさらけ出しても、別に何があるわけでもないし……)


 軍で稽古するときは、いつも上は何も身に着けない。つまり、胸板の薄い厚いはあるだろうが、ただそれだけだ。


(……だがなぜだ。妙に、色っぽかった。華奢すぎて、折れてしまいそうなくらい、細い腰だったな。とても同じ男とは思えない……儀式に果たして耐えられるのだろうか……) 


 とそこで、想像があらぬ方向へ行きそうになったので、努めて明るく言う。

「すまなかった、また明日来よう」


 少し大きめの声で言い、きびすを返して戻ろうとしたとき、チャドラが引き留めにきたので、少し躊躇ためらったがルシャナがどうしてもと言うので、部屋に戻る。


「その……勝手に開けてすまなかった。察するべきだった」

 頭を下げかけたときに、ルシャナが、こちらこそあんなことで取り乱してごめんなさいと謝っている。


「僕その……マンフリート様みたいに男らしくないので、ペラペラな体を……見られたくなかったんです。僕は、鍛えてもきっと、あまり変わらないような気がします……」

 ルシャナは自分の言っていることがわかっているのだろうか。頬を染めながらそんなことを言われて、クラっと来ない男がいるだろうか?


 部屋を見渡すと、チャドラは気を利かせたのか、いつのまにかいなくなっていた。

 二人だけという状況に、マンフリートもいささか恥ずかしくなり、咳払いをする。


「あ、いや。俺は、あなたのその綺麗で美しい白い肌は、好きだぞ……って何言ってるんだか、と、とにかくだな。俺のようになる必要はないし、十分ルシャナ王子はきれいなのだから、そのままで、いてほしいというか……」

 焦れば焦るほど、何を言っているのかわからなくなるし、話せば話すほど、ドツボにはまっていく。


「い、いえ。そんな……それは、女性に対する誉め言葉で、僕、一応男なんですが……」


「そ、そうだよな。いや、違う。でもな、本当に筋肉隆々のルシャナ王子など、想像できないな……いや、ありのままでいてほしいかもしれない……いや、俺たち、さっきから、何を言ってるんだ、まったく……」


 二人してあたふたして、頭が沸騰して、顔が真っ赤で、その緊張感に思わず顔を見合わせて笑ってしまった。互いを必死に誉めそやすのだが、噛み合っていないことがおかしかったのだ。


「あの、また来てくれて、ありがとうございます。今日は……あまりお話ができなかったので」

 そんなことを顔を赤くしながら言われて、グッとこないのなら気のない証拠だ。


 たった一週間で、ここまで二人の距離は縮まった。この関係を維持して、ゆくゆくはお互い納得の上で結婚したいというのが本音だ。しかしそうも言っていられない状況に、マンフリートは悲しくなったが、最優先はルシャナの命である。


 あとから、いくらでもののしられよう、そしられよう。


 ただ、その前に少しだけ、この幸せな雰囲気を味わっていたい……そして覚えておきたい。


 この愛らしい表情が、いずれ自分に敵意を向けるのだと思うと、正直耐えられないかもしれない。

「そうか。迷惑ではなかったかな?」

 だからこそ、こんなずるい問いかけを口にする。自分がよく思われているのか、再確認をしたいだけの姑息な質問だ。


「いえ、そんなことはありません。いつも、お話を聞くのを楽しみにしているんです。今日はどんな話を聞かせてくれるのかなって」

 ようやく心も落ち着き、そこからは、いつもの穏やかな時間が二人の間に流れる。気づけば一時間以上も話をしていた。


「ああ、もうこんな時間か。そろそろお暇するよ」

 とそこでじーっとこちらを見ているのに気づく。


「ん? どうした? 顔に、何かついているか?」


「あ、いえ……マンフリート様、おヒゲが伸びてます……僕はぜんぜんまだ生えないので、うらやましいなって。不躾ぶしつけにすみません」


 生えなくていい、などとは言わず、自分のことだけの説明に留める。

「熊はなんといっても、ホルモン過多だから、どうも他の動物に比べて、毛が伸びるのは早いし、毛深いんだな……ここに来る前にいつも剃ってくるのだが、すまないな、気づかなくて申し訳ない。見苦しかったな」


 これ以上、嫌われてはと退散しようとしたとき、先にルシャナのほうが立ち上がり、座っているマンフリートの前までやってくる。


 こんなに至近距離まで迫ってきたのは初めてだ。

 何をしたいのか分からずだまって立っていたのだが、なんとルシャナはマンフリートの顔の前まで右手を持ってくると、いきなりマンフリートの頬を撫で始めたのだ。


(な、にを?)

 文字通り、マンフリートは固まってしまった。


 その華奢な手が、今、自分の顔を触っているのだ。

 無意識の行動なのだろう、ヒゲを触ってみたいという欲求に駆られただけの、単なる好奇心的衝動だ。


「あ……僕……」


 いきなり我に返り、手を引っ込める寸前で、マンフリートも正気に戻り、左手でその小さな手をまた自分の頬に押し当てる。

 冷たい手のひらは、徐々にマンフリートの熱が伝わり、温かくなるのが分かる。


「冷たくて、気持ちいい手だな」


 もじもじしているルシャナがかわいくて、愛おしいと思った。そして少し躊躇ったが、やがて自然と空いている自分の右手を、ルシャナの頬へ持っていく。


(なんてきめ細かくて、すべすべしているんだ?)


 一瞬でも嫌がる素振りを見せたら引っ込めようと思ったのだが、あろうことかルシャナはマンフリートの右手に頬擦りを始めたではないか!


 これにはびっくりしたのだが、まったく恐れられていないことに、心の中で一人歓喜していた。

 そしてやがて二人は、誰ともなしに見つめ合う。


 心が完全に重なったと思った。


 ルシャナの、マンフリートを見る目には、純粋な好意しか見て取れない。いや、むしろそれ以上の、愛情すら見え隠れしているように思えてならない。


 単なる願望なのかもしれないが、もはや自分の気持ちを抑えきれないでいる。そして次の瞬間、


「おやすみの……キスをしても?」

 妙に甘ったるい声を出している自覚はあった。


 それに重なるようにして小さな声で〝はい〟とたしかに聞こえたので、ゆっくりと顔を近づける。


 すると赤く大きな瞳は、徐々に白い睫毛まつげに覆われて見えなくなる。


 マンフリートは、白い唇にキスを一つ落とした。


 触れ合っていたのは、僅か数秒だろう。

 それにただ、唇を合わせただけの、性的意味を含まない、おやすみのキスだ。


 ゆっくりそのかわいらしい唇に軽く触れただけのキスなのに……。


 マンフリートの心臓は跳ね上がった。


 いまだかつて、こんなに緊張して、こんなに尊くて、こんなに愛おしくて、こんなにも印象に残るキスをしたことがあっただろうか。


 その瞬間、このキスはマンフリートの宝物となった。


 まだ抱き合うまでには少し距離がある二人だが、どこかぼーっとしているルシャナに苦笑しながら、彼の左手を掴み、ベッドに連れて行く。

 そして、機械のようにぎくしゃくしているルシャナをベッドに寝かせてやり、上掛けをかけてやる。


「おやすみ。良い夢を……」


 そう言ってから、今度は額にキスをする。

 それ以上の接触は危険と判断し、マンフリートは部屋を出たのであった。
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