夏空の下の気ままな魔導士

大学職員として働いていた愛菜(まな)は、同僚のえりさ先輩と共に爆発事故に巻き込まれ、気づけば異世界へと召喚されていた。
先輩は「聖女」として歓迎されるが、愛菜は「おまけ」としてその場に取り残される。
やがて愛菜は、元の世界には戻れないという厳しい現実を知り、ショックを受けながらも、魔導士の施設で生活を始める。
一方で、えりさ先輩は「聖女」としての力が尽き、周囲の期待に応えられずにいる。
そんな中、愛菜の存在が一部の者から注目を集め始めた。
愛菜が関わるたび、絶望的な場で奇跡が起きるのだ。
のちに、女魔導士ルビーによって、愛菜は「カタリスト」と呼ばれる存在である可能性が示唆される。

無愛想な騎士ハンス。
謎めいた宮廷魔導士ヴォルフラム。
玉座を狙うと噂される国王の実弟ハルトヴィヒ殿下。

果たして愛菜の力は、この世界に救いをもたらすのか? それともさらなる混乱を引き起こすのか?

――――――――――――――――――――――――

全10章(全50話)の予定。日曜日から木曜日の14時30分に予約投稿しています。

【マナ】
この世界に流れている神秘的なエネルギー。人や物に移り、さまざまな力を発揮する。

【カタリスト】
それ自身は変化しないが、物質反応の速度を変化させるもの。
24h.ポイント 249pt
0
小説 5,641 位 / 192,113件 ファンタジー 847 位 / 44,606件

あなたにおすすめの小説

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

善とか悪とか、魔法少女とか

結 励琉
ファンタジー
 銀行の金庫室からの現金紛失事件や、女子高生の失踪事件が立て続きに起きていたある日、高校に入ったばかりの少女、藤ヶ谷こころはSNSで勧誘を受けアルバイト紹介会社を訪れた。  会社の担当者箕輪は、自分たちは魔法のような力(ウィース)を持っているティーツィアという組織であり、マールムと呼ぶ現金紛失事件の犯人と戦うために、こころに魔法少女となってくれないかと依頼した。  こころの決断は?  そして、「善」とは?「悪」とは?  彼女の運命はどうなる?  結励琉渾身の魔法少女ファンタジー、今開幕!

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

異世界でお取り寄せ生活

マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。 突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。 貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。 意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。 貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!? そんな感じの話です。  のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。 ※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。

王子との婚約を破棄され追放された転生聖女は庶民に“酔いどれ”と笑われている

若年寄
ファンタジー
「お前は王子に相応しくない」  そう告げられて城を追い出された聖女ゲルダは庶民に身を落とす。  国の為に、何より王子の為に命を捨てて働いてきた彼女を庇う者は誰一人いなかった。  誰もが身一つで出て行く彼女を嘲笑う。その中には新たな聖女に抜擢された少女もいた。  しかも彼女はゲルダに代わって王子と婚姻を結んだというではないか。  一応、棲み家となる家を与えられたが、ゲルダはそのまま城下町を出て行ってしまうのだった。  とある街に落ち着いたゲルダはその日から浴びるように酒を呑むようになる。  彼女を過去の聖女と知る者達は“酔いどれ”と呼び、笑うのだった。  だが、ゲルダは屈辱に思うどころか酔いを愉しんですらいたのである。 「いやぁ、城から出されたお陰で誰に気兼ねする事なく酒を呑む事が出来るわい。王子サマサマだ」  実はゲルダには前世の記憶があり、大酒呑みの悪癖は重々承知の上であった。  前世では免許皆伝を許された剣豪にして酒豪だったゲルダは今夜も大酒をかっくらう。  このような日々を過ごしていたが、いつしか身の周りに不審な気配を感じるようになる。  一計を案じて気配の主を捕らえてみれば、なんとそこには見知った顔が…… 「今、王子様の御身が危ういのです。何卒ゲルダ様のお力添えを」  自分に成り代わって聖女となった少女の訴えにゲルダは力を貸してやろうと鷹揚に答えたものだ。  王子そして自身を襲う未曾有の危機にゲルダはどう立ち向かうのか。  『花鳥風月』に準えた秘剣が悪を斬る!

ちょっと神様!私もうステータス調整されてるんですが!!

べちてん
ファンタジー
アニメ、マンガ、ラノベに小説好きの典型的な陰キャ高校生の西園千成はある日河川敷に花見に来ていた。人混みに酔い、体調が悪くなったので少し離れた路地で休憩していたらいつの間にか神域に迷い込んでしまっていた!!もう元居た世界には戻れないとのことなので魔法の世界へ転移することに。申し訳ないとか何とかでステータスを古龍の半分にしてもらったのだが、別の神様がそれを知らずに私のステータスをそこからさらに2倍にしてしまった!ちょっと神様!もうステータス調整されてるんですが!!