悪役に壁ドンされたら思い出しました

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17.パーティ前日(めっちゃ短編)

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 いよいよパーティ前日。

伯爵家全体は娘がパーティへ行くと聞いて狂喜乱舞した。
なんせ剣狂いのモサモサ令嬢なのだ。

 忘れているかもだから何度だって言おう。

彼女は丸メガネ、二つ結びのモサモサ髪、野暮ったいドレスしか持ってなく、唯一愛用しているのは訓練服なあの芋くさ令嬢なのだ。

 そんな彼女が自分から(事実は侯爵の命令)パーティに行くと言い出したのだ。

・・・エスコートがあの女たらしのグウィン侯爵と言えど、まだ若く花盛りの娘が女の子らしくパーティへ向かってくれると決断したのだ。

 そして何年ぶりかも分からない、母による娘の着せ替え講座が始まった。

「ドレスはもう決まっているじゃないですか、母様。なぜきせかえるのです?そしてそのドレス達はどこから出してきたんですか?」

 とうとう我慢ができなくなったミア。

無表情で母親に質問するが、母である伯爵夫人は意に返さず着せ替えを続けた。

それに戸惑いながらも、他の侍女たちも参戦した。楽しそうに。

「うあああああああああああぁぁぁ」

 ここまで母が楽しそうにしているのだ。きっとミアも本望な事だろう・・・


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しばらく忙しい日が続きますので不定期投稿(元々)となります。軽く読める小説ですので軽い気持ちでたまに覗いてきてください。
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